クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
101話 決定的な数十秒
えーと帰還の札の使い方は~魔力を通せばいいのかな?
「よし!お前らしっかり捕まってろよ。」
体に引っ付いている二匹に向かって言うとそれに答えるようにニキスは服をラズリは髪を引っ張る。
「ラズリ…………少し痛い………………。」
「ムギ!?ムギュギュ~↓」
ラズリは少し落ち込んだような様子を見せると肩まで降りてきてしっかりくっついた。
リリアさんを背に担ぎ、アイテムも持った!
いざ発動!
僕が帰還の札に魔力を籠めると足元に光輝いた幾何学的な魔方陣が拡がっていく。
その模様を見る限りあと十数秒は掛かりそうだ。
「ってか光輝き過ぎ!」
あまりにも足元の輝きが強すぎて光が窓ガラスを通り廊下まで到達している。
このままだと廊下に人が来ればすぐに異常に気付かれる。
「!何事だ!」
悪い予感は当たってしまい、この部屋のドアが開けられた。
しかも、相手三人の中で純粋な戦闘能力で一番だと思われる騎士団長だ。
「ちっ!転移系アイテムかぁ?」
騎士団長が剣を構えて突っ込んでくる。
ガギィイン
さっき、リリアさんから借用した護身用の短剣で受け止めたが、力で押されている。
リリアさんを背負っているせいもあり、三倍にした筋力値でも押し負ける。
「これを受け止めるかぁ~、うん。流石異世界人だ。だけど、おっかないお姉ちゃんは倒れてるみたいだし、逃がすわけにはいかないよぉ!」
更に剣が押し込まれてくる。
恐らく足元の魔方陣から出てしまうと効果が発動しない、もしくは暴発してしまいそうな気がする。
その時肩にへばりついていたラズリが[酸液作成]の力で作った溶解液を騎士団長に放った。
しかし、騎士団長は一瞬ビックリした顔をするも冷静に一度下がった。
「[ティム]まで覚えてるのか、短剣に格闘に魔法多彩なんだねぇ。ビックリしたよ。」
騎士団長は更に後ろに下がると剣を後ろに構えて溜めを作っている。
僕が剣を受けることが出来ても、その威力を殺しきれずに魔方陣から押し出されてしまいそうだ。
肝心の魔方陣は、まだ時間がかかるよ!とでもいうかのように地面に光の図形を描き続けている。
これは………………万事休すか?
そう思っていると再び廊下から声が聞こえる
「私も来たわ!魔法を撃つわ。下がって!」
廊下より現れたのは魔導師団長セリアだ。
セリアは廊下から来ると直ぐ様氷魔法で氷柱を生成している。
「お、おい!」
騎士団長は慌てた様子で引いた。
僕は氷柱を溶かせるように[ファイヤーボール]を唱える残り少ない魔力もありったけ突っ込む。
「死になさい!」
飛んできた氷柱に対抗して[ファイヤーボール]をぶつける。
先程までの戦いのときとは違い、2つの力が拮抗して消滅した。
そして、そうなることを承知していたかのようにセリアは次の氷柱を作っている。
僕はもう魔力が無くて対抗手段がない。
しかし、ここで一つ予定外のことが発生した。
「!?なにも見えないじゃない!」
そう。僕の[ファイヤーボール]とセリアの氷柱が丁度拮抗して消滅したため、水蒸気が大量に発生し、屋内なのも相まって僕達を見えなくしてしまったのだ。
「くそ何処よ!また煙のせいで見えないなんて。」
これは都合がいい。このまま煙に潜もう。
そう思っていると足元の魔方陣が更に眩い光をあげる。
どうやらついに効果が発動するようだ。
ーーーーーー
「おい!風魔法でさっさと換気してくれ。」
「わ、分かったわ。」
セリアは[ウィンド]を唱える。
しかし、部屋の中の蒸気が無くなるが、そこに美月とリリアの二人は居ない。
「ちっくそ!お前が魔法を無駄に使わなければ、あいつらを止めれたのに。」
「うぅ!ごめんなさい。」
「まあいい。取り敢えず城内に隠れていないか確認するぞ。話はそのあとだ。」
「よし!お前らしっかり捕まってろよ。」
体に引っ付いている二匹に向かって言うとそれに答えるようにニキスは服をラズリは髪を引っ張る。
「ラズリ…………少し痛い………………。」
「ムギ!?ムギュギュ~↓」
ラズリは少し落ち込んだような様子を見せると肩まで降りてきてしっかりくっついた。
リリアさんを背に担ぎ、アイテムも持った!
いざ発動!
僕が帰還の札に魔力を籠めると足元に光輝いた幾何学的な魔方陣が拡がっていく。
その模様を見る限りあと十数秒は掛かりそうだ。
「ってか光輝き過ぎ!」
あまりにも足元の輝きが強すぎて光が窓ガラスを通り廊下まで到達している。
このままだと廊下に人が来ればすぐに異常に気付かれる。
「!何事だ!」
悪い予感は当たってしまい、この部屋のドアが開けられた。
しかも、相手三人の中で純粋な戦闘能力で一番だと思われる騎士団長だ。
「ちっ!転移系アイテムかぁ?」
騎士団長が剣を構えて突っ込んでくる。
ガギィイン
さっき、リリアさんから借用した護身用の短剣で受け止めたが、力で押されている。
リリアさんを背負っているせいもあり、三倍にした筋力値でも押し負ける。
「これを受け止めるかぁ~、うん。流石異世界人だ。だけど、おっかないお姉ちゃんは倒れてるみたいだし、逃がすわけにはいかないよぉ!」
更に剣が押し込まれてくる。
恐らく足元の魔方陣から出てしまうと効果が発動しない、もしくは暴発してしまいそうな気がする。
その時肩にへばりついていたラズリが[酸液作成]の力で作った溶解液を騎士団長に放った。
しかし、騎士団長は一瞬ビックリした顔をするも冷静に一度下がった。
「[ティム]まで覚えてるのか、短剣に格闘に魔法多彩なんだねぇ。ビックリしたよ。」
騎士団長は更に後ろに下がると剣を後ろに構えて溜めを作っている。
僕が剣を受けることが出来ても、その威力を殺しきれずに魔方陣から押し出されてしまいそうだ。
肝心の魔方陣は、まだ時間がかかるよ!とでもいうかのように地面に光の図形を描き続けている。
これは………………万事休すか?
そう思っていると再び廊下から声が聞こえる
「私も来たわ!魔法を撃つわ。下がって!」
廊下より現れたのは魔導師団長セリアだ。
セリアは廊下から来ると直ぐ様氷魔法で氷柱を生成している。
「お、おい!」
騎士団長は慌てた様子で引いた。
僕は氷柱を溶かせるように[ファイヤーボール]を唱える残り少ない魔力もありったけ突っ込む。
「死になさい!」
飛んできた氷柱に対抗して[ファイヤーボール]をぶつける。
先程までの戦いのときとは違い、2つの力が拮抗して消滅した。
そして、そうなることを承知していたかのようにセリアは次の氷柱を作っている。
僕はもう魔力が無くて対抗手段がない。
しかし、ここで一つ予定外のことが発生した。
「!?なにも見えないじゃない!」
そう。僕の[ファイヤーボール]とセリアの氷柱が丁度拮抗して消滅したため、水蒸気が大量に発生し、屋内なのも相まって僕達を見えなくしてしまったのだ。
「くそ何処よ!また煙のせいで見えないなんて。」
これは都合がいい。このまま煙に潜もう。
そう思っていると足元の魔方陣が更に眩い光をあげる。
どうやらついに効果が発動するようだ。
ーーーーーー
「おい!風魔法でさっさと換気してくれ。」
「わ、分かったわ。」
セリアは[ウィンド]を唱える。
しかし、部屋の中の蒸気が無くなるが、そこに美月とリリアの二人は居ない。
「ちっくそ!お前が魔法を無駄に使わなければ、あいつらを止めれたのに。」
「うぅ!ごめんなさい。」
「まあいい。取り敢えず城内に隠れていないか確認するぞ。話はそのあとだ。」
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