俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第176話 掲示されてる

 なんだろうか、ソウヤはなんだかひっかかることがあったがよくわからなままオリナリカと行動していた。オリナリカは、さっきの教室では自分の欲しているものが学べなかったと嘆いていた。

「あんなの誰でも知ってるって。私の知りたいことはそうじゃない!」

「そりゃ、あんなところだとあれで十分だからな。お前みたいな考えの人はそこまでいないだろうからな。」

 オリナリカは頬を膨らませている。ソウヤは、その頬をつんつんして遊んでいた。オリナリカは、耳をプルプルしていて、うれしいんだかうざいんだかわからない反応をしていている。

「頬をツンツンするな!」

  流石にやりすぎたのか、オリナリカは怒ってしまった。そのまま、足早に歩いて行った。ソウヤも謝りながら歩くと、街の中央広場に出た。しかし、何やら人が集まっている。ソウヤとオリナリカは、気になったのかその集まりに近づくとそこには掲示板が建てられている。

『今世紀最大の大情報!
      ついに出た!EXランクの冒険者!その名もクロイソウヤ!』

  内容は、ソウヤが今までやってきた功績、魔獣の名前が細かく書かれていた。しかも、パーティの名前まで書かれている。本当にこの世界には、プライバシーの権利と言うものがないらしい。

「まじか、EXランクって今までに出たことないんだろ?」

「そうだ、一説によれば全ての神の加護を得ていると言う話もあるぞ。」

「そんなことはないだろう、あの創造神様の加護をもらってたら世界征なんて目じゃないからな?」

「まぁ、そうだよな。」

 集まっている人たちが口々に何かを話しているのが聞こえてくる。ありがたいことに掲示板には写真は載っていなくてすぐに犯人だということはばれることはないだろう。

「さて、ばれる前に逃げるかここから。」

「そうだね。」

 ソウヤとオリナリカは、怪しまれないようにそのばから離れていった。こんなところで、ばれたら本当にめんどうくさいことになりそうだ。ヴィルナたちもうまく回避していますようにとソウヤは心の中で思っていた。
 ソウヤとオリナリカは、また散歩がてら歩いていると次は赤色に染められている道に出た。みんなまた何も中のように歩いている。どうしてこんなところを普通に歩くことができるのだろうか。

「なんか変な祭りを始めようとしているんだな。」

「まぁ、変かどうかは見たらわかるんじゃないか?」

 ソウヤは、その謎の祭りが始まるのが楽しみになってきた。
日が暮れてきたのでそろそろ、みんなと合流して王城に向かうことにした。ヴィルナたちは、ソウヤたちが戻ってきていたころにはすでに部屋の中でソウヤの作っていた正装に着替えていた。

「これ、うちにあったどのドレスよりもいい素材で作ってあるんだけど。」

 ヴィルナは、もともと貴族のお嬢様だから似たようなところに行ったことあるためそれなりにドレスを持っている。しかし、その持っているドレスよりもソウヤの作ったドレスはとっても品質の高いものらしい。ヴィルナは、口を閉め忘れているのか口をあけながらドレスを見ていた。

「昨日も着とったじゃないか。」

「昨日は、いきなりすぎて生地とか品質とか細かく気にする暇はなかったんだよ。」

 リアンも自分のもらったドレスが気に入ったのか着てから鏡の前でクルッと回ったりポーズをとったりしている。なかなか、似合っているのがソウヤのセンスを感じる。

「そういえばオリナリカ~目的の魔法は会得したの~?」

「いや、それが初心者向けの教室だったんだよ。」

 ベルメスはドレスに着替えながらオリナリカと話していた。オリナリカは、服を脱ぎながら返事をしている。今思ったけどサンバイストもガルもエルンもソウヤの前で恥じらいもなく服を脱いでいる。ソウヤも、まじまじと見るわけにはいかないので目のやり場に困っている。

「ソウヤは、いつの間に着替えたのだ?」

 サンバイストは、裸に近い状態でソウヤのことを見ている。尻尾が振りながらソウヤのほうを向いている。どうやら、ずっとソウヤのほうを見ていたらしいが、いつ着替えたのかがわからなかったようだ。

「いや、俺は脱がなくても着替えることができるからな。」

 すっと襟を持ってピシッとしながら見して見せた。サンバイストは、理解できていないらしく首をかしげていた。

「まぁ、知らなくても大丈夫だよ。」

 ソウヤは、窓の元まで向かって外のほうを見ていた。すると、迎えが来たのか豪華な馬車が宿の前に止まっていた。それを確認した数分後にソウヤたちの部屋の扉がノックされる音が聞こえた。

「お迎えに上がりました。」

「ありがとう。じゃぁ、皆行こうか。」

 ソウヤたちは、馬車の元まで歩いていき馬車の中に乗り込んだ。

「なんか緊張してきました。」

 エルンが胸に手を当てながらちょっとこわばった表情になっていた。サンバイストトガルも同じような表情をしている。

「そんなに考えなくても少しだけ礼儀よくしとけばいいんだよ。」

「そうだな、ほらもう着いたらしいぞ。」

 馬車の扉が開くと同時に、多くの人から拍手で迎えられた。

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