俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第160話 エルフ

 おいおい、この森はどうなってんだ?まっすぐ進んでいるのに、また同じ場所に戻てくる。目印をつけってもまたもとの位置に戻ってきてしまう。

「この森は生きてるのかな?」

「そうなんだよ、生きてるというかこれは意図的に私たちを迷わせようとしてるね。どうしたものかな。」

 ソウヤたちはただいま森の中で迷子になってます。かれこれ2,3時間は歩き続けているのだが、全く前には進むことができていない。

「もう面倒じゃ!気をすべて切り倒してやろうか!」

「待て待て!」

 リアンはとてつもなくイライラしているようで、リヴァインブレイクを持ち目の前にある木をすべて吹き飛ばしそうに力を込めている。それは、エルフと人族で戦争が起きてしまうかもしれないからまずいとソウヤはリアンのことを止めていた。

「止めるでない!主人!この森さっきから妾たちを惑わそうとエルフたちがそこらへんで隠れているのが気に食わんのじゃ!」

 リアンは殺気を纏いながら周りの木々を見渡していた。

「確かにリアンさんの言う通り、周りの木々の上にエルフが14人ですね。私たちを囲うように一緒についてきますね。」

「そうなの!?」

「確かに誰かにつけられてると思ったんですけど、そんなにいましたか。」

 アストはちらりと上のほうを向きながらどこにいるかひそひそと説明し始めた。ヴィルナとエルンも驚くように周りの木々を見始めた。

「殴っていいかな~?」

「良いと思うよ。あいつらだって私たちを狙っている以上ケガする覚悟はあるだろうからね。」

「じゃぁ、やるか。」

 ソウヤの言葉と同時にヴィルナ、リアン、ベルメス、オリナリカはそのつけ狙っていたやつらのところに向かっていった。エルン、ガルはヴィルナたちの狙ったやつ以外を狙い魔銃、魔法で撃ちまくった。ソウヤは、近接攻撃のやつらの攻撃力アップと防御力アップの援護魔法、アストはエルンとガルの魔力と威力を上げる援護魔法をかけていた。

「うぁっ!」

「ぎやぁっ!」

 などという、叫び声がなんだかを上げて木から落ちていった。ソウヤは、その落ちたやつらをバインドという拘束魔法をかけて身動きできないようにした。ソウヤはその魔法を可視化して自分の元へと引きずった。

「やはり、エルフか。さて、君たちには黙秘権があるから、別に自分たちの王を裏切りたくはないのなら黙っててもよい。しかし、黙っていたら、少し痛い目にあってもらうがな。」

 ソウヤは、腰につけていたレビールで目の前にある大木をまるで豆腐を切るかのように切り倒した。とらえられたエルフたちは、ぶるぶると震えていた。ソウヤは、エルフたちの前に胡坐をかいた。

「じゃぁ、最初の質問な。お前たちの目的はなんだ?」

「お前たちをこの森から出すため。」

 エルフの目の前でレビールをチラチラと見していたせいかすんなりと答えてくれる。

「次の質問だ、なぜ俺たちは同じ場所をぐるぐるしていたんだ?」

「そ、それは俺たちがばれないように森の木々を移動させていたからだ。」

 ソウヤはアストのほうを見ると最初から知っていたようで目を閉じた。

「最後の質問だ。俺たちをお前たちの王のあえに案内してくれないか?」

「…」

 エルフたちは、うつむいてしまい答えてくれない。それは自分の命を落としてしまうよりソウヤたちを王の前に連れて行く方が怖いらしい。ソウヤは、立ち上がりレビールを構えたがエルフたちは、身を固くするだけで答えようとしない。

「良い覚悟だ。でも、」

 ソウヤはエルフの頭の上に置き、記憶の中を除こうとしたが隠蔽魔法か何かで映像にノイズが走ってよく見えない。

「なるほど、素晴らしいなここまで徹底しているのか。」

 ソウヤはニヤリとしながらノイズの走った記憶を見ていた。

「魔法創造:ストーキング  発動」

 ソウヤの作った魔法ストーキングは、記憶のノイズをかき消し王のいる場所や、この森の突破の仕方を見つけた。

「じゃぁ、そういうことでお前たち解放するよ。王の元に行っていいぞ。俺たちが来るって知らしてくれ。」

 そういってソウヤは、エルフたちを解放した。エルフたちは、森に溶け込み目に見えなくなった。まぁ、神の眼を使えば見えるけどな。

「さて、森を抜けて、さっさと王にあって次の国に向かいたいな。」

 ソウヤたちは、森の奥へと向かっていった。
 すると、なんだか空間が歪むような感覚が突然襲ってきた。ひどく酔ったような感じに似ている。ソウヤ、アスト、オリナリカは大丈夫なようだが、ほかのみんなは口元を押さえて顔を青ざめていた。

「だ、大丈夫か?」

「だ、だめ~」

「目の前がくるくるする。」

「これは、ひどい酔いですね。」

「なんだか~はきそうなんだよ~」

「こいつは、もうダメ。」

 ガルはソウヤによかっかて体を預けてきた。ソウヤも仕方ないとお姫様抱っこしてあげた。ソウヤは満足そうにエルフの街を見ていた。

「これが、エルフの街か。想像通り、ありがたい。」

 ソウヤたちの前には、木々にくっつくように建物が建てられており。その木々の間には、渡橋がかけられている。そこには、にこやかに話しているエルフたちが見える。ソウヤは、想像していた通りの光景で、大変満足している様子で涙を流していた。


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コメント

  • ペンギン

    続きが気になります〜w
    お願いします!

    0
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