クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!

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106話 作戦

オーガの血丸薬を合成するための素材はさっき見たジェネラルオーガの死体ならかなりのレアリティのアイテムを創れると思う。
レベルも高レベルだし、ジェネラルオーガつまり将軍って名前に付いてことからしてもオーガ系魔物でかなりの上位の存在なはず。
だがそのためには当然ながらあいつを倒す必要があるが、それは作戦を考える必要があるな。

そのまえに、あのジェネラルオーガを倒すとして、リリアさんが近くに居て、万が一が有っては困る。
ゴブリンの静外套を掛けてあげて、森の中に隠れておいてもらおう。

作戦も考えたし、取り敢えずあのジェネラルオーガを探そう。
魔力視さえあればそう遠くないうちに見つかるだろう。
!森の中に早速見つけた。
僕はジェネラルオーガに後ろから忍び寄る。
[隠密術]のお陰か、まだジェネラルオーガに僕の存在はバレていない。
その隙にジェネラルオーガに触れてスキルを発動する。

《[状態異常妄想]毒レベル5付与》

「ゴガッ!?」

どうやら上手く発動出来たようである。
これなら作戦も成功できるだろう。

僕は普段、自分に状態異常を掛けて戦闘の補助として使っている。
だがこのスキルは本来世間一般では、敵に状態異常を掛けるたり、味方の状態異常を解いたりするだけのスキルだ。
僕も今回はこのスキルを敵に発動させる使い方をした。
[状態異常妄想]の中で敵にもまともに使える状態異常は六つ位しかないが、その中から毒を選んでいる。
麻痺か毒で悩んだんだが、麻痺は成功率が低いし、ジェネラルオーガが麻痺している間は攻撃するために常にジェネラルオーガに近付いている必要があるからとても危険だ。
急に麻痺が解けて反撃されると交わすのを失敗する可能性もあるからな。
このステータス差でまともに一撃喰らうと一撃死こそしないが、そのダメージで戦闘の継続が困難になるかもしれない。
その点毒なら、スキルを発動させるときに敵に触れる必要があるが、それ以外の時は敵から離れて逃げるだけでいい。
それで状態異常が切れたら掛け直す。これを継続して、後は毒の継続ダメージで相手が死ぬのを待てば良い。

だから僕はこれから全力で!!
逃げる!!!!

「………………ゴオオオォォ!」

ジェネラルオーガは一瞬ポカン?としたが直ぐに全力で追っ掛けてくる。
恐らくいきなり戦闘を仕掛けてきたのに即逃げに転じたのでビックリしたのだろうか?やはりダンジョンの魔物とは違うな。
だが、毒の状態異常を掛けられた以上、一番手っ取り早く解除できる方法の術師(僕)を殺しすために追いかけてくると思ってた。
ジェネラルオーガの足はおそらくかなり速いだろうが、[状態異常妄想]で敏捷値を三倍にしていれば僕の方が敏捷値は高くなる。
何とか逃げ続けれるはずだ。

チラッと後ろを覗く。

「嘘だろ!なんでこんなに近付いて!?」

ちょっと後ろを見続けているとその理由が分かった。
それはジェネラルオーガの動きに無駄が無いことだ。
地面が土で回りに障害物がなければ、僕はジェネラルオーガを突き放して逃げ続けれるだろう。
しかし、ここは森の中回りには木が生え並び、足元は木の根っこなどで凸凹している。
それゆえそんな所で普段走ったりしない僕は動きに無駄が多く、逆にオーガは普段森で生活しているから動きに無駄が少ない。
その違いのせいで、この敏捷値の差を無くされたようだ。
そして、段々ジェネラルオーガが僕に追い付いてくる。

ヤバい!
もう攻撃が届く範囲まで近づかれた!

「グゴオオォォ!!!」

ジェネラルオーガの拳が飛んでくるっ!!
これは……躱せない!?

グチャ

ジェネラルオーガの攻撃が終わると、僕はまた直ぐに逃げに徹する。

「くそっ!」

アイツの攻撃を躱せなかったから左手でガードしてしまった。
だが、もし体で攻撃を受けてしまったらもっとヤバかった。

お陰で左手腕が、グッチャグッチャになってる。
最初は感覚も無くなってて痛くなかったが、段々鈍痛がするようになってきた。
出来れば[状態異常妄想]の再生を使いたいがMP管理が上手くいくかも分からないし、MPを温存したい。
くっそ!マジで痛い。
絶対に倒して勝ってやるからな。







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コメント

  • Chronus

    フラグ〜。

    0
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