10年間修行した反動で好き勝手するけど何か問題ある?
67
ハウロミ島の出来事から数日の時間が過ぎた。 あれから師匠の事とか考えたけど、やっぱり真実を知っても俺があの島で過ごした10年はかけがえの無いもので、やっぱり簡単に師匠を殺してやろうとは思えないワケで…いや、素直に勝てる自信が無い方が正解か。
「また、浮かぬ顔をしていますね?」
「あっ、時田さん。あれ?新しい船用のドッグは完成したの?」
「以前に集落で赤城と蒼龍のを作ったので、ダウンロードが早いのですよ。」
「さすが!後は、貿易で土地を潤わせれば一先ずは安心か。」
「えぇ、この大陸で済めば早いのですが、何処もピリピリしてますからね。実際私達もこの土地は血を流して獲得していますし。」
強大な外壁で守りを固めざるを得ない大陸の状況には少しため息が出る。 何故何処もかしこも臨戦態勢なのだと。 まぁ、好き勝手してる俺達が嘆くのは間違いかも知れないけど、ちょっかいかけてくる帝国を懲らしめてやろうってのが本筋だからね。 守衛の報告に白旗を持つ使者が何度も来てるって聞くけど、あいつらは死人だから迷わず撃てって指示したらちゃんと撃つから笑える。
しかし、今回の騒動で増えた奴らと合わせて3万近い軍勢となると食料の飛び方が半端ない。 今は正直腐るほどあるからなんとでもなるだろうけど、次にシェルルが来るまでに何とかせねばなるまい。
在庫は多い方に越した事は無い。
「あと、学舎も講師側も配役も決まりまして新しい民達の専科も決まりましたよ。」
「何から何までありがとう。」
「いえ、私は指示を出しただけで、塾生達はほんとに良くやってくれてます。」
24286名の新たに加入した者達の為にヨルムンガルドに大型の軍事特化の学舎を建設した。
ハーバータウンに関しては全面的に俺の手を加えて、造成した街並みが広がり貴族街が存在した丘の上の広大な土地全てを学舎にしたのだ。
空海陸の軍事教育訓練は勿論だが、それ以外に各分野に特化した術科に分ける事になった。
仮想体で知識を上書きできる存在になった為スペシャリストを本格的に育成しようと言う算段だ。
当然中身は老人や子供ばかりなので、希望する者は生産加工などに回ってもらい、農地改革の指揮を担って貰う事になっている。
「後はダンジョンを学校に作って、紙幣でも流通させるか。そうなったら商区画が必要になるからやっぱり貿易待ちって感じになってウガァァ!!」
「リブラさん、そんなに根を詰めても持ちませんよ?」
夕陽に照らされる時田さんの優しい笑顔を見て、深く息を吐くと落ち着いてくる。
「だよね、俺頑張るの嫌いなのに」
笑い声が響くとカルマが小走りで駆け寄ってくる。 またなんかあったかこいつめ。
「主君ー!!主君!!吉報です!主君!!」
「吉報!?なんかいい事あったのか??」
「はい!人魚と真珠の投げ合いをしていたら、別大陸からものっすごい数の海賊が来て貿易の申し出をして来たのです!!」
俺は時田さんの方をチラっと見ると時田さんも少し難しい顔をしている。
「どういう事?」
「人魚族の集める真珠とそれに見合う米を交換したいとの申し出です」
「まぁ、普通だな。」
「いえ、普通では無いのです!!」
なんかカルマテンションたけぇーなー。
「海賊全員カエルなのです!」
「ぬぅあにぃぃ!?!?」
「また、浮かぬ顔をしていますね?」
「あっ、時田さん。あれ?新しい船用のドッグは完成したの?」
「以前に集落で赤城と蒼龍のを作ったので、ダウンロードが早いのですよ。」
「さすが!後は、貿易で土地を潤わせれば一先ずは安心か。」
「えぇ、この大陸で済めば早いのですが、何処もピリピリしてますからね。実際私達もこの土地は血を流して獲得していますし。」
強大な外壁で守りを固めざるを得ない大陸の状況には少しため息が出る。 何故何処もかしこも臨戦態勢なのだと。 まぁ、好き勝手してる俺達が嘆くのは間違いかも知れないけど、ちょっかいかけてくる帝国を懲らしめてやろうってのが本筋だからね。 守衛の報告に白旗を持つ使者が何度も来てるって聞くけど、あいつらは死人だから迷わず撃てって指示したらちゃんと撃つから笑える。
しかし、今回の騒動で増えた奴らと合わせて3万近い軍勢となると食料の飛び方が半端ない。 今は正直腐るほどあるからなんとでもなるだろうけど、次にシェルルが来るまでに何とかせねばなるまい。
在庫は多い方に越した事は無い。
「あと、学舎も講師側も配役も決まりまして新しい民達の専科も決まりましたよ。」
「何から何までありがとう。」
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24286名の新たに加入した者達の為にヨルムンガルドに大型の軍事特化の学舎を建設した。
ハーバータウンに関しては全面的に俺の手を加えて、造成した街並みが広がり貴族街が存在した丘の上の広大な土地全てを学舎にしたのだ。
空海陸の軍事教育訓練は勿論だが、それ以外に各分野に特化した術科に分ける事になった。
仮想体で知識を上書きできる存在になった為スペシャリストを本格的に育成しようと言う算段だ。
当然中身は老人や子供ばかりなので、希望する者は生産加工などに回ってもらい、農地改革の指揮を担って貰う事になっている。
「後はダンジョンを学校に作って、紙幣でも流通させるか。そうなったら商区画が必要になるからやっぱり貿易待ちって感じになってウガァァ!!」
「リブラさん、そんなに根を詰めても持ちませんよ?」
夕陽に照らされる時田さんの優しい笑顔を見て、深く息を吐くと落ち着いてくる。
「だよね、俺頑張るの嫌いなのに」
笑い声が響くとカルマが小走りで駆け寄ってくる。 またなんかあったかこいつめ。
「主君ー!!主君!!吉報です!主君!!」
「吉報!?なんかいい事あったのか??」
「はい!人魚と真珠の投げ合いをしていたら、別大陸からものっすごい数の海賊が来て貿易の申し出をして来たのです!!」
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