【旧】チート能力を持った高校生の生き残りをかけた長く短い七日間

北きつね

一人の冒険者

先に戻っていたミルやルナに連絡をして問題は解決した事を話して、今日は、フレーゲル男爵、レオプルド、男たちは、マガラ神殿の迷宮ダンジョンの25階に幽閉した。幽閉と行っても、すでにエルフ達により宿屋の営業をはじめている。快適とは行かないまでも普通に寝泊まりできる状態にはなっている。
そのまま、ベッドに倒れ込むように寝てしまった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
起き出した僕は、フレーゲル男爵らを連れて、ギルドに向かった。ギルド本部には、全員が揃っていた。
「リン。昨日はどうしたの?」「あぁそうだ、ウィルヘルム=ガルミッシュ・フォン・フレーゲル。今日から僕の虜囚となったから、よろしくね。」「よろしくって、リン。どうして....そうなったの?」「そのあたりを含めて、イリメリとフェムには、フレーゲル家の吸収の準備と手順を考えて欲しい。ウィルヘルムは、フレーゲル家を捨ててもいいんだよな?」「はい。侯爵様。領民さえ無事なら、フレーゲル家なぞ惜しくもありません。」「だって。後お願いしていいかな?イリメリ。そうだ、アデレード。何か問題はありそう?」
アデレードが言うには、問題は2点・親であるルキウス子爵が何か言ってくるかもしれない。・男爵家の領地替えを行うのか?
「アデレード殿下。領地替えの必要はございません。フレーゲル家は私の代で終わらせます。」「それを決めるのはお主ではなく、ルキウス子爵や陛下じゃ」「はい。解っております。領民の移動は、王国法を見ても制限されておりません。」「あぁそうじゃな」「それで、領民を、侯爵様の御領地内に移動させてしまって、私が侯爵を虐げる行為で虜囚になったと宣伝すればいいのでは無いですか?」「それでは、お主達は無条件で侯爵家に仕える事になってしまうではないか?」「はい。そのつもりで考えています。領内の村の長達には事情を話してあります。8個の村。すべての長が、侯爵家の領地に移る事を承諾しております。それに、合わせまして、レオプルド・シュターデンが持っている商会も解体して、全て、侯爵様が実質的なオーナであるMOTEGI商会に編入して頂いて構いません。行商人24名。職人42名。受付15名。全員が、侯爵様に忠誠を誓う事を確認しています。」「フレーゲル家だけではなく、シュターデン家もなのか?」「はい。侯爵にすべてを委ねます。」「なぜじゃ?男爵を駆り立てる物は何なんじゃ?」「なぜ?殿下らしくもない。私は、領民とシュターデンの商会で働く人間が大事です。それらを守る為なら、フレーゲルの名やシュターデン家を無くしても良いと考えています。」「・・・・。」「それに、殿下。殿下の伴侶になられる方がやろうとしている事が実行されたら、領民や働く者も露頭に迷う事になります。そうならない為にも、まだこちらの価値がある間に買っていただきたいと思っております。」「男爵。そもそも、侯爵がやろうとしている事がうまく機能するとなぜ考えるのじゃ?」「そうですね。分析結果は、すでに、そこのイリメリ嬢辺りの方が詳しいでしょうが、4つある国境の街シャルムの3つに転移門トランスポートが作られた時点で、もう手出しが出来なく、ジリ貧になるのは間違いないと考えています。これからは、商業の中心は、ニグラではなくマガラ神殿になっていくのでしょう。」「お主が抜けたら、宰相派はこまるのではないか?」「どうでしょう?それに、宰相派と言われていますが、それは父上の頃の話で、私として大義も実情も持っていない人達にいつまでも一緒に居るのは嫌なのです。それに、そんな所にしがみついて、領民を飢えさせるのなら、裏切り者と罵られても、生き残る道を選ぶのが領主として最良の道だと考えます」「・・・・・・リン。大きな問題は、領民の移動先位だな。シュターデン家の方は、サリーカが使えば良い」「だって、サリーカ。任せていい?」「うん。でも、あんまり、ギルドやマノーラ家が行商人や商店をやらないほうがいいと思うよ。」「あぁバッティングしちゃう?」「うん。商人を多く誘致しているから、余計にシュターデン家の様な豪商を取り込むのは考えもんだよ」「そうなんだね。実情から考えればそうなんだろうね。レオプルド。お前は商人として過ごしたいのか?」「そうですね。・・・・いえ、ウィルヘルム様の下にいられるのなら....」「そうか、ウィルヘルム。レオプルドの生殺与奪権は僕が持っていると思っていいんだよな」「勿論です。レオプルドだけではなく、私もだとお考えいただいて問題ありません。ですが、領民と働いている者の保証をしていただきたい。それさえあれば、私達の命など喜んで差し出します。」「わかった。基本方針を決める。ミル。イリメリ。フェム。ルナ。サリーカ。タシアナ。アデレード。何かあれば指摘して欲しい。」「(あっ!)」「(ね。)」「(うん。)」
僕は、次の様にする事にした。まずは、僕達を襲撃した14名は、アゾレムとの境界線を作った、塔の巡回をさせる。家族は、ニグラから、海の街に引っ越しをさせる。持ち家の場合には、ワクを使って家ごと移設する。これを、ミルとルナにやってもらう。
次に、ウィルヘルムは、貴族だった事もあるので、森林街を取りまとめてもらう事にする。領民達は、今から森林の街から離れた場所に8箇所の敷地を作って、そこに移動してもらう事にする。敷地の大きさは、現在の敷地の倍程度を用意する事にする。他の入植者と同じように、3年間の免税期間を設ける事にする。この移住や入植先の整備を僕と眷属が行う。
シュターデン家は、解体して職人はマガラ神殿の地下三階に吸収する。受付15名は、少し教育を施した後でギルト職員として働いてもらう。行商人は、今までと同じように行商に出かけてもらうが、扱う商品は食料のみとして、珍しい食材を集めてくる事に専念させる。その食材を使ったショップを、マガラ神殿内のフードコートに出店させる。そこで売れ行きを見て、大丈夫そうな物を、ニグラの旧店舗で販売を行う事などを示した。これを、イリメリとフェムとサリーカが行う。
誰からも反対がなかった事で、大筋はこの流れで行く事になった。
今日中には完全に目処が付くようにする事にする。最初に、ウィルヘルムを連れて、メルナ森林街に行く。広さ的に問題が無いのかを含めて確認する。その後で、8つの村を作る場所を決定していく。森林街から等間隔に並べていけば良いと思っている。ついでに、もう少し増えてもいいように、倍の16箇所の入植地を作っておく事にした。ウィルヘルムの予想では、自分が裏切った事で、村ごと入植を希望する場所が出てきても不思議じゃないと言う。来なければ、眷属たちの修練場にすればいいし使い方には困ることは無いだろう。場所が決まったら、開拓は眷属たちに任せる。メルナ森林街から街道を作って、開けた場所を作って、中央に塔を建てる。塔は一階には銭湯施設を作って、二階には食堂にもなる場所を作っておく、三階は将来ギルドを為の場所にしておく、転移門トランスポートはまだ作らない。村々は、石壁で囲うようにしておく。
次に、フレーゲル家の領内を廻る。勿論、転移門トランスポートを作るためだ。転移門トランスポートを作成したら、村単位で移動をしてもらうことになる。建物もなるべく移設できるよにする。
「侯爵様。本当にいいのですか?」「ん?何が?」「いえ、虜囚の私が言うのもおかしいのですが、通常の入植よりも厚遇されているように思うのですが....」「いや、マノーラ家としてはこれが標準だと思ってくれ。」「・・・・・かしこまりました。」
新しい村の場所は決定した。森林街から一本街道を作成して、1時間位の距離に中継所となる場所を作って、そこから北から南に向けて、16本の街道を扇型になるように作成する。村と村がぶつからないくらいの距離まで約4時間程度の場所に新しく入植地を作成する。村から村に安全に移動しようとしたら、街道を中継地点まで戻って別の村の街道に行くことになる。半日で行く事ができる。中継地点には、宿屋を用意した。移動時に泊まれる様にした。宿屋に隣接する建物に、幾つかの会議室を作る事にした。村まで行かなくても、ここで会議ができるようにする。そして、タシアナが作成した魔道具の実験を行う場所にもした。村々には塔を配置して、中継地点と森林街と海岸街と”マガラの長城”を指向性のある信号波でつなぐ実験をした。送れる信号は、まだ10種類ほどだが、信号に意味を持たせる事で十分実用には耐えられる。また、距離的な問題で、メルナまで届ける事が出来ない。中継点を幾つか作れば、それもできそうだが....。森林街に眷属を常駐させて、連絡をさせるほうが早い。
「侯爵様。これから、フレーゲル家の領内を案内することになるのですが、時間が掛かると思います。一度ご休憩してはどうでしょうか?」「あぁそうだ、ウィルヘルム。僕の事は、侯爵と呼ばないようにしろ。あなり、侯爵と呼ばれるのが好きじゃない。マノーラ侯もダメだ。公式の場ならしょうがないが、それ以外では、リンと呼べ。」「よろしいのですか?」「あぁそのほうがいい。」「かしこまりました。リン様」「まぁしょうがないか.....。ウィルヘルム。お前は、自分の領地を空から見ても案内できる自身はあるのか?」「??大丈夫だと思います。」「そうか、それならさほど時間はかからないぞ」「??」【召喚-エイダ】「主様。御前に。」「エイダ。悪いな。今日一日僕とウィルヘルムを乗せて飛び回ってくれ」「かしこまりました」
「リン様。この者も眷属なのですか?」「そうだよ。グリフォンのエイダ。今日一日これで飛べば、全部を回れるだろう?」「・・・はい。大丈夫です。(私の感は間違っていない。逆らってはダメな人達なんだ)」「どうした、行くぞ。」「はい。」
それから、ウィルヘルムの領地に飛んでから、転移門トランスポートを作成した。受け入れは、ナッセとナナにお願いした。転移門トランスポートから出てすぐに、森林街に行く様に指示してもらっている。建物の移設は、ナナとガルドバにワクを付けてお願いしてある。ワクには、なるべく分体を作成して、限りなく早く移設を完了させるように言ってある。それから、村々を回って同じようにしていく。領民への説明は本当に出来ているようで、移住を望む者と望まない者がはっきりしている。移住を望むものは、マガラ神殿に移動してもらう。移動が終了したら、一旦転移門トランスポートを削除する。
僕の作業は昼少し過ぎた辺りで終わってしまった。最後に領内に残ると言った者達の所に言って、再度話がしたいと言う事だ。全員を領主の街に集めて、再度話をする事になった。夕方に誰か迎えにこさせると言って、僕はマガラ神殿に戻る事にした。マガラ神殿に戻ると、モルトから至急戻ってきて欲しいと言う知らせが入った。
マノーラ館に戻ると、すぐにモルトが来た。話は執務室で聞くと伝えて、軽く何か食べる物を用意させる事にした。サビーネがサンドウィッチを持って執務室に入ってきた。しばらくして、モルトが面会を求めてきた。
「モルト。何が有ったんだ?」「はい。アゾレムから書状が届きました。かなり高圧的だったので、待たせずそのまま追い返しました。」「そうか、ご苦労。それで書状は?」「はい。ここに」「あぁこれから、マノーラ家に届いた書状で、貴族や豪商のからの物は、モルトの判断して開封してくれてかまわないからな。」「はい。かしこまりました。」
書状を受け取り、封印を開けて中を確認した。やはりと言うか、当然というような事が書かれていた。小屋への苦情が主な事だが、小屋に関しては双方にて同意した内容に従っている。とだけ付け加えている。小屋の施設に入れる物をギルド関係者だけにしたのは、アゾレム男爵に迷惑をかけないためと返答には書いておこう。小屋から、アロイをパスして、メルナに抜ける事ができる転移門トランスポートが設置されている事に関しても、小屋をどう使おうが当家の問題で口出し無用と高圧的に言っておく。そして、マガラ渓谷の下にマガラ神殿があるのなら、アゾレム家にも権利があると言ってきた。これに関しても、前回かわした契約の中に、渓谷の両端での税の徴収はアゾレム家に任せる事になって、渓谷内の事は当家が担当する事になっている。従って、マガラ渓谷は当家が管理運営するのは当然の事で、それに寄って発生するすべての権利は当家の物になる事は、アゾレム家も了承している。契約書にはそう明記してある。とだけ返事を書いた。眷属がマガラ渓谷を護衛している時の料金をアゾレムが徴収している理由と徴収分の返還を求めた。また、マノーラ家で宿屋や商店を経営しているアロイ出身の物達が有しているアロイでの出店許可書にある土地と建物の保全をお願いする旨を通達し、もし保全されていなかったりした場合には、それなりの説明と賠償を求める事も明記した。建物はすでにワクに言って取り込んでいる為に、保全されていない事は明確だし、マガラ神殿内でやっている店がアロイでの店と同一だって事を、アゾレムが証明出来ない限り、難癖レベルだとしても、賠償に応じなければならなくなる。この書状が届いてから、1週間後にアロイの街の検分を行う旨も通達した。
「旦那様。よろしいのですか?」「ん?かまわないよ。そのつもりだったからな。」「かしこまりました。旦那様。眷属をお貸しいただければと思います。」「いいよ。またトパーズに行かせる?」「はい。それがよろしいかと思います。」【召喚-トパーズ】「主様。御前に」「あぁトパーズ悪いな。またお使いに行って欲しい。誰か後二人連れて行け」「はい。かしこまりました。それでは、サファイアとスピネルでお願いいたします。」【召喚-サファイア】【召喚-スピネル】「「主様。御前に」」「二人とも、トパーズと共に、アゾレムにお使いに行ってくれ。今回は、アゾレム領の領主の館になる。」「かしこまりました。」「あぁ三人とも少しまって、もう一枚書状を持っていって欲しい。」
3人とモルトを待たせて、さっと書き上げて、封印をした。マノーラ家の印章ではなく、単純な封印を施した。
「旦那様それは?」「ちょっとした嫌がらせ!」「そうだな。スピネル。この書状は、アゾレムの館を出る時に、偶然落として帰ってこい。」「はい。かしこまりました。誰かに渡さなくていいのですか?」「あぁ問題ない。」
書状には、『ヘルズ森林の情報助かりました。問題なく事を運ぶことが出来ました。謝礼はいつもの方法で、金貨10枚をお送りいたしました。ご採取下さい。』とだけ書いた。誰が拾っても問題ない内容になっている。領主が拾えば、失敗したと報告を受けている事が実はそれが狙いだったと考えるだろうし、ウォルシャタ関係が拾えば、領主が誰かと結託して居ると捕えるだろう。他の物が拾っても誰か裏切り者が潜んでいると勝手に解釈するだろう。
「旦那様。それから、そろそろ屋敷を持ってひと月が経ちます。関係者を屋敷に招いてはどうでしょうか?」「あぁそうなんだな。モルト。誰を招いたらいいかリストを作っておいてくれ。」「はい。それならばもう用意してあります。」「・・・そうか、解った、一切任せるが、あまり華美にならないようにしてくれ。」「かしこまりました。それから、当日にエスコートする奥方を決めておいて下さい。」「ん?アデレードやルナでいいんじゃないのか?」「旦那様。お二人は、それぞれ王家とミヤナック家の案内をされますので.....。」「うん。解った、ミルかイリメリやフェムかタシアナかサリーカって事だね。」「はい。イリメリ様とフェナサリム様はギルド関係者の案内がございます。サリーカ様は商人関係やシュターデン家の案内がございます。タシアナ様はMOTEGI商会関連の作業がございますれば、ミトナル様がよろしいかと思います。」「あぁそうなんだ。解った、当日までに、皆と話をしておくよ。」「お願いいたします。」「話はそれだけ?」「はい。」
多分、アゾレムが本気で慌てだすのは、二ヶ月位先かな。税収が本格的に落ちだすだろうからな。マガラ渓谷の通行税も宰相派の商隊は値引きなりしているようだし、他の商隊には小屋周辺で積極的に声がけしている。小屋からマガラ渓谷に入って、ニグラに抜ける道を教えている。小屋周辺を通る商隊で、宰相派の印章を付けてない商隊のほぼすべてがギルドに登録を行っていくと聞いている。アゾレムが干やがっていくと、ドンドン”投資詐欺”への依存度が高くなっていくんだろうな。
さて、マガラの長城に顔出してから、ギルドにミルとルナで帰ればいいかな
マガラの長城に居る、ミルとルナの所に転移した。男たちへの海の街への移住も終わって、今日から業務についてもらう事になったと言う。マガラの長城には、100kmある石壁に11の塔が建つ物になっている。山脈の麓に作ってある。また、山脈の山々の頂上には同じように塔を建てて監視ができるような体制にしてある。男たちは、塔の一つを担当する事になった。やり方は任せる事にした。そして、やたらと男たちから感謝された。一生着いていくとか重いことを言い出している。安全な後方でそれも休みもある。街はまだ出来たばかりだが、風呂まである。こんな素晴らしい所はないと言う話だ。まぁ気持ちよく働いてくれるならそれでいいと思ってスルーしておいた。
ミルとルナを伴って、ギルド本部に移動する。アッシュが近づいてきて....何かいいにくそうにしていた。娼館の話なんだろう。ミルとルナには、イリメリとフェムを手伝ってあげて欲しいとお願いして、僕はアッシュと会議室に向かった。
「アッシュそれで、娼館の話はどうなった?」「はい。それが大変な事になってしまいまして....」「ん?どこもダメなら無理に出す必要は無いからな。」「いえ、反対でして....関係があって、宰相派ではない娼館の幾つかに声をかけましたら、全てから出店希望の返事が来てしまいました」「ん?元締めに連絡をするんじゃなかったのか?」「はい。こういう時には、通常まず出店希望の店舗があるか確認しまして、後に元締めに連絡をすると言う事になるのですが、最初から全店出店希望だと、こちらが選ぶ必要があるのです。それも確実に儲けられそうな場所ですので、催促が激しいのです。」「そうか、アッシュ。こういう事は出来ないか?」
監獄の中に、大きな娼館を一つ建てる。その娼館は、フロアわけでもいいし、分け方は任すとして、複数の娼館が入る形になる。それで、店側からは希望者を監獄に送って運営させる。あと、高級娼館ができるのなら、森林街と村々をつなぐ中継地から少し入った所に、高級娼館だけを集めた街を作ってもいいと付け加えておいた。すべての館にラーロ宿屋についているような風呂をつける。監獄の娼館と高級娼館街の運営をすべて、元締めに任せると言う条件で引き受けてくれるか、アッシュに確認させる。
話が終わった時に、ナッセが尋ねてきた。報告があるとの事だ。
ナッセとナナからの報告に少しびっくりした。迷宮ダンジョンの25階に到達者が現れたと言う事だ。それも、ギルドへの登録は、ミヤナックで登録して、一旦ニグラに来てから、再度マガラ神殿に入って地下三階で装備を整えて、迷宮ダンジョンに入って、3日間で踏破したとの事。25階の従業員からの連絡が来て、ミルとルナとフェムが確認に向かっていると言う。単独踏破する様なやつが居たんだなと関心していた
『リン。すぐに25階に来て。探していた人物だよ。』『ん?』『いいから、すぐに来て。今、宿屋の風呂に入っているから、出てきたら話をしようかと思うけど、リンが居てくれたほうが話が早いからね。』『わかった。すぐに向う。どこの宿屋?』『エルフのお姉さんがやっている宿屋だよ。店先に、猫族のラオが居る店』『・・・・・あぁ間違いなく、奴だな。』『うん。ミルが確認したから間違いないと思う。』
茂手木が見つかった。それも、ギルドに登録していた。ミヤナック領まで逃げて、そこで登録したんだな
仲間になってくれればいいが、そうならなかったらどうするか?

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