作者ネタ切れにより「俺、幼なじみ(男の娘)と同棲します」は思いついた日常を季節関係なく書きます
4月1日 (5)
明希を本屋の外で待つ。持たされたビニール袋の中には、白滝とじゃがいも。他に醤油やカレーのルー。もう、三度は確認した。暇だ......けど、本屋には予定がない。だからこうやって外で待ってる。スマホの充電だってない。
「おまたせ!」
本屋から笑顔の明希が出てきた。手にはビニール袋。膨らみからして雑誌だろう。......雑誌?
「お前買えたの?」
「え?誰だって買えるでしょ?」
買えるわけない......だってその雑誌は健全ではないから。
「ちょっと見せてくれよ」
「嫌だよ、恥ずかしい」
人に見せれないうえにこの反応......間違いない、不健全雑誌だ。
「どこで使うの?」
お風呂場か......はたまた自室か......。
どっちだ!?
「美樹ちゃんの部屋でだよ」
こいつ……!可愛い顔して人様の妹の部屋で盛りおる、相当の変態だ!
「そ、そうか。好きにしろ」
まあ、あの妹がどうなろうと俺には関係ない。
「なんなら大樹君もする?」
「はぁ!?」
嘘だろ……集団で……?こいつとんでもない変態だ!通報案件だ、そうだ。通報しよう。いや、でもそうしたら俺の家のメイドは誰がする?あの妹は戦力外どころか論外だ。俺は……過去に卵を爆破未遂したことがある。
「遠慮しとくよ。俺にそんな趣味ないから」
「まあ、男の人がするものじゃないもんね……」
「誰もしねーよ!」
「失礼だな!女の子なら誰だってするよ!男の人も好きな人は好きだよ」
その女の子は相当マニアックで、淫乱な方なのだろう……。
「やるなら静かにしろよ」
「うん!」
静かにしろとは言った……でもここまで静かになるか?無音でできるわけない……。
壁に耳をあてる、すると微かに聞こえた。
「……すごい…… 」
明希の色っぽい声が壁の向こうから聞こえる。
「でしょ!次はこれにしよう」
妹の声色はどこか喜んでいるように感じる。
「これは……恥ずかしいよぉ……」
もしかして特殊プレイ!?ダメだ……頭の中で、邪な妄想がどんどん膨らむ。気になる……気になりすぎる!
突っ込むか!?いや、それでもし本当に事案発生現場だったら修羅場だ。そうか、明日明希に聞けばいいんだ。今日は寝よう......寝れるか!無理だろ……あんな音聞かせられたら健全に発達をするうら若き男子諸君は考えちゃう。となると、方法は一つ......俺は、ティッシュボックスへと手を伸ばす。すると、ドアがノックされる。とっさに手を引っ込め、ドアをにらみつけた。
「誰だ?」
「私だよ、私。美樹だよ!ツインテールといえば私、私と言ったらツインテールの......」
「新手の詐欺かな?今日は寝よう」
「待って大樹!見てほしいものがあるの......」
見てほしいもの......?頭に浮かぶのは、メイド、裸エプロン、水着......どんどん布面積が少なくなってるな。
「今、開けるな」
好奇心は抑えられない……。ドアを開けるとそこにはまさかの女装をした明希がいた。可愛い……俺は思わず唾を飲み込む。
「結婚してくれ……」
「えぇ!?」
明希はすっとんきょうな声を上げる。俺はハッとする。
「……おやすみ!」
明希は走り去って行った。女装をしたまま……。
「女の子泣かしちゃいけないんだ」
「男だからな」
俺はその夜、天井を見ながら考えた。ふと口からでてしまった愛の言葉、なぜ出てしまったのか俺すら分からない。
明日会う時にどんな顔すればいいんだろ……?
そんなことを考えているといつの間にか寝ていた。
「おまたせ!」
本屋から笑顔の明希が出てきた。手にはビニール袋。膨らみからして雑誌だろう。......雑誌?
「お前買えたの?」
「え?誰だって買えるでしょ?」
買えるわけない......だってその雑誌は健全ではないから。
「ちょっと見せてくれよ」
「嫌だよ、恥ずかしい」
人に見せれないうえにこの反応......間違いない、不健全雑誌だ。
「どこで使うの?」
お風呂場か......はたまた自室か......。
どっちだ!?
「美樹ちゃんの部屋でだよ」
こいつ……!可愛い顔して人様の妹の部屋で盛りおる、相当の変態だ!
「そ、そうか。好きにしろ」
まあ、あの妹がどうなろうと俺には関係ない。
「なんなら大樹君もする?」
「はぁ!?」
嘘だろ……集団で……?こいつとんでもない変態だ!通報案件だ、そうだ。通報しよう。いや、でもそうしたら俺の家のメイドは誰がする?あの妹は戦力外どころか論外だ。俺は……過去に卵を爆破未遂したことがある。
「遠慮しとくよ。俺にそんな趣味ないから」
「まあ、男の人がするものじゃないもんね……」
「誰もしねーよ!」
「失礼だな!女の子なら誰だってするよ!男の人も好きな人は好きだよ」
その女の子は相当マニアックで、淫乱な方なのだろう……。
「やるなら静かにしろよ」
「うん!」
静かにしろとは言った……でもここまで静かになるか?無音でできるわけない……。
壁に耳をあてる、すると微かに聞こえた。
「……すごい…… 」
明希の色っぽい声が壁の向こうから聞こえる。
「でしょ!次はこれにしよう」
妹の声色はどこか喜んでいるように感じる。
「これは……恥ずかしいよぉ……」
もしかして特殊プレイ!?ダメだ……頭の中で、邪な妄想がどんどん膨らむ。気になる……気になりすぎる!
突っ込むか!?いや、それでもし本当に事案発生現場だったら修羅場だ。そうか、明日明希に聞けばいいんだ。今日は寝よう......寝れるか!無理だろ……あんな音聞かせられたら健全に発達をするうら若き男子諸君は考えちゃう。となると、方法は一つ......俺は、ティッシュボックスへと手を伸ばす。すると、ドアがノックされる。とっさに手を引っ込め、ドアをにらみつけた。
「誰だ?」
「私だよ、私。美樹だよ!ツインテールといえば私、私と言ったらツインテールの......」
「新手の詐欺かな?今日は寝よう」
「待って大樹!見てほしいものがあるの......」
見てほしいもの......?頭に浮かぶのは、メイド、裸エプロン、水着......どんどん布面積が少なくなってるな。
「今、開けるな」
好奇心は抑えられない……。ドアを開けるとそこにはまさかの女装をした明希がいた。可愛い……俺は思わず唾を飲み込む。
「結婚してくれ……」
「えぇ!?」
明希はすっとんきょうな声を上げる。俺はハッとする。
「……おやすみ!」
明希は走り去って行った。女装をしたまま……。
「女の子泣かしちゃいけないんだ」
「男だからな」
俺はその夜、天井を見ながら考えた。ふと口からでてしまった愛の言葉、なぜ出てしまったのか俺すら分からない。
明日会う時にどんな顔すればいいんだろ……?
そんなことを考えているといつの間にか寝ていた。
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