俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第139話 ソウヤって人間?

 時は遡って、大体アレンたちが王城に入る前くらいのことである。
 ソウヤは、空中に止まってこちらに向かってくる大群を見ていた。

「これはこれは、また面白いほどに多いですね。しかもよく見たらなんだっけ、魔王軍十二天星だっけ?あれ級が四人?あ、また出てきた、五人はいるな。よかった、もし誰かと一緒に来てたらまずかったよな。」

 ソウヤの視線の先には暗黒というのが適切な言い方であろうソウヤの使っている、ディバイン・ゲートに似ている何かゲートが展開されていた。おそらく、ソウヤのいる地点から3キロは離れた場所に半径二キロはあるだろう円状のゲートから虫のように魔王軍が出てきていた。

「おいおい、空間魔法の使い手はしばらく出てこなかったんじゃないのか?なんで、あんなゲートを出せてるんだ?」

 ソウヤの質問は魔王軍の雄たけびとともにかき消されてしまった。結構近づいてきたので、そろそろ戦わないとまずいかなと思ったソウヤは地面に着地して魔王軍を迎え撃つことにした。

「さぁ、始めるか」

 ソウヤは指をパチンと鳴らすと魔王軍と同じくらいの数の魔法陣が出現した。魔王軍は自分たちの目の前に突如として無数の魔法陣が出現して何が起きたかわからなくなって動きが止まった。

「#$%&‘()’$%&‘’&%$#$%&‘」

 不快な声がソウヤの耳に入ってくる。そういえば最近ソウヤも魔物の言葉が徐々にわかってきたらしく理解できるようなった。

「なるほどなるほど。『ひるまずに進め、あんなのは、はったりだ』とな。なかんかかわいそうだね。はったりじゃないのにな。」

 ソウヤは手を上に上げて、魔法陣に魔力をため込め始めた。魔法陣は徐々に高い音を出し始めチャージが完了したことを知らせてくれる。

「消え失せろ!
       デストロイ・ビーム!!」

 魔法陣から放たれた光線は魔獣や魔物を貫きまたその後ろの魔獣に当たりさらに貫かれ最終的に地面についた瞬間に爆発する。それはもう地獄絵図だった。魔王軍の悲鳴が聞こえてきて、爆風とともに血が飛んできたり、魔獣や魔物の破片が飛んで来たりしても普通の人だったら精神がおかしくなるだろう。

「ちっ!思ってはいたけどさすがに一気に倒すことはできなかったか。」

 魔王軍の中間周辺にはでかくなれる亀のような魔獣がいたらしくソウヤの攻撃が届かなかったらしく、まだまだ三万以上は残っている。

「やっぱり、幹部は後ろのほうにふんぞり返ってるな。さて、もう少し面白い倒し方ないかな。」
 
 ソウヤは、少し余裕が出てきたから何かいい戦い方はないかなと考え始めた。ソウヤは悩んでいるときに下を向くとそこには当然のことながら自分の影があった。全く当然のことなのだがソウヤはそれを見てニヤッとした。

「ベルメス、少しパクらしてもらうぞ。」

 ソウヤの声とともに影があり得ないほど広がった。そこから、ソウヤと同じ姿をした影、影のソウヤと言っておこう。影のソウヤはざっと見、百人はいるだろう。

「さぁ、一狩り行こうぜ!」

 ソウヤと影ソウヤはそれぞれ分かれて目の前に出た魔王軍を切って切って切りまくっていた。影ソウヤも自由に動いて魔法とかもソウヤには劣るがそこそこの威力の魔法を放っていた。そんなこともあって三万近くいたはずの魔王軍もみるみる減っていきなんと三百近くまで減ってしまった。

「いや~随分と減ったな。さてなんでこうも俺が引き当てちゃうかな~しかもなんで五人も集まってるんだここに。」

 ソウヤは頭をポリポリと書きながら目の前にいる魔王軍十二天星の五人を見ていた。

「ほう、何体もいると思ったが貴様の分身のようだな。」

「お前は本当に人間かな?」

「人間がこんなに強いなんてあるのか?」

「殺す」

「右に同じく。殺すまで。」

 こいつらこのタイミングで殺されるとか考えなかったのかな。とりあえずソウヤは魔力を集中させた。

「我は、魔王軍十二天星が一人、さそり座のケリン。」

「山羊座のジャメリン」

「おとめ座のウラリ」

「おうし座のガラリアン」

「牡羊座のイラリスト」

 律義よく自己紹介をしてくれる敵役とかシュールすぎて笑えたけどソウヤはTPOをわきまえてるから笑わず真剣な顔のまま魔王軍十二天星を見ていた。

「あぁ~、俺の名前はクロイソウヤだ、しかしまぁ、すぐ死ぬから知っても意味ないと思うがな。」

 ソウヤは不気味な笑い方をしてわかりやすい挑発をした。

「ふっ、わかりやすい挑発をなんとも愚かな、すぐに後悔させてくれる!」

 そこからソウヤと十二天星の戦いが始まったが書くまでもなくソウヤの圧勝だった。勝負の時間はわずか数秒。しかし、戦いの爪痕は激戦のようなものばかり。その爪痕はソウヤのみが作ったものである。深い切り傷、抉れた地面、消えた山。
 しかし、世界は一瞬だけみんなが恐怖した。老若男女、全種族、無機物から有機物問わずに恐怖した。その恐怖の元凶はソウヤだった。仲間には味合わせないようにしていたがほかの人のことは考えてなかったらしい。ソウヤの膨大な魔力が一瞬にして世界を駆け巡った。魔王軍十二天星がチリへと変わってしまった。

「あぁ、本気出すとこうなるのね。」

 ソウヤは自分の作った痕をみて感心した。いつの間にか影ソウヤは魔王軍を殺しつくすという役目を終えて消滅していた。

「全く、後始末が大変だな。」

 ソウヤがすべてを片付けたころには日が沈みきっており、あたりは暗くなっていた。そうして、前回の話につながる。



久しぶり!!! さぁ、お気に入りしてってくれよな!!

「俺チート能力で異世界楽しむわ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • ノベルバユーザー252836

    あっさり瞬殺したなーʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ

    0
  • ノベルバユーザー252041

    語彙力なさ過ぎんか?

    0
コメントを書く