クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!

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155話 対話

まさかレヴィアタンがこちらに話し掛けてくるとは…………話が通じる相手だとは思いもよらなかった。
ヒスイの方を見ても驚いている様子なので、ヒスイもレヴィアタンが人類の言葉を話せることを知らなかったんだろう。
だが、話が通じるなら好都合だ。
こちらはレヴィアタンのナワバリを荒らすつもりはない。
交渉次第では戦闘を回避できる!
ただ、向こう側の話ぶりを聴く限り何かこちらに話したいことがあるようだが?

「こちらの願いを聞き入れてくれて感謝します。それで貴女のお話というのは?」

《フム、良い心がけだ。余の話というのはそこの精霊を残して全員死ねと言うことだ。》


丁寧な話し方だから話が通じるかと思ったが、突然の殺人予告か。
いきなりの死ね宣告は二度目だが、良い思い出が全く無い。
交渉は………無理か?
そういえばこいつのステータスはどんなだ?


名前:レディア
種族:レヴィアタン(魔物)
年齢:3652才
性別:女
職業:レヴィアタン

level.174

HP:115458/152190
MP:102600/102600 

筋力値:59850 
耐久値:68400 
魔力値:76950 
魔耐値:59850
敏捷値:71820 

魔法
水魔法:アクアジェイル・イマージョン・アクアドーム・アクアロリック・ウォーターコンプレッション・アクアアーマ・ウォーターテイル
風魔法:ウィンド・トルネード
雷魔法・ライトニング・ボルト・落雷
無魔法:ブースト

職業スキル
アクアブレス・硬化・水流操作・気候操作・眷属化・マナ操作

スキル
アクアブレス・テンペストブレス・索敵術レベル34・テンペスト・眷属化・HP自動回復強化レベル6・MP自動回復強化レベル5・マナ操作・物理耐性・鑑定・高位遮蔽

称号
超越者・海の女王・海竜王・永き時歩む者・水龍の母


…………このステータスはヤバすぎる。
基礎ステータスは全て5万超えだし、HPに至っては文字通り桁が一つ違う。
僕の[状態異常妄想]で、全ての基礎ステータス値上昇の状態異常をレベル三で掛けて、ようやく1/2位のステータスになる。
少なくとも1対1で勝ち目はないだろう。
リリアやラズリ達にも[状態異常妄想]で基礎ステータス値上昇系をレベル2で全てのステータスに掛けて、尚且つ最高のコンビネーションで戦えば、ようやく勝ち目が見えてくるかもしれない。

元々、戦いながら逃げるつもりだったが、このステータスを見る限り、戦って勝つという選択肢は極力選ぶべきではないだろう。
とにかく戦闘は避けたい。
望み薄だが、交渉をするしかない。

「僕達は貴女に危害を加えるつもりはないのです。ただただこの島を出たいだけなのです。確かに貴女は強いかもしれませんが、僕達を歯牙に掛けないと言うほどでも無いのではないですか?」

そう、僕らはレヴィアタンに比べて弱いが、全く手も足も出ないと言うほどでもない。
そして、何故かは分からないがレヴィアタンのHPは、かなり減っている。
そんな状況で戦闘なんて行いたくないはずだ。

《フム………、お主は何か勘違いをしておらんかのぉ?余とてお主らの強さをそれなりには警戒しておる。戦って負ける可能性も………僅かながら存在するであろう。》

これだけ強いのに、自分より弱い者を警戒しているのか、それは普通の人間でも、なかなか出来ることじゃない。
この魔物はかなりの知性を持っているんだ。
それなら少なくとも、説得次第ではどうにかなる!

「それなら、戦いは避け………」

僕が話そうとすると、それを遮るかの様にレヴィアタンは話し出した。

《………であるが、余は負けそうになれば海の中に逃げ込めば良いだけだ。よもや人の身であるお主らが、海中戦で余に勝てるとは思ってはおらぬだろう?これなら余が命を失う可能性はほぼ0故、わざわざ戦闘を避けるほどのリスクとはなり得ぬ。》

…………確かに、海中戦なんて出来るわけがない。
何か突破口はないか?
そういえば、こいつは何で僕らを殺したいんだ?
僕らがこの島を出れば何も問題無い筈だろうに………?

「そもそも何で僕らを殺したいんだ?そちらが手を出してこないなら、僕らは大人しく島を出ていくんだぞ?」

《………まあ、話しても良いか………。言ってしまえば、リスク管理の話になる。お主らをこのまま島から出してしまうとこの島の存在が、人間の間に広まってしまう。実を言うとかつてはこの島にも人が居たのだ。奴らはこの島に来た当初こそ大人しかったものの、次第に世界樹の価値に気付き、悪戯に樹を傷付ける行為をしだしたのだ。世界樹の放つ魔力マナは乱れ、高純度のマナで満ちていたこの島周囲の海域は途端に居心地が悪くなってしまった。余らの種族の子育てには高純度の魔力が欠かせぬ。故に奴らを滅ぼし、この島の周囲を常に嵐で囲った。永き時が経ち、ようやく人の記憶から世界樹の存在が忘れられたのに、ここに来て再び人にその存在を知られる訳にはいかぬのだ。》

…………かなりしっかりとした理由があるのか。
僕らは誰かに言い触らすつもりは無いが………そんなのは信じて貰えないだろうな。
そもそも、僕らが話さなくても何らかの魔法的手段で知られてしまう可能性もあるしな。

だが、レヴィアタンはわざわざここまで僕らに話しかけてきている。
これは今から殺す相手にする対応じゃない。

「ここまで事情を教えてくれるということは、僕らを殺す以外の目的があるんじゃないのか?それを教えてくれ。」

《…………そこまで理解しておるなら、無駄に話を長引かせる必要はないな。では、余から選択肢を与えてやろう。余に殺されたくなければ、この島に残れ。》

どういう事だ?
世界樹を傷付ける人がこの島に来ることを嫌って僕らを殺そうとしているだろう?
それがどうなったら僕らをこの島に拘束することに繋がる?



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コメント

  • ペンギン

    うん、たしかに疑問ですね...
    どうなるのでしょう?(*・ω・*)wkwk

    0
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