俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第121話 新種の魔獣

「このクエストを受けます。」

 ソウヤは例のみんなが口々に言っている魔獣の討伐クエストの紙を受け付けの女性に渡した。

「これは、Aランク以上の方が受けられるクエストなのでギルド手帳をご提示願います。」

 ソウヤは言われた通り今の段階だと最高級のギルド手帳を見せると女性は立ち上がり深々と頭を下げた。

「大変申し訳ございませんでした。SSSランクのソウヤ様でしたか。ではこのクエストは受理します。」

 ポンとハンコが押された。


「よ~し、これで魔獣倒したら金が入るぞ!」

「なんだ、このパーティは金不足なのかなら私のたくわえを・・・」

 ソウヤの発言に少し心配したのか、オリナリカは自分のカバンの中を探り始めた。

「いやいや、大丈夫だよオリナリカ。意外と持ってるからお金。」

 ヴィルナがオリナリカの動きを遮る様に手を伸ばした。

「どれくらい持ってるん?」

「えっとな、大体小さな国と同じくらいの資金は持ってるな。」

 ソウヤは軽くそういうとオリナリカはフリーズしてしまった。

「おいおい、オリナリカが止まってしまったぞ。」

 ガルが肩をつかみ揺らしても全く戻ってこない。ガルだけでなくほかのみんなもあわて始めたがベルメスがオリナリカの後ろに回り込み指をウニウニと動かしていた。いやな予感が・・・

「こうすればいいんだよ~!」

 ベルメスはオリナリカの豊かな胸をむにっとつかんだ。

「ああぁん!!」

オリナリカの喘ぎ声にも似た何かを出した。誰も予想もしていない声で口をポカーンと開けたままになっている。ベルメスは口を押えて笑うのをこらえている。オリナリカは恥ずかしいのか肩をプルプルさせながらベルメスを睨みつけている。

「…ろす。」

「なに~?」

 あ、やばい。これはヤバイ。ソウヤは人前では見せたくなかった空間魔法の準備をし始めた。

「殺す!!!!」

 オリナリカはベルメス目掛けていつの間にか手にかナックルを装備して殴りかかった。

「やっぱりか!!」

 ソウヤはオリナリカの言葉を聞いた瞬間、ソウヤはみんなを覆うように空間魔法を発動させた。

「しねぇ!!」

「い~や~!!」

 殴りかかるオリナリカをベルメスは大鎌を出して防いだ。

「この喧嘩っていつ終わるんですかね。」

「そのセリフはもう少し後に言うんやで。」

「いやいや、これ結構かかるんじゃないかと思うぞ。」

「全く、あの二人なんで仲が悪いのかな?」

「いやどう考えても、仲が悪いだろ。」

 ソウヤたちはベルメスとオリナリカの剣かを見ながらお茶にしていた。

「お前は、前のときもいきなり出てきて余計な事をして、ずっと殺したいって考えてたんだよ!」

「これはこれは~物騒だね~でも今は~仲間ですよ~」

 なんかこの二人どちらかが死ぬまで戦いそうだな。金属がぶつかり合う音がうるさいほど聞こえてくる。

「そういえば、ここってどこなの?」

 ヴィルナがソウヤに質問してくる。確かにここがどこなんだろうとソウヤは全く分かっていなかった。

「悪いな、俺もここがどこなのかわかってなくてな。導かれるままにここに来ただけでな。ってえ?」

 ソウヤは自分で言っておかしいところがあることに気づいた。

(なんでだ、おかしい。俺はなんでここに飛んできてたんだ?導かれるなんてことはおりえないだろう。もしかして、今回の目的の魔獣がこっちによんだのか?)

 ソウヤが悩んでいると急にさっきまでの騒音レベルの金属音がしなくなりしーんとしていた。

「お、おいどうしたんだ…なるほどそういうことか。」

 皆、それぞれの装備を出してそのこちらに向いてくる見たことも聞いたこともない魔獣を見ていた。

「これはこれは、まさかこちらが招待されるとは。」

 どうやら例の魔獣がソウヤの空間魔法を検知して無理やりこちらに呼び寄せたらしい。どうしてわかるのかというと明らかに今まで出会ってきた魔獣の中で一番悪質で禍々しい感じがビリビリと伝わってくる。

「グラアァァァァァァァァ!!!!!!!」

 謎の魔獣は空を向き咆哮した。その音の揺れがなぜか肉眼でしっかりと見えた。どうやら、ただ吠えただけではないようだ。ソウヤは、どんな攻撃が来てもいいように構えていたが異変に気付いた。

「そ、ソウヤ、こ、怖い。」

「こ、こんな、き、恐怖は初めて、です。」

「俺、は、魔王なのに、なん、でなんだ!」

「初めての、た、戦いなのに、こうなるとはな…」

 ヴィルナ、エルン、ガル、オリナリカが体を尋常じゃないレベルで震わしている。どうやら、あの咆哮には魔獣以外のものと低級魔獣に恐怖を与えるようで、リアンとベルメスとソウヤには効果がなかったようだ。

「ね~、ソウヤ、リアン、あんな魔獣見たことある~」

「いや妾は見たことないな。主人はどうじゃ?」

「いやいや、俺もこの世界に来て数十年とか経ってないからな。あんなの知らないな。」

 ソウヤたちは謎の魔獣を見つめながら、冷や汗を流していた。


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