俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第185話 待って、誰かこれを予想してた?

「さて、やっと魔法陣の破壊終わった!まさかこんなに時間かかると思わなかったわ~。」

 ソウヤは、ようやく魔法陣の破壊を終えた。それと同時に上にあった穴もなくなった。これで無限に増える悪魔の対処はできた。

「さてと、ゾルゲルのほうに向かうかな。さっきの魔力弾のほうだろうな。でもそこにあったゾルゲルだと思ったやつが消えた気がするけど、それじゃなかったのかな。この多分ベルメスと戦ってるのがゾルゲルなのかな?」

 ソウヤは、そのさっきから激しい音のしている方向に向かった。明らかに肉弾戦の音だ。衝撃波がさっきから建物を壊しまくっている。

(もう少し周りの建物に気を使って戦うことはできないのかな?)

 ソウヤはそういうことを思いながら、その音と衝撃波の出ているところに向かっていった。その途中、化け物がいるぞとか、あんなの俺の知っているエルフじゃないと悪魔と戦っていた冒険者が逃げている。悪魔もこの冒険者のおかげでかなり減っている。

「というか、ゾルゲルは人族じゃなかったけ?化け物はベルメスだとして、エルフってのは、オリナリカのことか?しかし、オリナリカはヴィルナと一緒に、戦って!?」

 ソウヤは、ヴィルナのことを探していると瀕死状態になっているヴィルナの気配を察知した。しかし、オリナリカの姿が見えない。

(どこかに、助けを求めてどこかに行ったのだろうか?もしくは、ベルメスに助けを求めた時にゾルゲルが来たのか?)

 ソウヤは、そんなことを考えながらヴィルナの救助に向かった。結構近くにいたのですぐに救助することができた。しかし、ヴィルナの状態は結構危なかったので、創造で作った万能薬で気絶しているヴィルナに飲ませてあげた。するとヴィルナの負っていたけがすぐに消えていった。

「あ、あれ、ソウヤ、私?」

「大丈夫だ。オリナリカもどこかに助けを求めに行っていると思う。」

 ヴィルナは、それに安心したのかそのまま眠ってしまった。

「さて、このままここを掃除して寝かしとくか、結界も張ってと。」

「ソ、ソウヤ」

 ソウヤは、結界を張ったと同時くらいにエルンがソウヤのもとにやってきた。エルンもボロボロだ。ゾルゲレへの殺意は胸の奥にしまっておいて、エルンにも万能薬を飲ましてあげた。

「ベルメスが、ゾルゲルと戦っていて、でも結構劣勢で、助けてあげてください。」

「分かった。お前は、この中で待ってろ。俺が行ってくる。」

 ソウヤは、エルンに言われた場所に向かっていった。しかし、その場所に向かってみたものがこれはまた想定外というか、考えることはできないというか、ウンなもん思いつかなわ!という状況だ。

「いやいや、なんでやねん。」

 ソウヤの目の前では、魔力からベルメスとわかるが、もう一人は、あれはオリナリカだろう。でもなんで、

「お前らが戦っているんだ?」

 そう、ベルメスとオリナリカが激闘を繰り広げていた。こいつらの戦いがおそらくさっきの衝撃波の正体だろう。

「マスター。ここにいましたか。」

「あなぁ、アストなんでこうなっているんだ?」

 ちょうど、ソウヤの到着した後くらいにアストとリアンがついた。

「オリナリカさんは、大罪装備:傲慢の籠手が発動して、そのまま自動戦闘に入ったものと思います。いるものと思います。また、ベルメスさんは、あれは近接戦闘に特化した形態だと思います。しかし、どうして戦っているのかはわかりません。」

 
そう、この万能アストさんでもわからない状況になったのは、今から2,3時間前くらい。ベルメスがバルバイストに挑発されたくらいのころ。

「人族よ、死ね!」

 ベルメスの拳には、ドラゴン特有の鱗で覆われている。ベルメスは、そのこぶしでゾルゲルを殴り殺そうとしている。しかし、ゾルゲルの周りにはリフレクト・バーストによる魔力壁が展開されているため攻撃が何倍にされて反射されてしまう。

「怒り狂って、冷静さを欠いたか!」

 ゾルゲルは、余裕の笑みを浮かべた。そう、リフレクト・バーストはいかなる攻撃を反射できる魔力壁である。それは、もう超強力な物理攻撃はゾルゲルのうれしいかもである。

「そんなものぶち抜く!」

 ベルメスの攻撃が魔力壁にぶつかる。拳と魔力壁の間に火花が散り始める。ベルメスの攻撃を魔力壁がエネルギ変換して反射の準備をしている。

「無駄だ!」

 ゾルゲルは、不気味な笑みを浮かべた。ベルメスの攻撃が終わった瞬間にエネルギが反射される。そうすれば、ベルメスの身体もろとも吹き飛ばすだろう。

 ・・・・・ピキッピッキピキピキ!!

 乾いた音が響く。この音は、ベルメスにとっては喜びの音、ゾルゲルにとっては絶望の音だ。そう、魔力壁に亀裂が入ったのだ。

「ば、バカな!」

「やっぱり、反射できる力は上限があるようだな。」

 ベルメスは、そのまま魔力壁を完全に割って、その勢いのままゾルゲルに殴り掛かった。ゾルゲルも直撃を避けるために横に飛んだが、右腕にベルメスの拳が当たってしまい消し飛んだ。

「ウガァァァァァァ!!!!!!」

 悪魔になってもやはり腕が飛んだら痛いようだ。

「はははは、楽しいな。」

 ベルメスは、嬉しそうにゾルゲルに近づく。ゾルゲルは絶望の表情を浮かべている。しかし、ゾルゲルの悲劇はこれで終わってはいなかった。

「敵を発見。これより、排除する。」

 完全武装のオリナリカがゾルゲルを視認したようで、どんどん近づいてくる。オリナリカの機械のようなしゃべり方は、大罪装備:傲慢の籠手の自動戦闘に入っているせいである。

「く、くそう!なんで、俺の計画のどこに間違えがあったんだ!」

 ゾルゲルは絶望のどん底にいた。確かに、目の前には自分の腕を飛ばしたやつがいて、後ろにはさっき倒したはずの相手がパワーアップしてこっちに近づいてくる。しかし、そんな中ゾルゲルの絶望の中で希望が少しだけ見えた。それは、

「潜在意識より最重要目標を確認。目標の変更、対ベルメテウスダークドラゴンに移行します。」

 オリナリカの潜在意識で、ベルメスを倒したい、超えたいという意識をくみ取られてしまいベルメスを敵として目標を変更してしまったことだ。

「ほう、あの時の続きをしたいのか!?」

「肯定。戦闘を開始します。」

 そこから、ベルメス対オリナリカの戦闘が始まった。ちなみにゾルゲルはその混乱に乗じて逃げ出そうとしたんだが、その戦闘に巻き込まれて死んでしまった。ちなみに、ゾルゲルの死は結構シュールというか、かわいそうになるような死に方だった。
 まず、オリナリカが空気を圧縮した刃がゾルゲルの両足を切り下されて逃げられないようにされてしまった。しかし、オリナリカはそれが狙いなのではなくベルメスを狙ったのだがベルメスによけられてしまってたまたまその延長線上にいたゾルゲルに当たってしまった。
 次に、ベルメスのブレスで消し炭になってしまった。これもまた、狙ったわけではない。たまたま、当たってしまっただけである。そうして、悪の根源ゾルゲルはやられてしまった。
ほら、かわいそうだろ?


 そんなこと、ソウヤたちはわからない。さすがのソウヤも時間を操ることはできないと思う。

「こいつらの戦いはいつ終わるんだろうな。」

「すみません。私にもわかりません。」

「楽しそうじゃの?」

 アストもこの戦いがいつ終わるのかわからないときた。リアンなんかは自分も混ざりたそうにしている。二人の戦いを見ていると、ヴィルナとエルン、サンバイスト、ガルがやってきた。

「え!?ゾルゲルト戦ってたんじゃないの?」

「なんであの二人が戦っているの?」

「なかなか、面白いことになってるね?」

「あの姿は私と戦っていた時のリアンみたいな姿だな。」

 皆なんだか止める気がないのかもう観戦モードに入っている。ソウヤもそろそろ止めようかなと考えた。

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