俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第148話 男同士の友情

「鬼ソウヤ、次はだれが相手なんだ。」

「え、時間が惜しいからあれを飲ましたんだ。次はこの子、ベルメスだよ。」

 ソウヤは、手をひらひらさせながらベルメスを送り出した。

「君が~ソウヤと同じ世界から来たひとだね~、楽しい戦いにしようね~」

 ベルメスは、穏やかそうな口調で話していたが、しっかりと殺気を込めて話していた。

「え、え、死なない程度だよな。まぁ、俺も負ける気はないけどな。」

 マサムネの殺気に答えるように、神聖剣が金色の輝きでなく紫色に輝きが変わった。

「またいうが、死なない程度に頼む。では、はじめ!!」

 その声とともに両者は一気に距離を詰めた。ベルメスは、大鎌でマサムネの上から乱撃を仕掛ける。まさに斬撃の雨であった。しかし、マサムネも負けていない。すべての攻撃を見切り防いでいる、しかもベルメスにカウンターを仕掛けている。

「まだスピードが足りないのかな。もっとスピードを上げるぞ!」

 ベルメスの大鎌の剣先ならぬ鎌先が見えなくなるほどのスピードに変化していきマサムネはそれに対応していき同じようにスピードを上げていく。

「スピードはしっかり合わしていくのか、なら数を増やしていくのがいいのかな?」

ベルメスは自分の影を伸ばし影のベルメス、影ベルメスを五人出した。

「六人いっぺんに攻撃したら君はどんなふうに防ぐのかな?」

 ベルメスはマサムネの周りを囲み一斉に攻撃を仕掛けた。

「なるほど、確かにこれは捌ききれないだろうな。前の俺だったらな。
                         剣條流皆伝 時の神の瞬き改」

 マサムネのその声だけが聞こえ瞬きをした後に、ベルメスの首元にはマサムネの神聖剣の刃があった。

「なるほど~これは初見で避けるのは今はむりだろうね~」

 ベルメスは手を挙げて降参した。ヴィルナたちには全く何が起こったのかはわかっていなかった。

「あれは、私はあれを防げるものは持ってないな。あれは、時間を遅くした?」

 ガルはかろうじてマサムネのやったことが見えたようだ。

「あれは神の加護。時の神の加護を使ってるな。なんというか、あれはチートだろ。文字通り、時の流れを自分以外遅くしてるんだ。どうやって、防げっていうんだ。」

 ソウヤも冷や汗流しながらマサムネのことを見ていた。

「私やるのはやめとくは、変に自信なくしそうだから。異世界から来た奴はみんなあぁもでたらめなのか。」

 オリナリカは、戦う気を失ったようでソウヤの出した紅茶を飲んで自分を落ち着かしていた。ガルも同じようで紅茶のお替りを注いでいた。

「よかったな!ほか二人は戦意喪失したからな。」

 ベルメスとマサムネがソウヤたちのほうへと戻ってきた。

「よかったよ、殺しに行かないとあの二人に勝てなかったからな。特にベルメスさんでしたっけ?もう、怖かったよ。」

 マサムネは、腰を抜かしたようにその場でへたり込んだ。

「マサムネも強かったんじゃが、ソウヤのほうがもっと得体のしれない力を感じたの。ソウヤのほうがバケモン感があるということなんじゃな。」

 リアンは、ため息交じりにそうつぶやいてソウヤにもたれかかった。

「やかましいわ。」

 ソウヤは、リアンの頭をこつんと軽めに叩いた。
 ソウヤたちはみんなで街のほうへと戻っていた。ヴィルナたち女性陣は洋服や靴などの店に行ってからご飯食べるなどと言っていて、ソウヤとマサムネだけで飯屋に行くことにした。

「そういえば、ソウヤ。お前はこの世界についてどれくらい知っている?」

「この世界についてか、歴史とかはある程度こっちに来た時に大体調べたけど。」

 マサムネはソウヤに少し真剣な様子で問いかけた。

「そういうことじゃない。この世界は、まだ発展途上の世界なんだ。建物は中世くらいの技術だが、街が城の周りくらいにしかない。ほかにあったとしても数えれるくらいしかない。村も少ない。」

「確かに、言われてみればそうだよな。しかし、それは生きていくうえでそんなのは関係ないんじゃないか?」

 ソウヤはそこまで興味なさそうに答えた。

「いやなぁ、もう少し発展した世界に召喚されたいなとかないのか?」

「そんなこと言ってもな、お前なんてこの世界の住人に呼ばれたんだから選べないだろう。」

 マサムネは正論を言われて、少ししょんぼりしていた。ソウヤはそんな姿を見て、良いことを思いついた。

「まぁ、お前の言わんとしていることはわからなくもない。そこでなんだが、俺はどんな国にも負けない最強の国を作ろうと思ってるんだ。どうだ?一枚かまないか?」

 ソウヤは立ち上がってマサムネの前に手を差し出した。マサムネは、話の壮大さについていけないらしく少しフリーズしていた。

「お、お前は何を言ってるのか少しわからないな。」

「そうか、わからないか?簡単な話だろ、俺が国を作るんだ。それに参加しないかということだ。」

 ソウヤが言い直して言っていることがようやく理解できたらしい。

「再び問うマサムネ、一枚かむか?」

 マサムネは良い笑顔で立ち上がった。

「その話に乗ろう!楽しいのは大歓迎だ。」

 マサムネはソウヤの手を取り固い握手を交わした。

 

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