俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第140話 あたふた

「と、いうわけだよ。まぁ、本当に大変だったね~」

 ソウヤと長い間付き合っていたヴィルナたちはほうほうと聞いていたが、まだあって間もないアレンたちは唖然としていた。

「ソウヤ、もしかして俺たちがてこずっていた相手と同じくらいのやつを五体まとめて一瞬で倒したということなのか?」

「そういうことだな。なんか、時間が止まったのかと思ったよ。おかげで一撃一撃にしっかりと力を出して切れたよ。おかげでレビールも悲鳴を上げていたよ。」

 ソウヤははっはっはと笑っていたがソウヤの話を聞いたアレンはさらに真剣な顔になった。

「もしかしてだが、召喚された人間なのか?」

 アレンは真剣なまなざしでソウヤのほうを向いた。ソウヤもさすがに相手が真剣な話をしているのにこっちがわらっていたら失礼だなと思い、真剣に答えた。

「いいや、違う。その召喚された人間とはなんなんだ?」

「聞いたことはあるわ。先代の勇者、アレンの曽祖父に当たる人ね。あの人はもともとこの世界にいた人間でなく、違う世界、異世界から召喚された人だと、家にあった文書で読んだことがあるわ。」

 アレンは少し慌てた様子でワーニンの肩をつかんだ。

「まて、それは国家機密の魔法だ。簡単に漏らしていいものではない。いや、まぁソウヤ君たちなら大丈夫か。」

 ソウヤたちとサンベリカたちは何を言っているのかわからないため少し置いてきぼりになっていた。アレンは自分の調子を整えるために咳払いをした。

「ワーニンの言った通り、ほかの世界から特別な力を持った人間を召喚する魔法を編み出した大魔法使いがいるんだ。まぁ、それはワーニンの曾祖母なんだけど、それは置いといて。」

 アレンはさらっと言ったことは少し衝撃的なことだったが、なんか突っ込みが入れられる雰囲気ではなかった。

「その魔法はわが国の第一級国家機密魔法で最近されてなかったんだけど、もしかしたら秘密裏にまた行われたかもしれないと思ったのだが。違うようだな。しかし、ソウヤ君はこの世界のものなのか?」

 アレンはソウヤのことを見た。それは何か答え合わせをしているような感じだった。

「あぁ、正解だ。俺はもともとここにいたわけではない。異世界からやってきた。まぁ、召喚ではないけどな。」

 アレンとワーニンは納得したような顔をした。ヴィルナたちはもう知っていることだから至極当然のような顔をしていた。

「まぁ、そんなことよりここの市民がアンデッド化しても困るから一応、浄化魔法をね、やっとこうか。」

 ソウヤは手を上に上げるとでかい魔法陣が王都を包み込んだ。ソウヤの声とともに神秘という言葉が似合う光が覆い降り注いだ。

「いや、もう何をやっても驚かないな。」

 アレンはため息交じりにつぶやいた。

「でも、ソウヤにはいったいどのくらいの神の加護がついてるんだろうな。」

 クレストがポツリとつぶやいた。あ、確かにという感じでヴィルナたちも考え始めた。ソウヤの神の加護については知る人はいない。

「そうだな、話すか。」

 ソウヤは浄化し終わったようで、みんなのもとに戻ってきた。ソウヤはあきらめたような顔をしていた。前にヴィルナたちにもおいおい説明するよう言った気がするし、今がその時なのかもしれない。

「では、まず俺の受けてる加護は俺も把握しきれてはないけど、まぁ大体の神の加護は受けてるよ。まぁ、一番使用回数が多いのが皆も知ってる神、というかすべての神の上を統べる絶対神イェータの加護だな。」

 ソウヤのその言葉は、ヴィルナたちとアレンたちの行動を止めさせしこうをも停止させた。ソウヤのその言葉はこの世界において可能性0に近いもののはずなのにいま加護を受けているものが目の前に存在している。

「待って待って~おかし過ぎるよ~」

 ベルメスが冷や汗を流しながらソウヤのことを見ていた。ガルなんて衝撃のあまり口をパクパクしながら空を見ていた。ヴィルナとエルン、リアンは完全に頭がフリーズしていた。オリナリカはソウヤの身体にペタペタ触っていた。

「おいおい、ソウヤは神話の生き物か何かなのか?」

「違うと思うぞ。」

 ソウヤは冷静に答えた。というか、意外とみんなが面白い話をしてくれるからソウヤは心の底で笑っていた。

(マスター、この人たち以外の人には言わない方がいいと思います。この世界にも人に害なす宗教団体が存在します。なので、少しその発言は控えたほうがいいと思います。)

(そうなのか、ありがとうなアスト。)

 ソウヤはいまだにあたふたしているみんなを見ていた。

「まぁ、みんなが落ち着いてから次の行動を考えるか。」


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コメント

  • ペンギン

    みんなの行動がバリおもろいw

    0
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