俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第129話 読んでからのお楽しみ

 グシャァァ!!

 肉が切れる音があたりに響き渡った。

「グアァァァァァ!!!!!!!!」

 肉の切れた音は勇者の右腕が切れる音だった。そのあとに聞こえてくる勇者のうめき声。魔法使いたちも驚いたようでフリーズしている。

「おいおい、貴様らおれのかわいい仲間に何しているんだ。」

 怒りと殺気が籠った言葉が勇者たちの耳を貫いた。その言葉の持ち主はガルに近づき抱き上げた。

「なんで、ここにソウヤはいないはずなのになんでここにいるんだろう…」

 ガルの目いっぱいに涙がたまり始め頬を伝い流れ始めた。

「頑張ったな。休んでいいぞ。」

 ソウヤは回復魔法と睡眠魔法で休ましてやった。ソウヤはガルを少し離れた場所に置き防御魔法で覆った。

「さて貴様ら、何もんなんだ。」

 ソウヤは、レビールをさやから抜き五人組のほうに質問を投げかけた。ちょうど切られた腕をつけてもらったようでだいぶ回復しているようだ。

「お前こそ何者なんだ!なぜ魔王なんかを仲間にしてるんだ!」

ソウヤはため息交じりに話し始めた。

「全く質問を質問で返してくるとはな。まぁ、俺はクロイソウヤだ。一応SSSランクの冒険者だ。」

「SSSランクなのに俺を知らないとはな、俺は勇者アレン=レインハルトだ」

 勇者も落ち着いてきたようで言葉使いが戻ってきた。

「お前のことは少し聞いたことあるぞ、相当強いらしいな。しかしおまえの目的は魔王を倒すことか?無害なのに?」

 ソウヤは勇者といえば魔王を倒すため世界を守るために旅をしているということはこの世界にきたての頃に調べたことがある。

「魔王が無害だと、お前は寝言を言っているのか?魔王が無害なわけがないだろう。今魔王軍が何を襲っている。街や国を襲っているだろう?どうせお前だって魔王の力を借りてSSSランクになったんじゃないのか。魔王と一緒にこの世界をめちゃくちゃにしようと考えてるんじゃないのか?」

 勇者の言っていることは確かかもしれない。おそらくこれまでの旅で会おう軍に襲われた街を見てきたのであろう。確かに過去の文献で魔王が世界を滅ぼしかけたと書いてあった。しかし、それは過去の話である。今の魔王、ガルではない。ガルは魔王軍幹部の暴走を止めるためにソウヤたちと旅をしている。

「何も知らないくせに、お前は俺の仲間ガルを攻撃したのか?なんだ先にお前らに攻撃を仕掛けたのか?お前らは魔王、ガル直々に危害を加えられたのか?ガルは、今の魔王軍幹部の暴走を止めるために一緒に旅をしてるんだぞ!」

 ソウヤは怒りの任せて吠えた。足を地面にたたきつけて地面を割った。

「そんなこと信じられるか!じゃぁ、お前の言うことが本当ならもし魔王がお前らを裏切って街を襲ったらお前は止めることができるのか?!」

 勇者はソウヤのほうに剣を抜き取りとびかかってきた。本当に魔王を止められるのかという力試しをするために戦うというものだろう。勇者直々に戦ってくれるということだろう。いつものソウヤなら楽しみながらやっていただろうが今回は話が違う。最高に怒っている。手加減する必要のない戦い。殺さない程度に殺す。

「受け止められるもんなら受け止めてみろ!
                  亜空間切断!!!」

 勇者はソウヤの右腕に狙いをつけて剣を振ってくるがソウヤはレビールを軽く一振りしたように見えた。見えただけであった。勇者の剣を持っている腕がまた吹き飛んだ。

「くそまたか!」

 勇者は後ろにはねて魔法使いに回復してもらおうとしている。

「させると思うか。」

 ソウヤは手を勇者のほうに向けて手のひらに小さい魔法陣をいっぱいに展開した。

「邪魔はさせねぇぞ!!」

 武闘家がソウヤに向かい殴りかかってきた。武闘家の体の周りに謎の光が覆っているのを見るにあの吟遊詩人のエンチャントがかかっているのであろう。

「メテオ・インパクト!!!」

 ソウヤの腹にアッパーカットをくらわそうと拳を下から上に振るが、ソウヤはギリギリ拳が避けれるくらいに後ろに下がるとその勢いを殺せずきれいに空ぶった。

「なっ!?」

武闘家の体は完全に伸びきってしまっているその瞬間を逃さずソウヤは足を蹴り払い、武闘家の体が地面と平行になった瞬間に腹を蹴り上げ上に打ち上げられた体が重力によって落ちてきたところをすかさずまわし蹴りで吹き飛ばした。
 
「いけぇ!」

 武闘家が蹴られた後弓使いが魔力を込めた矢を何本も放ってきた。数本の矢が螺旋を描くように飛んできて、炎を纏いまるで龍のようなになりソウヤに向かってくる。

「大和アーマー部分展開主砲:バースト」

ソウヤと矢の間に大和アーマーの主砲が出現し矢に向かい光線が放たれた。光線は炎の龍を貫いていった。

「なんで…手加減はしてないはずなのに。」

「あきらめてはだめです、自分も攻撃を仕掛けます。」

 吟遊詩人は自分が持っているリュートを弾きはじめた。

「デス・ミュージカル」

 音がソウヤに近づいてくるのが見える。ガソウヤはあきれた顔でその攻撃を見ていた。

「お前なめてるだろ。消えろ。」

 ソウヤは言霊で音の攻撃を消し飛ばした。

「とび攻撃ははめんどくさいからなまずお前らから行動不能にしてやろう。」

 ソウヤは二人の下にどす黒い色魔法陣を展開させてた。

「サタン・オブ・ナイトメア」

 魔法陣から黒い手が伸びてきて二人の体を包み込み悪夢のそこへと誘っていった。二人は手から解放されたときには体中にクロイ刺青が浮き出ていた。二人は苦しそうな表情でうなされていた。

「おい!何をした!」

 ちょうど回復した勇者が怒鳴ってきた。

「何って、攻撃だよ。俺が止めない限りずっと想像を絶する悪夢を見ているだけだよ。」

「くそ!殺す殺す殺す!」

 勇者はソウヤのほうを向いて殺すと連呼して今にも飛び出しそうになっているが魔法使いに止められていた。

「駄目よ、今の状態じゃさっきの二の舞よ。」

「うるさい!!今倒さないと今倒さないと!全員殺される!」

 パァァン!!!

 魔法使いのきつい一発が勇者の頬に当たった。

「しっかりしなさい!冷静にならないとかないわよ!」

 魔法使いの一発が効いたのか勇者はきょとんとしていた。

「あぁ、そうだなしっかりしないとな。悪いな。いつも迷惑ばかり。もう一つ悪いんだが、少しの間質の相手をしてくれないか?」

「最初からそのつもりよ。」

 魔法使いは勇者の前に立ち詠唱を始めた。勇者も長剣に力を込めているのが見える。

「よくアニメとかでこのタイミングで攻めろよって思うことがあるがこれは見いちゃって攻撃ができないな。話が終わったならば話は別だな。」

 ソウヤが勇者に向かい走り始めた。

「悪いけど、じゃまさせてあげないわよ。」

 魔法使いからはソウヤに向かい様々な属性の攻撃を仕掛けてくる。

「無詠唱でこの威力は厄介だな。」

 ソウヤは魔法使いに目標を変更してレビールを振りかざした。が杖で、防がれてしまった。魔法使いのわりに力が強いと思ったらさっきの魔法と平行に同時に教科魔法を自分にかけていたらしい。

「だが、がら空きだな。」

 ソウヤは魔法使いの胴体を蹴り飛ばされて吹き飛んだ。

「あ、あとは頼んだわよ。」

 魔法使いは最後にそういって。倒れこんだ。

「ありがとうみんな。これであいつを倒せる。」

 勇者の剣は眩いほどの光を放っている。

「まさか、お前にこれを使うことになるとはな。喰らえ!ワールド・オブ・サルベーション!!」

 勇者の剣がソウヤに向かい振り下ろされる。光が空間をも切り裂きソウヤに向かってくる。ソウヤは顔路一つ変えずにそれを見ていた。

「空間保護完了。エンドカノン:フルバースト。」

 ソウヤの手にはいつの間にかエンドカノンが出現していてこの世界ももろとも壊しそうなほどな威力の魔力が一気に放たれ、勇者の攻撃を無へと還した。

「あぁ…なんでだ…」

 そういって勇者は倒れこんだ。

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コメント

  • ノベルバユーザー252836

    こういう絡みからの戦闘、テンプレʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ

    0
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