俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第172話 穴でかっ!

 ソウヤは、その消滅した街付近にゲートを開きその場所に立った。

「さて、これはすごいな。」

 ソウヤは、目の前に広がる光景に驚きを隠せなかった。まるで、ごっそりと空間をくりぬいたかのようなクレーターと思われるようなものがあった。クレーターの端がよく見えないほどのでかさだ。深さは、地上からはよく見えないからわからないが、ここから落ちたら死ぬな。多分。

「まぁ、好奇心猫を殺すというが、俺はその好奇心に身を任せようか。」

 ソウヤは、その深い穴の中へと落ちていった。それと同時に、何か変な感じがしたのだが気のせいだろと思って放置してしまった。

「ライト」

 ソウヤは、光の魔法の照明を出した。当然といったところだが、最深部には何もなく殺風景な感じだ。本当に、何もない。そんな感じなのが、半径2キロはある暗闇だ。ソウヤは、面白くないなと思いその穴から出ようとしたとき穴の上から無数のなにかが振り落ちてきた。

「おいおい、こういうのがあるのかよ!」

 ソウヤは、嬉しそうな顔をしてそれを見ていた。その振り落ちてきたなにかは、よく見たら骨だった。その骨は、人のもの動物のもの魔獣のものいろいろとあるが、それは地面に次々とぶつかっていった。

「これはこれは、楽しいことになりそうだな。」

 その落ちてきた骨は、がらがらと骨はそれぞれ集まり始めた。なんだか、適当な形に固まりはじめ、手は魔獣の骨、頭は人、足は、魔獣の骨のような感じだ。しかもまだ、骨が落ちてくる。おそらく、もともとこの街に住んでいた住民や、この付近に棲みついていた魔獣のものなんだろう。そう考えると、敵の数は、軽く数えても、10万はいるのではないだろうか。
 ソウヤは、こちらに向かってくるスケルトンの亜種とでもいおうか、スケルトン亜種がソウヤに向かって走り始める。

「さぁ、パーティーの始まりだな!ひとりで楽しむのはもったいないな!きていいぞ、バルバイスト!」

 ソウヤが呼ぶと、亜空間からドラゴンのようでドラゴンでない生物。バルバイストが出現した。

『まさか、こんなに早く呼ばれるとは思ってもいなかったがな』

 どこか嬉しそうな声でソウヤの上で飛んでいる。ソウヤはこの光景を見て行ってみたいアニメのセリフがあった。もう、我慢ならない言ってしまおう。そう考えソウヤは、手を上に上げた。バルバイストも何かを察したのか口元の魔法陣が出現し、回転し始め魔力が集まり始めた。

「焼き払え!」

 ソウヤは、手を勢いよく下に振り下ろした。それと同時に高音とともにレーザービームのような線がスケルトン亜種の集団の中に放たれると、爆発した。もう、それはでかい規模の爆発だ。ソウヤは、バルバイストの羽の裏に隠れさせてもらった。
 その爆発だけでもかなりの数が吹き飛んだように見えたが、さすが亜種といったところか粉々になったとしてもまたその部品が集まりまたこちらに向かってくる。

「なるほど、破壊ではなく消滅させなければならないという感じか。」

『ここの地形を維持できなくなるほどの攻撃のほうがいいのか?』

「そういうことだ!」

 ソウヤはニヤリと笑ないながら、スケルトン亜種の足元に魔法陣が多重に出現し始めた。バルバイストの口元に魔法陣出現したかと思うとスケルトンの元まで魔法陣が何枚も出現した。

「爆ぜろ!」

『消し飛べ!!』

 ソウヤの下からの魔法攻撃とバルバイストの上からの魔法攻撃のせいでスケルトンは魔法攻撃に挟まれ骨は粉々に砕かれ、消滅していった。過剰ともいえる攻撃は穴をさらに深くさせていた。上を見ると雲が丸くくりぬかれている。下手したらこの世界が消してしまうところだったのかもしれない。

「少しやりすぎたかもしれないな。」

『まぁ、これでよいのではないか?』

 帰りは、バルバイストの背中に乗って地上へと戻った。それで少し穴の周りを歩いて回ったがこれと言って特徴のある場所は、穴以外は何もなかった。どうしてこの穴ができたのかというのはよくわかっていないがとりあえず帰ることにした。

「帰るか、バルバイストも休んでいいぞ。」

『じゃぁ、ひと眠りさせてもらう。』

 そういって、バルバイストは亜空間の中に入り、ソウヤは宿にゲートを通してみんなのもとへと帰っていった。
 誰もいなくなったかと思われた穴の場所に黒い液体がべちゃっべちゃっと空から降ってきた。雨ではないのは確かだ、その液体は徐々に一か所に集まり始めスライムのような奴になった。

「あいつが、クロイソウヤというやつか確かに強いがほかのやつは、そこまでだな。しかし、まだ時は満ちてない。力を集めなければ。」

 謎のスライム(?)は、また空に蒸発するかのように上がっていった。


 ソウヤは、部屋につくとまだ誰も帰ってきていないようで部屋はだれもいなかった。暇なのでみんなが帰ってくるまで寝ることした。それがソウヤにとって最悪の事態を招くことになってしまった。

「うん?!」

 ソウヤは、起きようとしたが体が起きないようひもで固定されていた。誰だこんなことをしたのかとあたりを見渡すと犯人と思われるやつらがソウヤのことを見下ろしていた。

「まさか、こんなに早く機会が来ると思わなかったよ。」

「そうじゃな。」

「久しぶりに行きますか。」

「本当にひさしぶりだよ~」

「そうだな。」

「私は、二回目かな?」

「私は初めてだからな。最初は見さしてもらうよ。」

 そう、もう察しの通りソウヤの仲間の情勢人がソウヤのことを縛り付けて寝込みを襲おうとしている。ソウヤは、まずいと思って縄をとろうとしても外すことができない。なぜかと思えば、

「今回は、私も混ぜてもらうことにしました。」

 アストが絡んでいたからだ。アストは100%とは言わないまでもソウヤと同じ力が使える。だからだろう。

「じゃぁ、始めますか。」

「や、やめてくれぇ!!!!」

 ソウヤの声は暗くなった外にむなしく響いただけだった。

「俺チート能力で異世界楽しむわ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く