俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第170話 次の敵は神になるの?

 ソウヤたちは久しぶりに馬車で移動をしていた。いろいろと話しながら時間をつぶす。馬車での移動はゆっくりとみんなと話せるからソウヤはこの時間が好きだった。

「そういえば、魔王軍幹部の確か魔王軍十二天星って今のところ、10体は倒したことになるよな。」

 ソウヤは、ふと魔王軍のことを思い出した。しかし、魔王が今魔王軍の天敵とともに行動しているのだからびっくりだ。

「そうだな。蟹座のゾルダル、魚座のフィーラン、双子座のフーンとナーン、天秤座のワキュレン、水瓶座のガワニエル、さそり座のケリン、山羊座のジャメリン、おとめ座のウラリ、おうし座のガラリアン、牡羊座のイラリストだっけ?最後の五人はソウヤが一瞬で殺したんだよな。」

 ガルが指を折りながら数えながら名前を言っていた。ソウヤは、そういえばほとんどソウヤが殺してきたやつばかりだ。

「そういえば、あいつらも今はそこまで動いてないよね。」

「まぁ、過激派の魔族も少なくなってきて、魔獣の数も減ってきたから今は戦力を集めているところじゃないのかな。」

「その考えが妥当じゃな。」

 確かに、いつも何千何万という軍勢を連れてきて戦いを挑んできた。それをソウヤたちが片っ端から殺していた。

「なぁ、その魔王軍というのは私は知らんのだが、あとどういうのがいるんだ?」

 サンバイストはまだ、魔王軍との戦ったことがないから話についていけないらしい。

「ガル、知ってるか残りのやつらを?」

「確か、獅子座のガンディン、いて座のジャニンだったな。ちなみに、こいつらの実力はほかのやつらを寄せ付けないほどの実力者だ。いて座のジャニンはスライムなんだが、しゃべれるんだ。しかも、バカみたいに強い。」

 ガルは、おもいだしたのか少しブルブルと震えた。それを見たみんなは、どれほど強いのかを頭の中で考え怖いなと思うやつと、楽しみだなと思うやつと二つに分かれた。

「あと、獅子座のガンディンの力は、私はまだ見たことないから。でも、話を聞く限りでは『反転』とかいう力を持っているらしいんだけど、戦うところは見たことがないんだよね。」

 ソウヤは、その言葉を聞いて少し興味がわいてきた。『反転』という未知の力。ソウヤの創造とどちらのほうが優れているのかを見てみたい。

「まぁ、どうせ、戦うことになるだろう。」

 ソウヤは気楽に考えた。どうせ、なんとかなるんだろうという最近の流れからそういう感じになるだろうと考えられる。

「ソウヤがそういうと妙に説得力があるな。」

 オリナリカはうんうんとうなずきながら話を聞いていた。
 途中で止まり昼飯を食べた後にまた、次の国へと向かっていく。

「ソウヤ、あとどれくらいでつくの~」

 ヴィルナが疲れたような声で聞いてくる。ほかのみんなも少し疲れているような表情をしていた。ソウヤとアストは全く疲れていないようだった。

「そうだな、日が暮れる前には着くと思うぞ。突いたら早めに宿をとって寝ようか。」

 ソウヤはみんなにそう話しかけると力のない返事をしてきた。ソウヤは、早めについてあげようかと機馬のスピードを少し早くした。

「そういえば~次の目的地って~ヨディスかな~」

 ソウヤは、次の目的地がどこなのかを知らなかったので地図を出し、確認すると確かにヨディスというところに向かっているようだ。

「そうだな。水の国といわれているようだからな。魚介系の料理がうまいなんだろうな。」

 ソウヤは、いろいろな魚料理を考えながらよだれを垂らしていた。

「マスター、よだれが垂れてますよ。」

「あ、あぁ」

 ソウヤは、よだれを拭いて外を見つめた。ソウヤの神の眼を使い数十キロメートル先のほうを見つめた。つくづく思うが、この右目は本当に便利な目だ。移動できるし、鑑定できるし、遠くが見えるしと、便利なことが多い。しかし、あの時の神は何者だったのだろうか。

「さてさて、俺も少し疲れたから寝るかな。」

 ソウヤも眠りにつくことにした。ちょっと疲れていたのか簡単に夢の世界へと入ることができた。


「やぁやぁ、久しぶりだね、ソウヤ君。」

 ソウヤはこれまた見慣れた世界に立っていた。そう、宇宙にいるような錯覚を思わせる世界。

「またか、イェータ。何か用でもあるのか?」

「そんなに邪険にしないでよ。少しお話がしたいだけだよ。」

 イェータが指を鳴らすと何もなかったところに椅子が出現した。ソウヤは、何も驚かずその椅子に座った。イェータもニコニコとした表情でソウヤのほうを向く。

「聞いてよ、最近やることが多くてさ、やけに転生とか転移する人間が多くてさ、9人くらいかな?その処理に追われる日々でさ。疲れたからさ、転生をつかさどる神を作ったんだよね。そしたらもう楽になってね。」

「そんな話をするために読んだのか?」

 ソウヤはあきれたような口調ではなしたら、イェータは慌てた様子で手を振る。

「違う違う、本題はここからなんだよ!」

 イェータは、咳ばらいをして真剣な表情になった。どうやら、結構深刻な話っぽい。

「その忙しさのせいで気づかなかったんだけど。ソウヤが今いる世界に行ったくらい時に一人の神がそっちに向かったようなんだよね。しかも、そいつソウヤと接触したらしいんだけどなんか覚えてない?」

 ソウヤは、自分の記憶を思い出そうと頭をフル稼働させた。ソウヤは、ちょうどそのことを今日考えていたことを思い出した。

「あぁ、そういえばこの右目をくれたやつがいたな。」

「あぁ、やっぱり、その右目は神の眼だね。全く何を考えてるんだか。」

 イェータは頭を抱え込んだ。

「そいつは、その世界を管理している神だよ。結構な戦闘狂だからソウヤに憑りつこうとしていたのかな?まぁ、失敗したようだけど。」

 イェータはソウヤの右目を見なら話を始めた。イェータは本当に困ったような顔をしている。

「私が行って戻してもいいんだけどソウヤ君のいる世界が消えるかもしれないからそれは避けたいんだよね。そこで頼みがあるんだよ。」

 ソウヤは嫌な予感がした。その予感は見事的中する。

「私の代わりにその神をぶっ飛ばしてから戻してほしいんだよね。戻すのは私がやるから、やっぱソウヤ君はその神をボコボコにするだけでいいや。さすがのソウヤ君でもこことゲートを結ぶのは無理だからね。」

「マジかよ、俺に勝算はあるのか?その神と戦って。」

 ソウヤは、神と戦うことになるとは思っていなかったのでイェータに聞いた。イェータは、手を頭の後ろに回した。

「ごめん、それはわかんないんだ。さすがの私でも未来を完全に読むことができないから何とも言えないけど勝てると思うよ。ほかに何か言いたいことある?」

 ソウヤは、考え込んだがおそらく神との戦いは避けられない運命な気がするから、粗が覆うとはしなかった。

「いや、特にない。」

「まぁ、君には最強の纏神ができるんだから自信持ってね!」

 イェータは、すごくいい笑顔でソウヤのことを見た。

「あぁ、そうだな。」

「じゃぁ、ソウヤ君頑張ってね!」

 イェータの姿が、いや世界が光の粒となって消えていく。そうしてソウヤはみんなのもとへ戻った。


「ソウヤ起きて、ついたよ!」

 ヴィルナの声とともにみんなのいる世界に戻ってきた。

「ほら、ヨディスの王都に着いたよ。」

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