俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第175話 魔法教室

  なんか王とお話をした次の日。ソウヤは、オリナリカと一緒に行動していた。

「そういえば、ソウヤ。今日の夜はどういう格好で行くんだ?」

「いや、ふつうに正装。なんだろう、貴族とかがきてるような服だよ。」

  オリナリカは、それを聞いた瞬間嫌な顔をしていた。

「貴族みたいな格好は、あんまり好きじゃない。昨日もきつくてしんどかったんだよな。」

  オリナリカの言っていることもわかる。ソウヤも元の世界にいた時に職場体験でスーツを着て行動していて暑苦しい思いをしたのを覚えているから尚更、共感できる。

「まぁ、そういうな。今日の夜はどうせ貴族とかのお偉いさんが来るんだろうから。」

  ソウヤがそういうと、オリナリカは面倒臭そうな顔をして空を見上げていた。ソウヤは、街の風景を見ていたら少しおかしな道を見つけた。

「なんだこれ?」

  ソウヤは、その道の幅いっぱいに白いペンキのような液体が塗られている場所を指差した。

「あれ?ここ一昨日来た時は、こんなのなかったはずだが?」

  オリナリカも、この道のことを知らないらしく驚いていた。しかし、街の住民は普通にその道を歩いていた。

「あら、あなたたちはこの王都の外から来たの?」

  ソウヤとオリナリカがその道を不思議そうに見ていると、おばちゃんに話しかけられた。

「なんかね、昨日ここに国の役人とかいうやつらがやって来て、ここを白く染めてったんだよ。なんでも、近々祭りを開くからそれの準備だとか言ってるんだよね。」

  おばちゃんは、話して満足したのかソウヤたちの返答も聞かずにどこかに行ってしまった。

「祭りのための準備か。」

「どんな祭りなんだか、この国はよく分からんな。」

   ソウヤとオリナリカは、目的の場所まで向かっていた。そう、ソウヤとオリナリカが今日一緒に行動しているのは、ただの散歩でなく目的があるのだ。その目的は、

「『誰でも使える魔法を伝授します。』か…。」

  ソウヤは、呆れたようにオリナリカのことを見ていた。オリナリカは、必死に手を振って言い訳を始めた。

「べ、別に魔法を上達させたいとかそう、思いたくない、いんだぞ!」

  そう言いながらエルンは、これから始まる魔法教室が楽しみなのか、耳をピクピクさせていた。ソウヤはくすくすと笑いながら魔法教室が始まるのを待っていた。
  魔法教室は、青空教室な感じでいつもは、おそらく演劇をやっているようなところなんだろう。中心に集まるように階段状に椅子が下に向かっている感じだ。ソウヤとオリナリカ以外にも数十人くらいの老若男女多くの人が来ている。

「やぁやぁ、みんないい感じに集まっているな!」

  魔法教室の、先生と思える人がやってきた。本当に学者なのだろうという格好をした先生、手には、分厚い本を持っている。

「今回は、魔法の基礎の基礎の基礎を教えるよぉ~。」

  いや誰だよお前とソウヤは思いながら、みんなが拍手してるからソウヤもそれに乗って拍手をしていた。

「いま、だれか私が誰か思ったねぇ!私は国家魔法研究所所長のゾルゲル=ダルビンバだぞー覚えとけよー!」

  ソウヤは、今のはびっくりした。心の中の言葉を聞かれたのかと思ったがそんなことできるやついないだろうし、他のやつも同じこと考えているやつがいるだろうと思い、話を聞くことにした。

「みんな、無詠唱で魔法を撃ちたいとか思ってるだろうけどね、詠唱さらに言うと魔法陣についてわかんないといけないよね!」

  ゾルゲル先生がばんと地面を踏むと、そこに魔法陣が出現して、壁に移った。

「これが、魔法陣この円の中心のが、魔法の効果が書いてある古代ルーン文字、その外側にあるのがその効果範囲が書かれている古代ルーン文字、そして最後の一番大切といっても過言でもない、この魔法をきっちり作用させ魔法を安定させる効果のある円。これがなかったら魔法は暴発しちゃうね!」

 試しに、その先生は円を描かない魔法陣をチョークで書き始めた。先生が魔法陣に魔力を流し込むと火花を散らして何かがはじけるような音がして魔法陣が消えていった。

「こういう感じにねだから、魔法陣の円は重要なものなんだよ。」

 先生は、チョークを置いてまた話し始めた。本を開いて魔法の歴史と今の魔法の比較、初級魔法のやり方。ソウヤが大体知っていることを話していたが、最後に興味深いことを話していた。

「最近私は、魔法陣を色を分けて書くことによってその魔法の力をその色の数の分だけ強くなることが発見した。しかもただ、色を増やすだけではだめだ。そこはもっと研究をしないといけないのだけど、ある特定の規則にのっとって色を増やすと魔法の力が何倍にも膨れ上がったんだ。」

 ソウヤは、なかなか面白い情報を手に入れたなと思って、そういえばオリナリカはどうしてるかなと思って隣を見ると、気持ちよさそうに眠りについていた。なんだかなと思ったがとりあえずあともう少しで、この教室も終わりそうなので、放っておくことにした。
 そこから数十分教室は終わり、先生が舞台裏に向かうときにちらっとこちらのほうを見てきた気がしたが気のせいだろうと思ってオリナリカを起こして次の場所に行くことにした。

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