俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第87話 昇格でーす!

 馬車での移動も悪くない。外を向けば変わっていく景色、外を向かずに中を見れば美少女美女がいる。そして、仲間との親睦を深められる。

「そういえば、ソウヤって魔王軍とよく戦っているけど戦わずに逃げてもいいんじゃないの?」

 ヴィルナがソウヤに聞いてきた。確かに普通の冒険者ならあんな大群に挑もうと思わないし、逃げる方が得策だと思う。魔王軍に挑むやつは死にたがりかよほど自分に自信のある奴だけであろう。

「あ、あぁそうだな。強いて言えば、頼まれたからかな~。なんかお偉いさんに。」

 まぁ、嘘は言っていない。イェータは確か神の中で一番上だったはずだからな。
 その発言に、エルンが首を傾げた。

「え、でも魔王軍って確か最近になってから騒がれるようになったはずですよね。」

 魔王軍が活動を始めたのは昔のものを含めないのならソウヤがこの世界に来る少し前からだ。しかも世間に知れ渡る様になったのはバンデースについたくらいだからエルンの疑問に思うのは確かだからね。

「そ、それはな、そのお偉いさんは予知能力系の魔法が使えてな、魔王軍の侵攻を止めないと世界が滅びるらしいんだ。昔のように。」

 その説明でエルンは納得してくれたらしい。本当ことって話した方がいいんだろうか。まぁ、聞かれたときにでも話しておこうか。


 移動をしてから、数日が経ったくらいに王都についた。

「ナンデムカの王都も相当だったけど、アニマールの王都もでかいな。」

 関所を抜けると、大きな壁に囲まれている街に中央にはどでかい城がそびえたっている。王都なだけにかなり栄えている。街には獣人族が多いのだがほかの種族も街を歩いている。

「さぁ、恒例の宿探しと行きましょうか!」

 ヴィルナが手を叩き、みんなに言ったリアン、エルンはなかなか乗り気だった。

「じゃぁいくか!」

 ヴィルナたちは宿を探すために走っていった。例によって、ベルメスはソウヤのもとに残っていた。

「なんでお前はここに残ってんだ?」

「いいじゃない~。私はソウヤと一緒にいたいだけだよ~」

 かわいらしい笑顔で顔を覗きこんでくる。その笑顔にきゅんとしてしまったが、何とか持ちこたえた。

「ま、まぁ、ギルドに行くぞ。クエスト見たいしさ。」

「そうだね~」

 ギルドに行くとかなり多くクエストが張り出されている。採取、討伐、捕獲、護衛…etc

「見ろよ、ドラゴン討伐もあるぞ、ベルメス。」

「ふ~ん、相当下手なことしたんじゃない~」

 ベルメスは悲しい顔をするわけでもなく、弱いやつが悪いみたいな感じで笑っている感じだった。

「まぁ、一番上見てみ真っ黒い紙に赤い文字でお前の捕獲のクエストが貼り出されてるぞ。」

「あら~、全くここも滅ぼすかな~?」

「やめとけよ。全力で止めに入るからな」

 そんな会話をしながらクエストを眺めていると、ヴィルナたちが声をかけてきた。

「お~い、宿見つけてきたよ~!ここもいい感じだったよ!」

「マジか、期待できそうだな。じゃぁ行く…」

 ソウヤが行こうとするとギルドの入り口に騎士団が立っていた。

「クロイソウヤのパーティーがここにいるとの報告があった!出てきてもらえないか!」

 隊長っぽいひとがソウヤたちを探しているようだった。なんか最近よく呼び出される気がする。とりあえず、ほかの人に迷惑だしね。

「はーい、自分ですよ、なんの用ですか~」

 ソウヤは、いやそうに返事をすると。

「ソウヤ様一行を王城に連れてくるように、王に言われています。ので、一緒についてきてもらえないでしょうか」

 ソウヤはヴィルナたちの顔を見てみると、観念してついって言った方がいいぞという顔をしている。

「分かりました。ついていきますよ」

 ソウヤたちは騎士団についていった。街の人たちから注目される。罪人のような気分で居心地が悪かった。

 城の中に入り、王の間の方に連れてかれた。

「カルシテナ王連れてまいりました。」

 そこには、前に見たような顔が偉そうに座っていた。あ、偉いのか。

「やぁ、ソウヤ君久しぶりだね。」

「あ、あぁ、久しぶりですね、カルシテナ王裁判ぶりですね。」

 ヴィルナとエルンはソウヤの反応を見て驚いていた。王様は笑っていた。

「そういえばソウヤ君の実績が評価されて、ランクをSSSにすることを世界会議で決定したぞ。これで、世界で10人目のSSSランクの冒険者が生まれたわけか。ほれこれがSSSランク用のギルド手帳だ、受け取ってくれ」

 騎士の方がソウヤになんだかお高そうな手帳をソウヤに渡した。

「あと君たちはこの国の客人としてもてなさしてもらおう。ソウヤ君たちは必ず世界規模で何かをしてくれると確信しているからな。今のうちに何かしらの繋がりを持ちたいからな。部屋ならいくらでも貸すからな。」

「いやいや、いつここを出ていくか決めてないからそれは悪いですよ。」

 ソウヤが皆の気持ちを代表して国王に話すと声高らかに笑い始めた。

「その心配はないぞ。何か月でも何年でもいていいぞ。」

 そんなことで、みんなが納得して部屋を借りることにした。ベルメスが国王に対して、「みんなが同じ部屋に泊まりた~い」とか言って。かなりでかい部屋を借りることにした。


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