俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第174話 なんでもない日(笑)

 ソウヤたちを見た王様は嬉しそうに手を開きながら出迎えてくれた。まぁ当然のことながらだいぶ前の裁判で見たことがある人だった。王様の近くには、その息子と娘たちだろう人たちが立っている。ソウヤたちは礼儀として膝をついて挨拶をした。

「いやいや、そんなことをしなくてもよい。頭を上げよ。なんせ、私が呼んだのだからな。」

 ソウヤたちはその言葉を聞いて元の体勢に戻った。ソウヤたちのもとに椅子が置かれ座る様に促された。

「で、ソウヤ君。君には礼を言いたい。バルバイストを討伐してもらって。世界にまだ魔王軍という脅威があるが、少し平和が戻った。」

 ソウヤは、それを聞いて訂正を申し出た。

「俺は、討伐したのではなく、仲間に引き入れたんだ。バルバイストは。しかもお、魔王軍というが、魔王は俺の仲間だから魔王軍というのは少し違う。」

 ソウヤは前々から思っていた。魔王であるガルはソウヤの仲間。魔王軍ではガルが指示していろんなところを襲わせているような感じになるのでそれは違うと思っていた。

「そうか、君がそういうのだからそうなんだろう。」

 王は、そのまま椅子に腰かけた。王が手を叩くと、メイドたちがお茶やそれのお菓子を持ってきてくれた。

「さて、少し君たちの旅の話を聞かせてくれないか?」

「良いですよ、少し簡単に話しましょうか。」

 そこからソウヤは、本当に簡単に最初から最後まで話した。それはもう長い時間をかけて話した。でも、ソウヤがどこから出たのか、飛空魔法が使えること、アストのことなどは伏せた。余計な面倒ごとは避けたいからだ。王は、その話を聞いて大変満足そうに子供のような笑顔で聞いていた。

「さて、そんなこの世界誰にもできないような濃密な人生を送っているソウヤ君に世界の王が満場一致で君に人族で誰も到達したことのないランク。EXランクの称号を与えよう!」

 王がそう大きな声で言うと裏から何かを持っている執事が出てきた。

「これが、君だけのために作ったEXランクのギルド手帳だ。この情報は明日世界同時に流れるようになっている。だから、命を狙うやつや挑んでくる奴が出てくるかもしれないが君や、ソウヤ君の仲間なら大丈夫だろう。」

 ここの王はとても無責任なのかもしれないと、ソウヤたちは心の中で思った。しかし、これでソウヤは国家に認められた世界で一番強い冒険者となった。うれしいようなめんどくさいような、よくわからない気分になった。

「明日の夜、世界の王たちが集まって君のためのパーティーを開く予定だ。ぜひ主役の君に出てもらいたいんだが、大丈夫かな?」

 と、本人の知らないところでそういう話が進められていたらしい。なんと、ひどい国王たちなのだろうか。しかし、せっかく開いてもらえるのだから参加させてもらおうと思い、YESと返事をして王城を後にした。

「しかし、ソウヤがついにランクEXになるとはね。」

「今まで誰もいなかったからですからね。」

 ヴィルナとエルンは、ため息交じりにソウヤの顔を見ながら話していた。ソウヤは、まぁまぁとなだめた。しかし、みんなは予想していたことだ。なんというか、ソウヤほどの実力で慣れなかったらもう誰もなれないだろう。

「しかしね~明日情報公開とはね~。」

「本人の承諾とかはいらないのかな?」

 ベルメスとガルが案外まともなことを言っている。異世界は、プライバシーもへったくれもないなとソウヤはそう考えながら空を向いた。気分的にはまだ昼な感じなんだが、もう日が暮れ始めている。今日は、王都話してそのまま一日が終わりそうだ。
 ソウヤの前にアストが少し足早に歩いてきた。

「マスター、私はまた情報を更新するためにマスターの中に戻ります。」

「分かった。また、今度。」

 アストはスカートをつまんでお辞儀をしながら魔法陣の中に消えていった。アストはたびたびこの世界の情報を更新するためにソウヤ経由で世界とリンクしている。

「実際に見ると驚きだな。アストは本当にソウヤの神の加護から生まれた人なんだな。」

 サンバイストは、アストのいたところを見ながら感心していた。サンバイストは実際にその光景を見るのは始めてだったから新鮮に感じたのだろう。

「もう、飯食って寝るか。もう、何もやることないからな。」

 ほかのみんなも異論はないようで。そのまま、宿に戻って夜ご飯を食べて寝ることにした。


 ヨディスの王城にて。

「まさか、EXまで上り詰めるやつがこの時代にいたとはな。」

 王城の一室にて外の景色を見ながら、ワインを飲んでいる男がいる。

「まぁ、いいだろう。俺の計画はこんなことで崩れたりはしない。さぁ、歴史に名を残すような血の舞踏会の最終準備を始めようか。」

 窓から差し込む月の光が男の顔の不気味な笑顔を写している。今回の国は、一味違うことが起きるかもしれない。

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