俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第182話 対ゾルゲル戦

 上にはバルバイストとドラゴン型の神話になりそうな戦いが繰り広げられていて、下には冒険者やソウヤたちと悪魔たちとの戦いが繰り広げられている。

「よし、魔法陣の端までついた。これを一色ずつ壊していかないのか。よしまずここからだ!」

 ソウヤは、王都を囲むような形に存在している道に10mおき位に色が変わっているため、大変骨の折れる作業になる予感しかしない。しかも、悪魔を殺しながら行かないといけないというめんどうくさい作業。
 ソウヤが魔法陣を壊し始めた同時刻ぐらいにタシナズたちは、魔法研究所の扉の前に立っていた。タシナズの部隊は全員で500人くらい。

「中に乗り込め、そしてゾルゲルを見つけ次第拘束しろ!」

 タシナズの声とともに500人が一斉に研究所の中に入っていった。兵士たちは、部屋の一つ一つを隅々まで調べ始めた。しかし、ほかの研究員はいたが肝心のゾルゲルがいなかった。タシナズは、研究員を外に出してもう一度調べさせたが見つからない。

「ゾルゲル所長なら用事があると言って結構前に出ていきましたよ。」

 タシナズたちは無駄足を踏んだわけだ。タシナズたちは、ゾルゲルを見つけるために500人の部隊を10個の部隊に分けてゾルゲルを探すために街に捜索に出た。街の東西南北の隅々を探し始め捜索開始から1時間くらいたったくらいにようやく10部隊のうちの一つタシナズのいる部隊がゾルゲルを見つけた。ゾルゲルは街の中心に立っていた。

「やぁ、王国の兵士の皆さん私のことを知っていると思うが、改めて自己紹介をしよう。私の名前は、ゾルゲル=ダルビンバ。国家魔法研究所所長で、新たな魔法の定義を見つけた男。そして、」

ゾルゲルの足もとをよく見てみると、魔法陣が描かれていた。ゾルゲルがその魔法陣に魔力を流し込むと魔法陣は光輝いた。

「人族を滅ぼすものだ。」

 ゾルゲルは魔法陣を強く踏みつけると、光がさらに強くなりゾルゲルの身体を飲み込んだ。タシナズたちは、あまりにも強い光だったので目を手で覆った。

『フ、フフフフフフフ!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!』

 元々ゾルゲルだったものは、人としての原型をとどめておらずもはやその姿は悪魔そのものだった。ゾルゲルの周りには普通なら肉眼で見ることのできない魔力が肉眼でしっかりと見える。それほど濃密な魔力がゾルゲルの中にいることになる。

「ば、化け物!?」

 タシナズが一歩後ずさり、瞬きをした。その刹那のとき、周りにいたはずの兵士が爆音とともに跡形もなく消え去っていた。おまけに、建物まで消えている。何が起きたのか、どうしてそうなったのかがよくわからない。一つわかることは、あのゾルゲルが何かをしたということだけであった。

「この力は素晴らしい。もしかしたら、あの魔王よりも力がある気がするぞ。そういえば、あのEXランクの仲間に魔王がいると聞いたことがあるな。おそらくこの街にいるな。」

 ゾルゲルはタシナズのことを視界にも入れずどこかに飛び去って行った。タシナズの周りには爆音の正体を確認しに来たほかの部隊の兵士たちが寄ってきたが、タシナズは何も反応を示さなかった。何かされたわけではなく、何もできなかった自分が情けなくて怒りに似た感情が湧き出ているのだ。

「力とはなんなんだ。」

 近くに寄った兵士は、何かを察したらしく。とりあえず、タシナズの次に偉いやつが兵士たちを動かしていた。


 同じ時刻くらいにヴィルナとオリナリカは、悪魔化ゾルゲルと対峙していた。

「いや、いや。これはソウヤじゃなくても強いやつだってわかるよ。」

「そうだな。これは、殺す気でこっちもかからないといけないらしいな。」

 ヴィルナとオリナリカは、目の前にいるゾルゲルの強さを肌がひりひりと感じっとっているものがあるらしい。二人がやる気満々なのに対してゾルゲルのほうは二人にたいしては無関心なようだ。

「よく考えたら、あのEXランクのガキと戦えばいいのか。しかし、こいつらが邪魔だからからここで排除しておくか。」

 ゾルゲルは、手の上に小さな黒い玉が、数十個が生成されていた。ゾルゲルにとって、ヴィルナとオリナリカなどはまるでスライムを殺すのと同じ勢いで戦おうとしているのだろう。しかし、実際にそれくらいの力の差があるのかもしれない。

「喰らえ」

 こうして対ゾルゲル戦の第一戦が始まった。

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