貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無双します

guju

閑話 中学生の狐月 湊②

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一通り終えて、時計を見てみると夜の9時だった。

「由理は帰らないの?」

「湊くん、今日家に泊めて!」

2人ともまだ裸のままベッドで布団を被り寝転がっている。

「うん、良いけど家の人は?」

「なら今から電話する!」

そう言って鞄から携帯を出して電話を始める

「もしもしお母さん? 今日友達んの家に泊まる事になったの! ……って、違うよ〜、彼氏じゃ無いよ! そもそも女の子だし」

そんな会話が流れる中、本当にこれで良いのかとまぁ、色々と考えてしまう

向こうが了承したと言えど、俺って結構クズなんじゃ無い? と……

まぁ、実際そうなんだけど

ガサ!

「湊くん! お母さんがいいって!」

「そう、なら俺もいいけど……それよりさ、先お風呂入ってきなよ。ずっとこのままじゃ風邪ひくよ」

「うん、じゃあ先借りるね」

そう言って制服を上から羽織ると、お風呂場に言った

あ、そう言えば服が無いな……下着とか流石に婆ちゃんのじゃダメだろうし……

仕方ないから明日まで何も無しで我慢してもらうか……

俺は服を着てお風呂場に向かう

コンコン「入るよ」

一声かけて脱衣所に入ると扉の奥には由理のシルエットが見える

「な、何? 湊くん」

「あぁ、タオルと着替え出しとこうと思って」

「有難う」

「でも、着替えって言っても俺の服だけど良い?洗ってるし綺麗だから。それと……下着、無いから明日まで我慢して」

「う、うん……//」

俺は足早に脱衣所を出てリビングへ向かう

料理は全部してしまうと冷めてしまうから冷蔵庫を見て作るものを決めて下準備をする

と言っても大袈裟なことでは無く、野菜を切ったりお肉を切ったりするだけだけど

一通り終わった頃に丁度よく由理が出てきた

「お待たせ、先に借りてごめんね」

由理は俺が貸したかなり大きいTシャツにダボダボのズボンというかなりエロい格好だった

「いいよ、じゃあ俺も入ってくるからその辺でテレビでも見てくつろいでて」

「有難う」

俺はコップにお茶を入れて由理に渡すとそのまま着替えを持って風呂場に行く

由理が、女の子が使った後の風呂

へ、変態みたいだな

首を横に振り邪念を取り払う

そのあとは普通に風呂に入る

俺は特にこだわってることはなくシャンプーも爺ちゃんと同じやつだ。

風呂に上がり服を着てリビングに戻るとそこには既に料理が出来ていた。

「由理、作ってくれたの?」

「う、うん。何もしないのは少し気が引けて……勝手にしちゃまずかった?」

「いや、有難う」

ほっとしたような安堵の表情を見せる席に着く

今日のご飯は鶏肉の生姜焼きとご飯、味噌汁、サラダだ。

「頂きます」

俺は生姜焼きに手をつける

由理は目の前でご飯には手をつけずこれの方を見ている。

「美味しいよ」

「よ、よかったぁ。不味かったらどうしようかと……」

「そんな事ないよ、美味しい」

由理の顔が赤くなる

「どうした? 顔赤いけど具合悪い?」

「んん、うんうん、大丈夫! 」

「そ? 無理しないでよ」

「うん」と返事をしてご飯を食べる。

そのあとはリビングでくつろいで、俺は洗濯物を回して乾燥機にかけ、そのあとは同じベッドで寝た。

翌朝

ふと横を見ると由理が寝ている。

付き合わないとは言ったけど……かわいいな。この際付き合って見るか? いや、特に恋愛感情もなく付き合うのも気がひけるし

いや、気がひけるとか今更だろうけど

そんなことを考えながらじっと由理を見つめていると由理が起きた

「ふぁぁ、おはよう湊くん」

「おはよう」

「ひゃっ!」

俺は無意識に彼女を抱き締めていたようだ

「ああ、ごめん」

手を離し由理から離れるとベッドから出る

時刻はまだ6時30分

家にいるのがばあちゃんと爺ちゃんなせいか、俺は少し起きるのが早い

「由理、眠かったらまだ寝てていいよ。俺、ご飯作ってくるから」

「いいよいいよ、私も起きる」

そう言ってベッドから出てくる。

まだ眠そうな由理と一緒に階段を降りリビングに行く。

「由理、朝ご飯どれくらい食べる?」

「う〜ん、少しでいいよ。そんな食べられないし。」

「わかった、飲み物は?」

「じゃあ、牛乳お願い」

牛乳をコップに入れて由理に渡す

「ありがと」

「ん」

キッチンに戻りパンを4枚耳を切ってレタスとハムとマヨネーズを乗せて作り置きにしていたゆで卵を薄く切って載せる

由理は少しでいいって言ってたし

サンドウィッチを8個に切り分け一つのお皿に乗せる。これで好きな数食べられるだろう

俺はコーヒーを入れてご飯を運ぶ

「お待たせ」

「うぁ! 美味しそう」

「だといいけど」

「頂きます!」

由理がサンドウィッチを一つ手に取り口に運ぶ

「うん、美味しい!」

「よかった」

俺も一つ手に取り口に運ぶ。

シャキシャキとしたレタスに、マヨネーズと卵が合う

結局由理は3つだけ食べ残りは俺が食べた。
朝ご飯と平行で作っていたお弁当、卵焼きと冷凍のハンバーグ、プチトマトに野菜炒め、昨日の由理の弁当箱に詰める

「由理、お弁当ここに置いとくね」

「え、作ってくれたの! ありがとっ!」

「どういたしまして」

俺は脱衣所に行き、乾燥機にかけた服をとる。

それを持って俺の部屋へ行く

「由理、昨日の服だけど洗濯してあるから」

「本当にありがとう、お世話になりっぱなしだね」

「気にしないで」

俺はいつも通り部屋で着替える

「っ! 私廊下で着替えるね。呼ぶまで部屋から出ないでね!」

「あ、なら俺が廊下行く。由理はここで着替えて」

「それは悪いよ」

「だめ、部屋で着替えて」

「うん、有難う」

俺は廊下に制服を持って出る。

化粧品とかは由理が自分でいつも持ち歩いてるらしく、さっき洗面所で化粧をしていた。

この時はまだ俺は何も気づいていなかった。俺が女の子にここまでしたのは初めてだったから。


コメント

  • 白華

    中学生の頃とかいらん

    0
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