俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第149話 暇なう

 ソウヤとマサムネが約束を交わした日より、数日が経った。マサムネは、少し修行してくると言ってノーマリンを発った。ソウヤに負けたのが少しプライドを傷つけられたのだろう。

「さて、面白いことが起きないかな。」

 ソウヤは宿の部屋の中にある椅子を傾け天井の木の木目そんなことをつぶやいていた。

「何~楽しいことがしたいの~?お姉さんが~相手してあげようか~?」

「何言ってるの、ベルメス?お前の体型を見る限り、ロリだろ。そう考えてもお姉さんじゃないだろ。その貧乳がロリを極めているよ。」

 ソウヤはあきれたように言うと、後ろから殺気を感じた。

「なにか、文句があるのかな~?」

 ソウヤはノールックでベルメスの大鎌の鎌先を指で挟んで、防いでいた。

「ベルメスよ、おぬしの人化のモデルが幼児体系なのが悪いんじゃろう。」

「なに~リアン。久しぶりに歴史にも残るぐらいの喧嘩がしたいのかな~」

 横で笑っていたリアンに矛先を変えベルメスは怒っていた。

「まぁまぁ、二人ともそんなことしたらこの国がなくなってしまいますし、ベルメスの身体も魅力的ですよ。ソウヤさんも照れているだけですよ。」

 エルンがリアンとベルメスの仲裁をしていた。エルンは、とても口がうまい。ベルメスは、機嫌が直ったようでソウヤに抱き着いていた。

「あれ、そういえば、ヴィルナとオリナリカはどうしたの?」

 ちなみに、ガルはまだ布団の中にくるまって寝ている。

「あれ~魔法を習得したいからちょっと出かけてくるって言ってたの~聞いてなかったの~?」

「そういえば、言ってたね。」

 ソウヤはやっぱり暇には勝てないため、ノーマリンの周囲を探知で面白いことやってないかなと見てみたが全く何もなかった。魔王軍もいないし、魔獣の大群も攻めに来ていない。まぁ、魔王軍の幹部も残り二人だからそこまで下手気に動いては来ないだろう。

「しかし、あと少しですべての国を回ったことになるんだよな。あんまり実感わかないな。」

 ソウヤは暇をつぶすために手の上で知恵の輪を作り、カチャカチャと遊んでいた。

「暇ならば、次の国に行けばいんじゃないのかな。」

「そうなんだけどね、ちょっと次の国に行くルートにめんどうくさいねところがあっていくのを渋ってんだよね。

 ソウヤは知恵の輪をしまい、この大陸の地図を取り出した。

「ここがな、今俺たちがいる場所で次に行きたい場所がここなんだが。このルートにあるのが、砂漠なんだよ。ここの暑さに耐えれるかなと思って、ここでダラダラしてるんだよ。」

 ソウヤはそういうと、椅子から立ちベッドにだらんとした。

「そういう理由があったんだね。暑さが嫌だとか、人族らしいね。では、暇つぶしにクエストに出かけませんか?」

「そうだな、ヴィルナたちが戻ってきたらギルドに出るか。」

 ソウヤはヴィルナとオリナリカが戻ってくるまで寝ることにした。


「みんな~ただいま~!!」

「帰ってきたぞ。」

 ヴィルナとオリナリカオが部屋に戻ってきた。その音でソウヤも起きて、クエストに行くことを伝えギルドに向かった。

「そういえば、魔法の習得ってそんなに早くに修得できるもんなのか?」

「いや~、そういうことじゃないんだよね。」

 ソウヤに質問されたヴィルナは少しあははと笑いながらソウヤのほうから目線を外して違う方向を向いた。

「実はな、魔法を習得できなかったんだよ。なんか、法律がどうとか規則がどうとか言ってあの頭の固い魔法使いめ、次あったら殴り殺してやろうか。前までそんなことなかったのに」

 オリナリカは指をぽきぽき鳴らしながら、怒っていた。なんだかんだとはなしながら歩いていると、いつの間にかギルドについていた。

「さてさて、どんなクエストを受けますかね。」

 どうせなら、魔法の国らしいクエストに出たいなと考えていた。クエストボードにはこれまた様々なクエストが貼りつけられていた。

「主人こんなのはどうじゃ、魔石を取ってくるクエストなんじゃが、高報酬じゃぞこれ。」

 リアンがとったクエストを見てみると確かに高報酬だ。ベルメスがひょこっとクエストを見ると。

「あぁ~この場所ってあいつがいたはずだよ~えっと~鉱石とか魔石を食ってる~なんだっけ~姿は出てるんだけど~」

 ベルメスはう~んと悩んでいるようで名前が本当に出てこないらしい。

「オワードラゴンのこと?」

「いや~それに近いんだけど違うんだよね~なんだっけ~私と同じくらい恐れられてるやつなんだよね~」

 ベルメスと同じくらい恐れられているということはリアンとも同格、それでもって鉱石や魔石を食ってると言ったら、アレしかいない。

「クリスタルドラゴンか?あの、いかなる魔法攻撃をも受け付けないっていう、あのドリベディットの次に高い防御力を誇るやつだろ。」

「そう~そう~それだよ~、そいつの根城がそこなんだよ~」

 ソウヤは再びクエストを見てみると、場所はノルガタン鉱山。なるほど、鉱石を食うやつならそこにいれば食い物に困らないだろうな。

「じゃぁ、これにするか。とりあえず、受付に行ってクエスト受けてくるよ。」

 ソウヤは受付の受付女にクエストの紙にハンコを押してもらった。

「では、頑張ってください。」

 かわいらしい笑顔で送り出してくれる。全く、なんでこんなかわいいのだろうか、不思議でならないよ。

(マスターなんだかいやらしいことを考えていますね。)

(いいじゃん、俺だって男の子だよ。)

 ソウヤはアストに言い訳をしながらみんなのもとへと戻っていった。

「じゃぁ、行くか。ノルガタン鉱山は馬車で一日と半日進めばつくらしいぞ。」

 そうしてノルガタン鉱山へと出発した。

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