俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第161話 オリナリカの故郷

「大体この森はノーマリンの王都と同じくらいの広さで、中央に見える大樹に王が住んでいる城だ。」

 オリナリカが皆のことを見ながら、説明してくれているけどソウヤとアストぐらいしか聞いていなかった。ほかのみんなは、全く聞いていなかった。いや、聞こえていなかった。吐きそうになっていたため、ほかのことに集中できないようだ。

「なるほど、あそこにこれをもっていかないといけないのか。でもな、ただ届けに来たはずなのに、なんでこうも囲まれるのだろうか。」

 ソウヤたちは、エルフの衛兵たちに完全に包囲されていた。ソウヤとアスト、オリナリカ以外のみんなはまだ酔っているようでまだ行動ができないようだ。なんで、そんなに酔っているのだろうか?まぁ、たしかにひどく空間が歪んでいたからエルフ族以外は酔うのもまぁ、致し方がないことか。

「おい、お前たち!何しにここに来た!?そこの君今助けるからな!」

「え、あ、え?」

 オリナリカはエルフの衛兵たちに連れてかれた。オリナリカはなんで自分だけこうなったのかがわかっていないようだ。みんなはようやく少しずつであるが酔いが治ってきたようだ。

「あれ、なんで妾たちはエルフの兵たちに囲まれているんじゃ?」

「多分あれですよ、エルフ族以外が入ったらダメなんじゃないんですか?」

 リアンは、少し顔が青いが周りを見ながら状況を把握しようとしていた。ヴィルナもまだ少し吐き気がするのか口を手で覆っていたが、しっかりとリアンの説明をしている。もう、すごくけなげ。ソウヤは、涙が出てきているのか、ソウヤは目を抑えていた。

「なんで、ソウヤ泣いてるんだ!?」

「いや、ヴィルナはあんなに青い顔をしているのにがんばってるって素晴らしいなって。」

 ソウヤはまるで、ヴィルナの親のような感じなことを考えていた。というか、こんな状況になっても緊張感のない会話をしているソウヤたちは何だろうか。だって、ソウヤたちはエルフの衛兵40人くらいに円を描くように完全包囲されていた。

「貴様ら、無駄な抵抗せずに膝をつけ!もし、不審な行動が見られたら弓で撃つぞ!」

 ソウヤたちにじりじりとエルフの衛兵が近づいてくる。ソウヤたちはみんな目を見合いアイコンタクトをしていた。ソウヤは、ニヤリと笑った。

「じゃぁ、無駄な抵抗させてもらうか。 バインド。」

 ソウヤはパチンと指を鳴らすと、衛兵たちの足元に魔法陣が出現した。そこから、魔力でできた鎖が巻き付いた。

「ほら、みんなこんなところ一秒でも早く出ないと、俺たちでこのエルフの森を日の海にしてしまうかもしれないからな。」

 ソウヤたちは、足早に中央にそびえたつ大樹の元へと向かっていった。


「そういえば、エルフの王っていうけどエルフって全員がこの森出身なのか?」

「そうだな、私も一応この森出身だ。全エルフはこの森出身と言っても過言ではないだろうな。」

「マジか。」

 ソウヤは少し驚いていた。しかし、この世界にどれくらいのエルフがいるのだろうか。それがわからないが、それの全部がまさか、この森から出てるとは。なんなんだろうな。

「マスター、ちなみにこの世界の人の割合は、一番繁殖力のある人族が約47%、妖精族が約20%、獣人族は約28%、魔族が約5%ですね。」

「なるほどな、じゃぁ、少し現実的な話だな。でも、まぁ、エルフは妖精族の中にエルフ族が含まれているってことであってるんだよな。」

 アストは、こくりとうなずいた。しかし、エルフ以外にも妖精族以外もいるらしいな。まだあってないということは希少な種族なのかな?

「ソウヤ~、確かに後衛だからさ、暇なのもわかるけど少しは付与魔法かけてよ~」

 前のほうからヴィルナの声が聞こえてくる。そう、ソウヤたちはさっきから、衛兵に襲われては撃退しては、襲われては撃退しての繰り返しだった。そんな科で会話を始めるソウヤたちは、エルフの衛兵にとっては辛いだろうな。こんなに余裕そうに戦われて。


「やっと着いた。でも、どうやって入ろうかな。」

 ソウヤたちはようやく城門の前までにはやってこれた。しかし、どうやって中に入るべきなんだろうか。普通に入れば、のちに国際問題とかになりそうだ。さっきまでの戦闘は正当防衛といえば何とかなりそうだが、しかし、正面から入ろうとするれば、不法侵入になって今後に響きそうだな。

「なら、私が行こうか。」

「悪いな、オリナリカ。頼む、終わったら俺のことを呼んでくれ俺たちはここから離れとく。これ以上はエルフと戦いたくないからな。」

 オリナリカがソウヤから今回の目的の書状を受け取り、城の中へと入っていった。ソウヤたちは、森の外へとゲートで出ていった。

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