俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第77話 バッチンバッチン

皮膚に電撃が走る様にビリビリとする。ベルメスのプレッシャーは、そこら辺の冒険者だったら気絶するのではないだろうかというレベルだ。さすが世界最恐と言われただけある。さすがにリミットかけた状態で勝てるイメージが全くつかない。

「さぁ~て、私が数的に不利な状態だねぇ~、増やすか~」

 ベルメスが腕をバッと広げると。三つの魔法陣が出現した。

「影なる存在よ、我の敵対するものを我とともに滅ぼしたまえ。影から顕現したまえ
                           リプリケーション!!!!」

 ベルメスが詠唱を終えおると、魔法陣から黒いベルメスの姿をしたものが出てきた。神の眼を使用して影ベルメスを見てみると、本体の力の弱体バージョンだがヴィルナとエルンが勝てるかどうかっている感じだ。少しみんな無事帰れるかわからなくなった。ベルメスがひとりだったらまだいけたものを

「よ~し、これで同じ数だね」

「全く厄介なことしてくれたぜ」

 ソウヤは、リミットを解除した。ソウヤ以外も構えなおした。それを見ていたベルメスがニコニコしながら同じように構えた。すると、手に2メートル以上の大鎌が出現した。

「さぁ、いくよ!」

「おいおい、嘘だろ!みんなは影の相手をしてくれ!俺は本体とやる!!」

 ベルメスはものすごい笑顔でソウヤに大鎌を振りかぶる。風を切る音が耳が痛くなるほど聞こえてくる。ソウヤは、反射的にレビールで攻撃を防いだが力負けして吹き飛ばされ壁にぶつかった。

「おいおい、とんだバカ力だぜ。みんなは?」

 ソウヤは、壁に衝突したときにできた土煙を払いながら、あたりを見渡した。リアンは問題はなさそうだが、エルン、ヴィルナは苦戦を強いられている。

(早めに本体を倒さないといけないな)

 レビールを双剣にして構えなおし次はソウヤが切りかかった。

「オラ!!!!」

「いい攻撃!だけどまだまだ!」

 キィィィン!!!

 甲高い金属音が響きわたる。鍔迫り合いで起き、互いに顔を見合わせる。

「う~ん、見込み通りだよ。君~名前なんていうかな~」

「ソウヤ、クロイソウヤだ。」

「そうなんだ~よろしくね、ソーヤ!」

 ベルメスがそういうと後ろにジャンプし距離をとった。

「次は、反射神経を見ようと思うよ~」

 その言葉を言い終わった瞬間、ベルメスの姿が消えた…と思った瞬間目の前に姿を現した。すでに大鎌を上にあげていた。

「は~い、真剣に受け止めてね~!」

 ガダダダダダダダダ!!!!

 次の瞬間、まるで雨のように大鎌の斬撃が降り注ぐ。ソウヤは神の眼で未来を見ながらすべての攻撃を受け流し防いでいる。

「あはは、すごいねソウヤ!全部防いじゃうんだね!」

「そんな余裕ぶっこいてていいのかな?ほれ!」

 大鎌を切り払いベルメスを大きく体勢をのけぞらせるとほほに一線の切り傷をつけた。

「!?」

 ベルメスは先程の余裕な笑顔はなくなって目を見開いている自分の頬に傷をつけられたことに驚いているらしい。

「次からは、こっちのターンだぜ!」


 時は少し遡って、リアンたちは影ベルメスたちとやりあっていた。リアンは前に一度やりあっているとは故、リヴァイアサンの姿だったから初めて戦った感じだ、だから自分のことで手いっぱいだ。

「ヴィルナ!リアン!おぬしたちは、二人一緒に戦え!」

「わかった!」「わかりました!」

 リアンは、それを言い終えると自分に向かってくる影ベルメスを睨んだ。確かに、本体ほど強くないかもしれないけど、かなり強すぎる。もしかしてだけど、主人と同等の強さかもしれない。まぁ、あのとき手を抜いていたかもしれないがな。

「さぁ、妾も思い出した力を使うとするかの」

 リアンはリヴァインブレイクを構えなおした。すると、バチンバチンと体に電撃が走り始める。

「妾が忘れし力よ、今こそ思い出し敵を殲滅しようぞ!」

 リアンの体に電撃を纏い始めた。それに反応するようにリヴァインブレイクに黄色のラインが走る。

「かかってくるんじゃ」

 その声とともに影ベルメスが迫ってくる。大鎌をふるってくるがリヴァインブレイクではじき返し体勢を崩しまわし蹴りを喰らわし吹き飛ばした。

「リアンも頑張ってるし、私たちも頑張ろうエルン!」

「そうですね!頑張りましょうヴィルナ!」

 リアンの姿を見たヴィルナ、リアンは闘志を燃やした。ヴィルナが演舞の神の加護でひたすらよけ続け注意をエルンから自分に引き寄せた。そこで、エルンが狙い撃つ。そうして、地道につぶしていく。


  カンカンカンカンカンカン

 ソウヤとベルメスは、激しい攻防戦をしていた。攻撃を防いだりカウンターで攻撃したりで周りの地面や壁に深い切り傷を作るほどに激しい攻防だ。受けきれない攻撃を受けているせいで装備がボロボロになり腕や顔に傷がいくつもできている。

「楽しいね~ソウヤ!」

「そうだな~!初めて本気に近い力で戦ってるな!!」

 端から見れば、どこで何をしているのかがわからないほどに素早い動きでたかっている。こういうのを神速というのだろうと思う。切り傷のところにどちらかの血がこびりつく。
 ベルメスはなにか思い出した表情をし、後ろに下がり距離をとった。

「あ~忘れてた~!魔法戦やる予定だったわ~、これで最後の一撃だと思うから~ありったけの魔力注ぎ込むから~強力なのを一発いくよ~」

 ベルメスの魔力がぐんぐん上がっていくのがわかる。ソウヤもそれを見て同じように魔力を高めている。それと同時に影ベルメスが消えた。それを見てソウヤは危険を感じリアンたちに呼びかけた。

「みんな!防御態勢をとれ!危ないぞ!」

 リアンたちは、それぞれ防御魔法を唱える。ソウヤがリアンに防御魔法を重ねかける。ベルメスが詠唱を始める。

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