俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第154話 小悪魔ちゃん王女

 ミリタリスは強引にソウヤたちを王城に泊めるようにした。ソウヤたちも折れてお言葉に甘えることいした。なんというか、押しの強い王女様だ。

「では皆さま、お風呂の支度ができましたので入ってください。あ、ソウヤさんは少し待っていてくださいね。」

 ヴィルナたちは応接間からお風呂場まで連れてかれてしまった。どうやら、話しているうちに日が落ちきっていたらしい。
 応接間にはソウヤト王女様だけが残っている。メイドもみんな違う仕事があるらしく応接間から出ていった。ソウヤとミリタリスは他愛のない話をしていた。しばらく話をしていると、ミリタリスは一つの話題を振ってきた。

「それでは、ソウヤ君。あなたは国を作るという野望がありますね。」

 出されていた紅茶を飲んでいたソウヤはブッと紅茶を吐き出しそうになった。しかし、王女の前にいるのだからはしたない真似はできない。

「なんで、ミリタリス様が知っているのですか?」

「あら、そんな口調でなく先程みたいな口調でいいのですよ。」

「え、まぁ、ミリタリスがそういうならいいか。で、なんで知ったんだ?」

 ミリタリスはにっこりと笑ってソウヤのほうを見た。

「ヴィルナさんがそういう話をしているときに部屋に入ったんですよ。冗談を離してい揉んだと思いましたが、実際に話してみるとこれは本当なんだなと確信しました。」

「なるほど、まぁ、俺は国を作ろうと思っているよ。」

 ソウヤはなんとも不思議な感じがしていた。まさか王女様とこんな話をするとは思っていなかった。

「ソウヤ君というのもめんどうくさくなってきたので、ソウヤ、一つ提案があります。」

 ミリタリスはにこっとしながらソウヤの手を取ってソウヤの目を見つめた。なんだか、いやな予感というかこの後の展開が予想できた。

「私と婚約しませんか?」

 予想していたとはいえ、心臓がバクバク言っている。

「婚約によってあなたへの利益がよくわからないのですが。」

 ソウヤはポーカーフェイスでその場を乗り切ることにした。しかし、話した通り全く王女、ミリタリスにとって全く利益が発生しない。この人が俺に惚れているならべつだが、どこかで何かしらの利益が生じるはずだ。

「なるほど、私個人の利益としては惚れた殿方と契りを交わせるのなら女として大変な利益です!」

 ニコニコしながらソウヤの手を強く握り締める。どうやら嘘は言っていないようだ。

「今日初めて会ったんだよな、俺たち。」

「はい!でも、ソウヤさんのことは前から知ってますよ。いろいろと見ているうちにどういう人なんだろうかと興味がわき始めて、性格はこんな感じなんだろうと想像していて、今日実際に会ってみたら本当に想像通りというか想像以上で一目惚れしました。」

 ミリタリスは少し興奮してきたようでにぎにぎとソウヤの手を握っていりながら熱く語ってくれる。

「でも、私だけ利益があるわけではございませんよ。正式にソウヤの国作りに援助できます。また、他国の王や王女にソウヤの国作りのことを話が通りやすいですよ。私はなかなか上の立場にいるんですよ。」

 魅力的な話だ、ソウヤはうんうんとうなずいたが最後に頭に浮かぶのは仲間のみんなたちだった。

「ソウヤさんは今仲間の皆様の顔が浮かんできましたね。大丈夫です、了承を得ています。」

 早いな、この王女。手回しが早すぎる。おそらくこの王女はどんな王よりも行動力があるであろう。

「分かったよ。その話受けよう。」

「まぁ、第一妃にはなれそうにないですけどね。」

 ミリタリスは残念そうにそうつぶやくとソウヤの手を離しソウヤに近づくとちょいちょいとソウヤに手招きした。ソウヤは何だろうと思い顔を近づけると、ミリタリスに顔をつかまれ引き寄せられ唇を奪われた。王女の唇はほかのみんなとは違い心地よい温かさ、心地よい柔らかさだった。

「でも、第一をあきらめるつもりはございませんが。」

 小悪魔のように笑い応接間の扉を開けると、ヴィルナたちがなだれ込むように入ってきた。

「王女!私たちがいるって知っててキスしましたね!」

「あら、そんなことはありませんよ!」

 ウフフとみんなに囲まれている王女はソウヤのほうを向き、ニコッと笑った。

「では、ソウヤさん一緒にお風呂に行きますか。」

 いやいや、とみんなに止められるが、早くしないと食事がとか言って無理やりソウヤと入る流れにしていた。まぁ、ヴィルナたちもまた入るという条件付きでなんだけどね。


 まぁ、そんな風呂というシーンのサービスシーンはうちではいろいろな意味で取り扱っておりません。ソウヤたちは風呂に入った後食堂に行き、みんなで食事を行った。まぁ、リアンが酒をがばがばと飲んでいた。それでも全く酔っているという感じはしなかった。ベルメスとオリナリカとガルも対抗して飲んでいたが途中でつぶれてメイドさんに部屋に連れて行ってもらっていた。アストとエルンとヴィルナは、上品に食べていた。ソウヤは、ミリタリスに旅の話をしていた。
 しばらくして、酔いつぶれていない組も自分たちの部屋に戻った。ソウヤは久しぶりの一人部屋で寝る。

「なんだか、寂しいもんだな。」

 ソウヤは寂しさを紛らわすために眠ることにした。

「俺チート能力で異世界楽しむわ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • ペンギン

    ヤッター!王女がハーレムに仲間入りー!

    0
コメントを書く