俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第158話 デジャブ

 ソウヤたちは、お茶を飲みながら話していた。

「で、ミリタリスはソウヤと婚約したんですよね。」

「はい、ここにもしっかりと書面してもらっていますよ。」

 ミリタリスは笑顔でみんなに見してきた。そこにはしっかりとソウヤの名前が入った封蝋が押されていた。

「ミリタリスは、隙がないの。じゃが、婚約だけなのにそんなにずらずらと書いてるんじゃ?」

「あぁ、この文はソウヤさんが婚約を破棄したら我が国の全戦力を持って倒しに行きますって書いているんですよ。」

 ソウヤは知っていたし、ソウヤが知っているということはアストも把握済み。でも、ほかのみんなは驚いていた。

「どんなことでも、全力で行かないともったいないじゃないですか。なら、私はソウヤさんの国作りを全力でサポートしようと思っているんですよ。」

 ミリタリスは、王女らしからぬパワフルさが感じられた。いつの間にかソウヤが国作りをするって知っている。

(まぁ、どうせヴィルナが皆にいったんだろう。まぁ、説明の手間が省けた。)

 ソウヤはお茶を飲みながら今後について考えていた。

「そういえば、ミリタリスは今後どうするんだ?一緒についてくるか?」

「はい!もちろん!と、言いたいところなんですけど私も王女という身分。この国から出るわけにはいけません。なので、旅が終わったらまたこの国に帰ってきてもらえないでしょうか。領地はそれまでに確保してましょう。」

「そうか、ならこれを渡しとこうか。」

 ソウヤは、水晶のついた指輪をミリタリスに渡した。

「婚約指輪?え、まさかもらえると思いませんでしたよ!ソウヤはそういうところに疎いと思っていましたから。」

 ミリタリスはソウヤにもらった指輪を薬指にはめ笑顔でみんなに見してきた。ヴィルナたちは不服そうにソウヤのほうを見る。

「まぁ、ミリタリスは一緒に行動できないんだからこれくらいは良いだろう。」

 ソウヤは隣にいたガルの頭をなでながらみんなのことをなだめた。

「ミリタリス、お前の命に危険が迫った時、この国に危機が迫った時に俺のことを思ってくれ。そうすれば、良いことが起こるぞ。」

 ソウヤはミリタリスの手を握りながら、話した。

「俺は俺のことを好いてくれているやつ、俺の婚約者に命を誰かに侵されたくない。たとえお前の敵がこの国だとしてもお前のことを助ける。」

「ありがとうソウヤ。」

 指輪を見ながらミリタリスは心の底からうれしく思った。自分の好いた相手は少しの間しか実際にあっていないのにこんなに自分のことを考えてくれている。ミリタリスは大変うれしく思えた。

「俺は俺の仲間のことは大好きだよ。だから、俺はこの世界が相手になろうとも絶対お前らのことを助けるからな。」

 ヴィルナたちは照れるように顔を隠したり、当然だと堂々としているが顔が赤くなってたりするやつ、本当にかわいいやつらだ。

「ソウヤたちはいつここを発たれるのですか?」

「そうだな、明日出ようかと思っているんだが。砂漠越えをしないといけないからな。」

 ソウヤはそういいながらヴィルナたちのことを見ると砂漠とは何かを知らないようで、いやオリナリカは知っているっぽいんだよな。

「そうですか、でしたらちょっと頼みたいことがありまして。」

 ミリタリスはメイドを呼んで、何かを言った後メイドはお辞儀して部屋から出てしばらくすると戻ってきた。何やら、書状を持っているようだ。

「これは、エルフの王への書状でちょっと伝えたいことがあってこれを出してほしいですよ。砂漠につく前に大きな森、私たちは死森と呼んでいます。失礼かと思いますけど、あそこはAクラスの冒険者でないと突破できないのですよ。ですから、ソウヤたちにこれを届けてほしいんですよ。エルフの国はオリナリカが知っていると思いますよ。」

 ソウヤは、書状の中は特に気にはならなかったが、その死森とやらに興味がわいてきた。

「良いよ。届けるよ。死森か、これは楽しそうだね。」

 ソウヤはワクワクしながら明日にならないかと待つことにした。


 ソウヤには悲しいことが起こってしまった。そう、この世界も24時間で一日となっている。お茶会をしていたのは正午くらい、では夜からは暇となる。ソウヤは明日で出発する、でソウヤはミリタリスの婚約者。

「お久しぶりに問題です。今回はわかるでしょう。今俺の周りには豪華な料理が並んでおりドレスを着た紳士淑女の方々がおります。でも今回はそれだけじゃなくて、愛おしい仲間がいます。」

 ソウヤはだれに届くかもわからない言葉を発しながら会場の片隅にいる。

「正解は立食パーティにいまーす。しかも今回は、俺が主役ときた。片隅で、ひっそりといたいんだけどな。」

 ソウヤが片隅にいたら、ノーマリンの貴族たちがソウヤを会場の真ん中に連れて行く。全くめんどくさいやつらだ。

「いやでしたか、ソウヤ。」

「いや、多くの人間の中にいるのは少し久しぶりで人酔いしちゃってな。」

 ソウヤは最強だが、人には弱い。戦えば確かに圧勝できるが、そういう感じの場では戦うはずもなく社交の場、相手の顔をうかがい自分を偽る場。ソウヤはそういうところがあるから、こういうところは苦手だ。

「ソウヤの気持ちもわかりますが、そう難しい顔をしないでください。笑顔に行きましょう。」

 ソウヤはミリタリスの言葉を聞いてから、ソウヤは多くの貴族にあいさつに回りまわった。ソウヤは何というか、バルバイストと戦った時よりも疲れたようだ。あ、精神的にね。

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