クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!

TNKt_k

126話 謎の声の主

「おっきいですね。」

「あ、あぁ。」 

島の中心にたどり着くと遠くから見えていた大きな世界樹が目の前に現れた。
元の世界、地球で有数のデカさを誇るセコイアの木と比べても圧倒的なまでにデカイだろう。
幹はおおよそ100m以上、高さは大きすぎてよく分からない。

「生命力を感じる気がします。」

「そうだな…………。こんな景色そうそう見れないよな。」

それにしても約束をしていた謎の存在が居ないな?
流石に3ヶ月は遅すぎるか?

「辺りにマスターやリリ姉以外の人間の香りはしないようです。木々の爽やかな香り位で…………。」

「ようこそ世界樹へ、美月輝夜様とその仲間方。」

!?
何処からか声が?
周りを見回すが声の主の姿は確認できない。

「上ですよ?」

声の言うとおり上の方向を見ると、遥か上にある世界樹の枝の上に一人の少女が見える。
その少女が枝から飛び降りると、少女の体は重力を無視したかの様にゆっくりと空中を降りてくる。
少女が目の前に降りてきて初めて気付いた。少女の見た目は高校生位のしっかりとした体つきをしているが、サイズが30cm位しかなかった。
人間じゃないのか?
相手が人ではないことを知り、僕は警戒を深め相手を鑑定する。



名前:世界樹の妖精
種族:世界樹の妖精(精霊族)
年齢:499才
性別:女
職業:世界樹の妖精

level.126

HP:10000/10000
MP:300000/300000

筋力値:267
耐久値:267
魔力値:30000
魔耐値:25000
敏捷値:10000

魔法
水魔法:ウォーターボール・アクアジェイル・イマージョン・アクアドーム・アクアロリック
風魔法:ウィンドカッター・ウィンド・トルネード・エアウォール・エアツイスト
土魔法:アースグレイブ・ロックウォール
無魔法:ブースト
樹魔法:プラントコントロール・ドレインプラント・ドライ


職業スキル
肥沃化・光合成・契約・MP自動回復強化レベル5・実体化・領域・マナ操作・御神体・物理完全無効

スキル
索敵術レベル12・魔法削除ディスペル

称号
魔物キラー・バトルホリック・超越者・世界樹の妖精



レベル126!!
ヤバいか?
流石に4体1で負けることはないだろうがかなりの強さだ。
ステータスはよく分からない片寄り方をしているし、[物理完全無効]とか、[御神体]ってのは名前からしてかなり凄そう。
出来れば全てのスキルの効果を確認したいが、相手の目の前で黙って見つめているわけにもいかない。
あと、称号欄の前方の二つがヤバい。見た目や話し方的には好戦的な気配は無いが、危険な存在かもしれない。
一応種族は妖精って書いてある。
僕のイメージでは妖精が[バトルホリック]とか[魔物キラー]なんて称号を手に入れるような存在では無かったんだけどなぁ。
ステータスを見る限り妖精は精霊族の一種みたいだから、勇義と契約していた炎の大精霊みたいに理知的ではあっても、戦いが好きなやつかもしれない。


「貴女があの時の声の主ですか?あの時はありがとうございました。お陰で何とか勝てました。」

「あれは私の依頼を引き受けて貰うために必要なことでしたから感謝を言う必要はありません。約束を守ってくれるなら。」

うーん。
ちゃんと話し合いができる相手っぽいかな?
警戒を怠るのは良くないが、ひとまず安心して良いかもしれない。
そんな事を考えていると目の前の妖精が急にワナワナと震え出した。

「やっぱり、もぉ~無理!!」

え?
急に性格が変わったように話し出す妖精に戸惑いを隠せない。

「あんた普通に考えておかしいんじゃないの!!何で約束したのに3ヶ月後になんのよ!!」

あー………………。
それやっぱ怒られるか………………。

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