俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第144話 移動中、ゲームで言うところのローディング画面

「ふぁ~ぁ、暇だ。」

 ソウヤは周りに怪しまれないように馬車の速さは、普通のものと同じ速さで移動している。そのせいか、移動がものすごい時間がかかっている。この前のダンジョンから出発して一週間は経とうとしている。その間、戦闘もなく途中の村で水や食料を買い足したりとしてほのぼのとした時間を過ごしていた。ソウヤはしっかりと馬車の手綱を持っているふりをしていた。

「全く、久しぶりに戦闘もない日が来たな。」

 すれ違う馬車や、旅人にあいさつをして自由気ままに馬車を動かす。いい天気に良い風何も言うことなし。

「少し寝てもいいかな。」

「駄目だよ、ソウヤ。今から私の話し相手をしてもらうんだから。」

 ソウヤの横にヴィルナが座ってきた。ヴィルナの身体は出るところが出ているというわけではないが、ヴィルナの年を考えるといい感じに発育している体である。美乳だ。

「ソウヤ、なんだかいやらしい考えをしていない?」

「え、い、いやそんな。ヴィルナも食べごろだなと考えてただけだ。」

「充分!!いやらしい考えじゃない!」

 ソウヤの肩をポコポコと叩いてきているが全く痛くない。しかし、ヴィルナの力も出会った当初よりかなり強くなっている。ソウヤの渡したもののおかげかもしれないが、ヴィルナの実力も倍くらいになっている。

「そういえば、ソウヤはこの旅が終わったらというか最後の国に着いたらどうするの?まだそのまま旅をするの?」

「あぁ、それなら考えているぞ。」

 ソウヤは嬉しそうに笑顔を見せた。

「どうするの?」

「国を作ろうと思う。どんな国にも負けないようなどんな面でも最強の国を作ろうと思う。」

 ソウヤは自分の手を太陽に向けてぐっと拳を握った。その言葉には、どこにも根拠がないはずなのにどこか本当に成し遂げそうな感じがする。

「ソウヤのやろうとしていることはいつもすごいよね。この旅が終われば国作りか。」

 ヴィルナはうずうずと体を動かしはじめた。

「でも、どこに領地をもつの?」

「あぁ、それはおいおい考えようかと思ってる。」

 ソウヤは手綱を握りなおした。

「なんじゃなんじゃ、二人で何楽しそうにしてんじゃ?」

「そうですよ、私たちも混ぜてもらわないと。」

「そだよ~、ソウヤもさ、変わり身みたいなやつでも作っておいとけばいいんじゃない~?それとか~認識阻害はできないの~?私たちも~ソウヤと話がしたいよ~」

 ソウヤは確かにという感じで馬車にしっかりとソウヤが手綱を持っているように見えるよう認識阻害の魔法をかけて馬車の中に入りこんだ。

「ソウヤなんか面白い話はない?」

「う~ん、俺の元居た世界の話をしてやるか。俺の世界にはな…」

 ソウヤは、そこから元居たおとぎ話を話した。その中でも、グリム童話系統の食いつきがよかった。ちょうど、話の中盤らへんのとき窓から城壁が見えた。

「おっと、そろそろつくぞ。とりあえず、馬車は邪魔だから降りてから行くぞ。」

 ソウヤたちは馬車から降りてノーマリンに向かうことにした。

バゴォーン!!!!

向かっている途中にノーマリンのほうから爆発音が聞こえてきた。

「なんだ?」

 ソウヤが目を凝らして爆発音のしたところを見てみると。紫色の煙が上がっている。明らかに普通の煙ではなお。

「相変わらずおかしな実験してんだね。全くこの国は少し来たくなかったな。」

 オリナリカはいやそうな顔をしていて耳が少し垂れ下がっていた。エルフの感情はものすごくわかりやすい。ソウヤは前の世界で遊んでいた犬を思い出して懐かしく思えた。

「そういえば、オリナリカってなんでこの国に来る機会があったの?」

「あぁ、ちょっと魔法も少し面白いから学んでみようかなと思ってきたんだけど、全然合わなかったんだよね。」

 そういえばエルフはほかの種族に比べて魔力が多く、魔法の才能にたけているとほんで呼んだのだが、オリナリカが使っていたのはスチームエクスプロージョン。今の話からするとエルンは魔法が苦手、バリバリの前衛。

「今思ったけど、パーティのバランスが偏ってるよな。」

 前衛に、ヴィルナ、リアン、ベルメス、オリナリカ。後衛に、エルン、ガル。ソウヤは、前衛も後衛もどちらでも行けるがどちらかというと前衛の割合のほうが高い。

「それもそうですけど、メンツもすごいですよね。」

 そういいながら、エルンは指をさしていった。

「元貴族のヴィルナ、海の支配者リヴァイアサンことリアン、世界最恐と謳われたベルメテウスダークドラゴンことベルメス、魔王のガル、それに近接戦闘のエルフのオリナリカ。それに史上最強の人族のソウヤ。」

「あと、射撃の天才のエルンもな。」

 ソウヤがそういうとエルンはえへへとはにかんだ。あぁ、かわいい。ソウヤは反射的にエルンの頭をわしゃわしゃと撫でてやった。

「ほらイチャイチャしないでノーマリンの王都に入るよ。」

 少しほほを膨らましヴィルナが急かして来た。

「分かったわかった。」

 この国には何があるんだろうな。

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