俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第128話 ガル絶体絶命

「覚悟しろ!」

 ガルの声に反応すように鎌の先端が三人に向かい飛んでいく。

「任せろ!」

 武闘家が二人を守るような形で構えた。

「援護するよ。」

 吟遊詩人が歌い始めると、武闘家の周りにオーラがまとわりつき始めた。

「ハァッ!!」

 武闘家の一突きが空気を振動し始めてその振動が鎌をはじき返した。

「それで終わりじゃないぞ!」

 ガルの手の動きを追尾するように魔法陣が展開されそこから無数の魔弾が発射される。しかも、その弾は逃げる三人を追尾していく。

「ここは私がやるよ!」

 弓使いの巧みな弓捌きで、その弾を撃破していく。しかも撃破していく合間にガルへも攻撃している。秒間何本放っているかわからないほど素早く打ち放っている。

「自分があいつ動きを止めましょう。」

 吟遊詩人の奏でる音色がガルの体を縛り付け始める。しかも質が悪いことにもがけばもがくほどに絡みついてくる。

「なんだこれ。」

 ガルはもがきすぎてもう体が動かなくなっている。

「ナイスだ!最大出力で殴ってやるぜ!」

 男は拳に力を込めてガルの場所まで走っていった。ガルは必死にもがこうとするが全く体が動かなくなっていしまっているから逃げれない。

「喰らえ!」

 男は完全にとらえたと思い完全に油断していただろう。その一瞬がガルに疲れてしまった。

「なっ!?」

 武闘家の拳は鎌にはじかれ別の鎌が腹を刺していた。刺されているところからはかなりの量の血が出ている。

「こんなものすぐに千切れるは!」

 ガルは自分を縛り付けていたものを引きちぎった。そして倒れこんでいる男を二人のもとに蹴り飛ばした。しかも鎌が刺さっていたところに当たる様に。二人は受け止めようとしたが武闘家の体はそこそこでかいため二人はうけとめた後に膝をついてしまった。ガルはその瞬間を逃さなかった。

「おかえしだ!」

 ガルは自分の蹴りに魔法でブーストをかけ攻撃力を数倍に上げた。弓使いはその蹴りを受け止めようと防御態勢に入ろうとしたが間に合わずガルの蹴りをまともに受けてしまった。弓使いの体は吟遊詩人と武闘家を巻き込み吹き飛んだ。

「とどめを刺してやろう。」

 ガルの頭の上にでかい魔法陣が現れその周りを鎌が飛んでいる。魔法陣が闇の粒を吸収し始め力を蓄え始めた。その力が限界まで蓄えられたのか甲高い音を鳴らし始めた。

「消え去れ!」

 ガルの声とともに闇の波動が三人に向かい放たれる。三人はもう死を待つしかないのかと目をつぶったその時、

「まさかこうなってるとはな。」

 一人の男と一人の女性が立っていた。

「こんなもの切り裂いてくれる!
             亜空間切断!!」

 男の攻撃…勇者の攻撃がガルの攻撃を切り裂きガルの魔法陣ごと切り裂いた。

「またまた、派手にやられましたわね、回復して差し上げましょう。」

 魔法使いの女性が三人のことを回復魔法で回復させていった。

「ありがとうございます。」

 ガルはただそれを見ていた、今妨害に行けば確実にやられると確信したからである。

「さて、仲間をこうされたお礼をしないとな。」

「そもそもお前が仕掛けてきたことだろう。やられてもしかたがないじゃないか?」

 勇者の言葉にガルも言い返す。

「まさか魔王に正論を言われるとはな。では、八つ当たりと行こうか。」

 声を残して勇者の姿が消えた。

「まだ見える速度だな!」

 ガルは勇者の場所を予測して鎌を飛ばし防御したと思ったが

「しょぼいよ!」

 長剣が鎌を吹き飛ばしガルのもとへと切りかかってきた。勇者の剣は鎧をかすった。

「お、まさか避けるとはな!」

「この感じ!?貴様は勇者というやつか、まさかこんなところで会うとは驚きだな!」

 ガルも勇者だと分かり一気に距離をとった。

「ほうほう、いい判断だね。」

「先代からお前たち勇者の攻撃パターンは教わってるからな!」

 ガルは鎌が円を描くように飛ばし始めた。

「分かった以上本気で行く。
         怠惰の咆哮」

 鎌の周りにさらに魔法陣を展開させ一気に勇者のほうに放った。これが当たれば勇者もひとたまりないだろう。
しかし勇者は動こうとしなかった。

「代々勇者は戦うときは一人じゃないんでね。頼んだ!」

 勇者がそう叫ぶと後ろでまほ使いが構えており、準備は整っていたようだ。

「了解、パーフェクトシールド。」

 勇者の前に不透明のシールドが張られた。そのシールドはガルの攻撃を相殺した。

「どうだ、これが仲間の力だ、お前の仲間はどうした?まぁ、ここでの戦いの音はほかの人には聞こえないからな。この世界から魔王は消えればよい。」

「ははは、お前の力などソウヤに及ばないな。」

 ガルはそういうと勇者に向かい跳躍した。途中に魔法陣を展開して打ちまくって近づいていく。が、勇者の仲間たちがそれをはじいている。

「さっきのお返しだよ!」

 弓使いが力いっぱい弓を弾きガルに放つ。放たれた矢がほの王を纏いガルに刺さった。

「ぐふぅ…」

 ガルの鎧をもってしても防げなかった。しかし、それだけではなかった。ダメージを負ったガルが減速した瞬間に武闘家がちかくに来ていた。

「俺の拳を喰らえ、メテオ・インパクト!」

 すでに吟遊詩人にエンチャントしてもらっていたようで武闘家のアッパーカットまるで隕石が衝突したのではないかというほどの爆音と衝撃波がガルに直撃した。ガルはそのまま空中を待った。

「私は、補助いたしますね。」

 魔法使いは勇者にエンチャントをかけ強化した。勇者は、地面に落ちた魔王を見ながら剣に力を込め始めた。

「ははは、しょせん魔王なんてこんなもんかおじいさまの話も嘘なんだろうな。まぁ、俺は最強の勇者と呼ばれるほどに強いからな。」

 勇者は剣をガルの首めがけ振り下ろされた。

「短い間だったけど、楽しかったぜソウヤ。」



 グシャァァァァ!!!

 肉が切れる音があたりに響き渡った。

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コメント

  • ノベルバユーザー252836

    テンプレʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ

    0
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