俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第162話 威圧

 オリナリカは一人で、王城の中に入った。この王城の中は、ほかの種族の王城とは違って自然を感じるような王城だった。気の中をくりぬいたような感じといってもいいだろう。

「ここに来るのも久しぶりだな。まだ、私が小さいころに一度来た時以来か。まぁ、この国は全くの故郷という意識はないからな。さて、早く終わらしてソウヤの元へと戻ろう。」

オリナリカは前来た時の記憶を思い出しながら、王のいるところへと向かっていった。途中途中で、メイドや兵士に変な顔で見られたがオリナリカは何も気にせずに、王の間まで向かっていった。
しばらく歩いてきたくらいのところにこれまたツタやら花が咲いている扉の前までやってきた。オリナリカはその扉を開けると、部屋の中には玉座に座っているエルフの王がいた。そこまでの通路には、兵士がずらりと並んでいる。

(下手に動いたら、危なそうだな。早く渡して、帰らないとな。)

 エルンはエルフの王の前まで行き、膝をついた。

「私の名前は、オリナリカ=リズベリカと申します。ノーマリンの王女より、書状を渡す依頼を受けエルフの王、ファーメルン様を訪ねた所存です。」

 エルンは書状を兵士に渡し、その兵士が王に書状を渡した。王はそれを読んで、うんとうなずいた。

「ご苦労であった。こちらからも後日、ノーマリンに使いだそう。」

 オリカリナは、これで帰れると思っていたがその期待は裏切られてしまった。

「君は、ここに来た人族と魔族のパーティの一味なんだね。」

「は、はい」

 オリナリカは、なんでそんなことを聞くのかよくわからなかったが、少しいやな予感がした。

「君をとらえて、そのパーティをおびき出して全員の首をはねたいと思っているんだが協力してもらえないかな?」

 王は、下種な顔をしてオリナリカのことを見ていた。オリナリカは兵士に囲まれていた。オリナリカは、立ち上がり深々と礼をした。

「残念ながら、王の協力はできません。」

「そうか、やれ!」

 王は、兵士たちに命令しオリナリカのことを攻撃をしようとしていた。全く、軽率な奴らだ。

「ソウヤ!!!」

 そう叫ぶとオリナリカのことを光の粒子が包み込んだ。オリカリナの前には自分の仲間たち、ヴィルナたちがいた。しかし、ソウヤの姿がいなくなった。

「あ、あれソウヤの姿が見えないのだが。」

 ソウヤの姿が見えないのが新お会いなのか、オリナリカの耳はしょぼんとしていた。

「なに~ソウヤがいなくて寂しいのかな~」

 ベルメスがおちょくってきた。オリナリカは顔を赤くしてベルメスのことを攻撃してきた。

「ソウヤなら、オリナリカと入れ替わる様にして消えたよ。」

「え?」


 同時刻、オリナリカが消えたくらいのこと。ソウヤが、兵士の動きを完全に止めていた。

「これはこれは、ご機嫌麗しゅう、エルフの王様。私は、クロイソウヤ。SSSランクの冒険者です。」

 ソウヤは、王様に一礼した。王様は驚いたのか腰を抜かしていた。

「貴様!人族のくせに、なぜこの森に入ってなんともないんだ?」

「さぁな?」

 ソウヤはニコニコしながら、王様に近づいていく。王様は後ろに下がろうとしていても、椅子の背もたれに当たってそれ以上後ろにいけない。腰が抜けてうまく動けていない。もがいているうちに、ソウヤは 目の前までやってきていた。

「近々、自分は国を作ろうと思っていまして、それのあいさつにと思ってきたんですけど。ここは、エルフ以外は歓迎されないようで、衛兵に襲われてですね。ちゃんとあいさつに来れなかったんですよ。大変申し訳ない。」

 ソウヤは淡々と話し始める。

「で、私が作る国はそこまで戦争を好まない国にしているんですけど、もし、私が作った国の市民や今のパーティに何か危害を加えようとしたら、この森更地にしちゃいますからね。」

 ソウヤの笑顔の裏にはまるで、鬼がいるような錯覚を起こしそうな笑顔だった。エルフの王は椅子から崩れ落ちた。

「これで、お暇しますね。」

 ソウヤは、ゲートを作り森の外へ、仲間のもとへと帰った。

「あ、ソウヤ!おかえり!どこに行ってたの?」

「うん?王様にあいさつに行ってきたんだよ。」

 リアンは、ソウヤの顔を覗き込んだ。リアンは何かを察したのかニヤッとした。

「主人、あいさつという名の脅しにでも、言ってきたのじゃな?」

 ギクッとソウヤは、冷や汗を流していた。

「そ、そんなことないよ。」

 ソウヤは、目線を逸らしながら歩き始めた。ソウヤについていくようにヴィルナたちも歩き始める。

「あれ?馬車は使わずに移動するのか?」

「そうだよ、馬車だと砂漠越えは難しいからな。」

 ソウヤの作った馬車なら難なく砂漠なんて超えられるかもしれないが、砂漠に馬車なんてほかの人に見られたらおかしな光景に見られるだろう。

「まぁ、気長に砂漠を超えよう。」

 ソウヤたちは、砂漠に向かっていった。

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