クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
207話 各個撃破
リョンさん達はオーガ達の中に居る猫人達を見ると途端に駆け寄っていく。
「みんな無事か!?」
「今のは一体……?…あっ、子供達は無事………でもシィアとソンが……。多分もう…………。」
「っ!クソ!」
どうやら何人か仲間がここには居ないらしい。
このオーガの数を見る限り生存は厳しそうだ。
「…………仕方ない今は切り替えねば、オーガ達を何とかしなければ俺達も命はない。」
「とりあえず戦えない子達は私が守ったげるから真ん中に集めてよ。」
「助かる。」
ヒスイの提案に乗り、リョンさんは不安がっている子供達や怪我をしている大人を真ん中に集める。
「[プラントウォール]!………結構本気で作ったから相手が仮にキングでもよっぽど本気でやらない限り破れないと思うわ。」
「ありがとう助かった。」
その時、オーガの群れが割れる。
その奥から出てきたのはキングレッドオーガ。
「なんで…………?」
「理由は知りませんが、敵対する以上倒させていただきますよ!」
リリアが再びキングを倒すべく走り出そうとしたが、固まったように足を止めた。
それもそのはずキングオーガの後ろからさらにキングオーガが現れたからだ。それも4体も。
しかも、それぞれが魔剣や魔導具と思われる武器防具を持っている。
「あり得ません!キングが複数居るなんて!」
「ガァァ!」
キングの鳴き声と共に周囲に周囲にいたシャーマンオーガやマジックオーガ数十体が魔法を放つべく溜めに入っている。
「流石にこの量は!?」
流石にこの量の魔法を喰らうのは怖い。
ヒスイが[プラントウォール]で壁を作り、ラズリも準備をする。
3秒程の溜めが終わるとオーガ達が魔法を放つ。
「ムギ!」
今日はまともな活躍がなかったラズリが張り切りながら身体を大きく拡げる。
[ファイヤーボール]や[ウィンドカッター]等の魔法はラズリの身体に吸収されていった。
ラズリが吸収しそこなった魔法もヒスイの[プラントウォール]で防いだ。
「速めに潰します!」
魔法を使うオーガ達を仕留めるために速攻で仕掛けたリリアてスィヨンさんの間に盾持ちのキングレッドオーガが二匹割り込んできた。
リリアはそのまま全力で振り抜く。
キングレッドオーガは多少バランスは崩したもののまともなダメージを受けることなく、リリアの攻撃を凌いだ。
リリアがオーガ達の視線を集めている間の隙をつき僕も攻撃をしようとするが別個体のキングオーガが僕を攻撃してきてなかなかうまくいかない。
唯一ニキスの[影移動]を使った攻撃はキングオーガも対処しようがないらしく徐々にオーガの数は減ってはいる。
「オーガが自分より下位種である個体を守るなんて聞いたことがないですよ。よく分かりませんがキングが複数いることも含め異常なことばかりです。強引に一匹ずつ潰します。」
「ニキスも手伝います![シャドウロック]」
ニキスの影魔法によって盾持ちのキングレッドオーガが拘束される。
拘束を破ろうともがいてはいるものの拘束を破れないようだ。
そしてその隙を逃さずにリリアが斬りかかる。
キングは拘束を破ることを諦めて盾を構え攻撃を受けようとしている。
「[武器硬化]、[武器魔法付与《ウェポンエンチャント》]」
リリアの大剣の周囲に土魔法により岩のような物が剣の周りに張り付き、まるで鈍器のようになる。
「[横一文字]」
リリアの一撃はキングオーガの盾に当たったがその衝撃を殺すことはできずニキスの影魔法による拘束を引きちぎりながらぶっ飛ばされる。
リリアはそこで終わらず、バランスを崩したままのキングオーガに追撃をする。
「[スラッシュ]」
スラッシュによる下から上方向への一撃。
キングオーガの盾を衝撃で弾き飛ばし、その巨体を3m程浮かせる。
それと共に[武器魔法付与《ウェポンエンチャント》]を解いた為か、大剣に張り付いていた岩が剥がれ落ちる。
そしてジャンプして空中のキングオーガに追い付くと剣を振りかぶる。
「[一刀両断]」
キングオーガは頭の天辺から真っ二つにされて絶命する。
なるほど一気に叩くのが良さそうだ。
ならニキスとリリアにはそのままコンビニを組んでおいてもらってこっちは…………。
ヒスイは[プラントウォール]を作り直したりしていて、ラズリはキングにチョッカイを掛けて注意を惹き攻撃を受けている。
ラズリはレベルこそ高いがステータスだけで言えばキングオーガよりかなり低い。
不安になってステータスを確認してみるが、流石は防御特化と言うべきか一撃喰らってもHP50程度しか減っていない。だだし毎回身体をが爆散して飛び散ってはいるようではあるが……。
となるとあとはエミリアさんか。
エミリアさんは氷魔法が使えたはずだし、なんとかなりそうだ。
「エミリアさん足留めお願いいたします。」
「え!私ですか!?…任せてください。行きますよ[アイスロック]」
エミリアの魔法によってキングオーガは氷付けになる。
しかし2秒程で氷にヒビが入り、キングオーガは再び活動を始めようとする。
だけど、その隙があれば十分。
[状態異常妄想]により筋力値を三倍化し、[鉄装撃]によって拳を鉄で覆うと、キングオーガの懐に入り込む。
「[掌打]」
キングオーガは盾で受けたものの、きりもみしながら吹き飛ばされる。
腹を守っていた盾は衝撃であらぬ方向に腕ごと弾かれる。
そのみ隙のあるキングオーガの目の前に入り込む
そしてそこに追撃。
「[波撃]」
キングオーガは吐血しながら身体を硬直させる。
しかし最後の力を振り絞り盾を振り上げ鈍器のように使おうとする。
「[波撃]」
キングオーガは再び吐血すると手に持っていた盾を地面に落とすと、地面に倒れ伏し動かなくなった。
「流石です美月さん。」
「いや、ナイス足留めでした。」
そして再びリリア達の方に目を向けると二匹目のキングオーガを影魔法で拘束し、それに斬りかかろうとしていた。
「みんな無事か!?」
「今のは一体……?…あっ、子供達は無事………でもシィアとソンが……。多分もう…………。」
「っ!クソ!」
どうやら何人か仲間がここには居ないらしい。
このオーガの数を見る限り生存は厳しそうだ。
「…………仕方ない今は切り替えねば、オーガ達を何とかしなければ俺達も命はない。」
「とりあえず戦えない子達は私が守ったげるから真ん中に集めてよ。」
「助かる。」
ヒスイの提案に乗り、リョンさんは不安がっている子供達や怪我をしている大人を真ん中に集める。
「[プラントウォール]!………結構本気で作ったから相手が仮にキングでもよっぽど本気でやらない限り破れないと思うわ。」
「ありがとう助かった。」
その時、オーガの群れが割れる。
その奥から出てきたのはキングレッドオーガ。
「なんで…………?」
「理由は知りませんが、敵対する以上倒させていただきますよ!」
リリアが再びキングを倒すべく走り出そうとしたが、固まったように足を止めた。
それもそのはずキングオーガの後ろからさらにキングオーガが現れたからだ。それも4体も。
しかも、それぞれが魔剣や魔導具と思われる武器防具を持っている。
「あり得ません!キングが複数居るなんて!」
「ガァァ!」
キングの鳴き声と共に周囲に周囲にいたシャーマンオーガやマジックオーガ数十体が魔法を放つべく溜めに入っている。
「流石にこの量は!?」
流石にこの量の魔法を喰らうのは怖い。
ヒスイが[プラントウォール]で壁を作り、ラズリも準備をする。
3秒程の溜めが終わるとオーガ達が魔法を放つ。
「ムギ!」
今日はまともな活躍がなかったラズリが張り切りながら身体を大きく拡げる。
[ファイヤーボール]や[ウィンドカッター]等の魔法はラズリの身体に吸収されていった。
ラズリが吸収しそこなった魔法もヒスイの[プラントウォール]で防いだ。
「速めに潰します!」
魔法を使うオーガ達を仕留めるために速攻で仕掛けたリリアてスィヨンさんの間に盾持ちのキングレッドオーガが二匹割り込んできた。
リリアはそのまま全力で振り抜く。
キングレッドオーガは多少バランスは崩したもののまともなダメージを受けることなく、リリアの攻撃を凌いだ。
リリアがオーガ達の視線を集めている間の隙をつき僕も攻撃をしようとするが別個体のキングオーガが僕を攻撃してきてなかなかうまくいかない。
唯一ニキスの[影移動]を使った攻撃はキングオーガも対処しようがないらしく徐々にオーガの数は減ってはいる。
「オーガが自分より下位種である個体を守るなんて聞いたことがないですよ。よく分かりませんがキングが複数いることも含め異常なことばかりです。強引に一匹ずつ潰します。」
「ニキスも手伝います![シャドウロック]」
ニキスの影魔法によって盾持ちのキングレッドオーガが拘束される。
拘束を破ろうともがいてはいるものの拘束を破れないようだ。
そしてその隙を逃さずにリリアが斬りかかる。
キングは拘束を破ることを諦めて盾を構え攻撃を受けようとしている。
「[武器硬化]、[武器魔法付与《ウェポンエンチャント》]」
リリアの大剣の周囲に土魔法により岩のような物が剣の周りに張り付き、まるで鈍器のようになる。
「[横一文字]」
リリアの一撃はキングオーガの盾に当たったがその衝撃を殺すことはできずニキスの影魔法による拘束を引きちぎりながらぶっ飛ばされる。
リリアはそこで終わらず、バランスを崩したままのキングオーガに追撃をする。
「[スラッシュ]」
スラッシュによる下から上方向への一撃。
キングオーガの盾を衝撃で弾き飛ばし、その巨体を3m程浮かせる。
それと共に[武器魔法付与《ウェポンエンチャント》]を解いた為か、大剣に張り付いていた岩が剥がれ落ちる。
そしてジャンプして空中のキングオーガに追い付くと剣を振りかぶる。
「[一刀両断]」
キングオーガは頭の天辺から真っ二つにされて絶命する。
なるほど一気に叩くのが良さそうだ。
ならニキスとリリアにはそのままコンビニを組んでおいてもらってこっちは…………。
ヒスイは[プラントウォール]を作り直したりしていて、ラズリはキングにチョッカイを掛けて注意を惹き攻撃を受けている。
ラズリはレベルこそ高いがステータスだけで言えばキングオーガよりかなり低い。
不安になってステータスを確認してみるが、流石は防御特化と言うべきか一撃喰らってもHP50程度しか減っていない。だだし毎回身体をが爆散して飛び散ってはいるようではあるが……。
となるとあとはエミリアさんか。
エミリアさんは氷魔法が使えたはずだし、なんとかなりそうだ。
「エミリアさん足留めお願いいたします。」
「え!私ですか!?…任せてください。行きますよ[アイスロック]」
エミリアの魔法によってキングオーガは氷付けになる。
しかし2秒程で氷にヒビが入り、キングオーガは再び活動を始めようとする。
だけど、その隙があれば十分。
[状態異常妄想]により筋力値を三倍化し、[鉄装撃]によって拳を鉄で覆うと、キングオーガの懐に入り込む。
「[掌打]」
キングオーガは盾で受けたものの、きりもみしながら吹き飛ばされる。
腹を守っていた盾は衝撃であらぬ方向に腕ごと弾かれる。
そのみ隙のあるキングオーガの目の前に入り込む
そしてそこに追撃。
「[波撃]」
キングオーガは吐血しながら身体を硬直させる。
しかし最後の力を振り絞り盾を振り上げ鈍器のように使おうとする。
「[波撃]」
キングオーガは再び吐血すると手に持っていた盾を地面に落とすと、地面に倒れ伏し動かなくなった。
「流石です美月さん。」
「いや、ナイス足留めでした。」
そして再びリリア達の方に目を向けると二匹目のキングオーガを影魔法で拘束し、それに斬りかかろうとしていた。
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