俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第86話 平凡再来

チュンチュンチュン

 鳥の鳴き声が聞こえてくる。昨日新しいことをやっちゃったから体がだるく起きたくなくなる。というか、ヴィルナちゃんたちがしがみついていて起きることはできなかった。
 時は遡り、昨日魔王軍戦が終わりみんなのもとに戻ろうとしたところ急に力が向けて目の前が真っ暗になって気づいたらこのベットの上で目覚めた。

「なんだかな~どうしてチート能力もらったのに倒れちゃうのかな~。悲しくなっちゃうな~」

 上にぶら下がっているシャンデリアみたいな照明を見ながらつぶやいた。

(おはようございます、マスター。倒れた原因はマスターの使った変換武装の合成したスキル、いわゆる武装合成それです。そのスキルが大変魔力を消耗が激しいらしいですね。)

 ソウヤのつぶやきにアストがいつも通り淡々とした口調で答えた。

(でも俺、ほぼ無限なほどに魔力があるはずなのに、魔力のせいで倒れたというの?)

 ソウヤの疑問ももっともだった。確実にこの世界で最大の魔力を保持しているはずなのに、魔力のせいで倒れるなんておかしな話だと思う。

(それはですね、人族というより全生物に共通して言えることですけど言って一定時間以内に使える魔力が決まっています。その量も人によって違いますけどね。)

 なるほど、俺の使ったスキルの威力が強くて魔力を多く消費していたということか。ということは、まだ自分の力をつかいこなせてないかもしれない。

(確かにそうかもしれませんけど、さすがにそこはこれからの戦いで大きくしていくしかありませんね。)

 まぁ、その通りだね。まだ人生これからだし旅もまだまだ序盤だと思うからな。気長に頑張っていくかな。
 アストと会話をしているとヴィルナたちがなんだか色っぽい声を出しながらおきはじめた。なんだか、欲情しちゃいそうになったけど、襲う勇気なんてないため自重しておこう。

「おはよう、みんな」

 みんなは眠そうな声であいさつを返してくれている。ヴィルナとベルメスはそうでもないけどリアンとエルンは、動作をするたびに豊かな双丘がプルンプルンと揺れていて男のソウヤは自然に視線がそこに固定されてしまう。

「主人、なんだか鋭い視線が胸あたりに感じるんじゃが…揉みたいなら、ほれ好きにするがよいぞ。」

 リアンが寝間着を脱ぎ下着を外して、ソウヤの前にだしてきた。ソウヤは一瞬眺めていたいと思ったが、後ろから腕が伸びてきた。

「ソウヤのへんた~い。」

 ヴィルナのかわいらしい手がソウヤの眼を覆い隠す。

「ごめんねごめんね、ヴィルナちゃんとベルメスはな!ひんny…」

 ソウヤがあるワードを言おうとすると首元に大鎌が背中には鋭いものが当たっている感覚がする。

「ソウヤ、言っていい言葉と悪い言葉があるんだよ。」

「おとなしく聞いてたらね~何をいってんだか~。そうだ!頭と胴体が離れる感覚ってどんな感じだろうね~」

 おそらく顔はニコニコしているのだろうが声が殺気を帯びていた。というか、昨日のナフ戦よりも恐怖を感じているかもしれない。

「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。ソウヤもきちんと誤って!」

 ケラケラ笑っている横でエルンが二人をなだめている。ソウヤもここで旅を終えるわけにはいかないから全力で謝った。すると、武器がしまわれた。

「次から気を付けるんだよ~」


そんなこんなで朝食を食べることにした。というか、そろそろここの朝食も飽きてきた。

「なぁ、そろそろ違うところに行くか。次は王都あたりに行きたいな。」

 エルンがニコニコしながらソウヤの方を向いた。

「王都はとてもいいところですよ!野菜がとてもおいしいんですよ!だからわざわざ王都まで買いに行く人がいるんですよ。それ以外にもお肉もいいんですよ!」

 エルンは耳をピコピコして尻尾をブンブン振りながらしゃべっている。ハッとエルンが自分が興奮していることに気づいて顔を赤くしてシュンとした。

「エルンがこうなるぐらいアニマールの王都はいいところなんだな。よし!王都に行くか!今から行くか。」

「突然じゃな。でも、いけるぞ。毎日整理整頓は欠かさなかったからな!」

「私も同じ感じだよ!」

 ベルメスは食事を素早く終わらせて、準備を始めた。エルンはしっかりと準備していたからあわてずに食事を続けていた。

「ほれ、食べ終わったら食料とか魔石とか買っていくか。」

「わかったよ~」

 いつの間にかベルメスが準備を終えて優雅に紅茶を飲んでいた。


 日が完全に真上に昇り切っている。準備も終わりシェスティンにあいさつをして、街の外へ出た。ソウヤは異次元に手を突っ込み、というかアイテムボックスに手を突っ込み機馬と馬車を取り出し荷物をアイテムボックスにしまった。

「なんだかんだで、いつの間にか一か月以上いたな。いい場所だったな。」

「そうだね。また来たいね」

 馬車の中に入り次の目的地の王都に向かうことにした。

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