俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第73話 ヴィルナちゃん強くなったよ!

ソラァァ!!!!」

「よいしょぉぉぉ!!!!」

今は、13層の中間らへんだろう。前衛がリアンとソウヤ、後衛がヴィルナとエルンで目に映る敵を片っ端から倒していっている。

「ソウヤさんは、まだボスと戦っていないから張り切っているんだと思いますよ。」

「じゃぁ、リアンはなんであんなに張り切ってるんだろうね。」

「さぁ、なんででしょうね。」

 ソウヤとリアンが張り切りすぎて後衛の二人はただただ前衛の狂乱ぶりを見ているだけになっていた。
 本当に危なげなく15層のボス部屋の扉の前にたどり着いた。

「ヴィルナちゃんが先にどうぞ。俺は、次でいいよ。」

「え、そう?じゃぁ、お先に行きますね。」

 ヴィルナを先頭にドアを開けた。
 部屋が円形になっていて柱が八方向に立っている。部屋の中央にむかって大量の虫が集まり合わさっていく。そんな光景を見たヴィルナちゃんが顔を青くしてすごい勢いで三人のほうを向いた。

「すみませんが、チェンジいいですか?」

「駄目だよ。ヴィルナちゃん頑張ってね。」

 ヴィルナは涙目なりながらボスのほうに向いた。
虫の大群が合わさり、ぐちゃぐちゃと形を変え始めた。その姿をみたソウヤは、体を震わせ後ろにとんだ。

「おいおい、まじかよ。こんな魔獣がいるのかよ!」

 ボスの姿は、体が黒光りして触覚が二本、足が六本昆虫のような構造。ゴキブリだ。なぜなのだろう、あの姿を見た瞬間恐れてしまう。こんなに強い能力を持ったのに、この感じは取れないんだな。

「こいつは、レアなボスを引き当てましたね。あれは、ゴラブリアスですね。魔獣の中でも随一の速さを持っています。」

「なんか本当に嫌なんだけど行きますね。」

 ヴィルナは、キュレンを構えゴラブリアスにむかいとびかかった。しかし、
「ギシャシャシャシャ!!!」

ゴラブルリアスは俊敏な動きでよかしヴィルナに体当たりでカウンターを喰らわした。

「キャッ!!!!!」

 ヴィルナは軽々と吹き飛ばされた。ヴィルナは、くるくると回り壁を蹴り体勢を整えた。
ゴラブリアスは、カサカサとヴィルナの周りをすごいスピードで移動している。

「スーハースーハー、よし!反撃!」

 ヴィルナは、深呼吸をしてキュレンを構えた。ゴラブリアスは変則的に何回もヴィルナにむかい体当たりをしてくる。

「舞踏神の加護・スキル:歌舞音曲」

 ユラユラと体を揺らし鼻歌交じりにゴラブリアスの体当たりを踊っているかのようにかわしていく。しかも、擦れえ違いざまにゴラブリアスを切り刻んで行く。

「ギシャァァアアアア!!!」

 ゴラブリアスは、悲痛の声を上げてヴィルナから距離を取り停止した。しかし、ヴィルナは攻撃の手を止めない。

「逃がさないよ!」

 流れるようにキュレンを細剣から弓の形態に変形させゴラブリアスに矢を放った。その矢は空気を切り裂き、ゴラブリアスの目にえぐる様にして矢の半分ぐらい突き刺さった。

「ギシャァァァァ!?」

 矢が刺さったことによる痛み、片目を失ったことによる焦りからの叫びだろう。ゴラブリアスは、壁にぶつかりながら、走り始め暴れ始めた。ソウヤたちのほうにもやってきたがソウヤの作ったバリアではじきかえされた。

「お~い、ヴィルナちゃん。こっちにきちゃってるよ~。」

「ごめ~んなさ~い。もう少しでしとめますから~。」

 ヴィルナは、ゴラブリアスのほうに走っていと同時にキュレンを槍の形態へと変形させた。そのままゴラブリアスに飛び乗りキュレンを深々と突き刺さした。

「.....?!?!?!?!?!」」

声にならぬ叫びをあげている。

「じゃぁ、これで終わり!!!死ね、ゴミムシ!!」

ヴィルナは、キュレンにありったけの魔力を注ぎ込みゴラブリアスの中に水属性の斬撃を繰り出した。斬撃は体内をズタズタに切り刻まれていく。ゴラブリアスの関節や穴から緑色の血が噴き出し力なく倒れた。

「死ぬときも汚いね。」

消えていくゴラブリアスの死体を眺めながらヴィルナがつぶやいた。それを見たソウヤたちは、バリアを外し近寄って行った。

「ヴィルナちゃんおつかれ。」

「よかったぞ。ヴィルナ」

 ソウヤとリアンは、普通に言葉をかけていたが、

「なんなんですか?その武器そんなの聞いたことないですよ!どこか有名な鍛冶職人が作ったんですか?ぜひ教えて下さい!!」

 エルンは、どうやらヴィルナの武器を見て珍しく思ったらしく質問攻めにしている。相当興奮しているのか、耳をぴょこぴょこさせ、しっぽをぶんぶん振っている。

「い、いや、これは、ソウヤに作ってもらったんだよ。」

 キラーンと聞こえてきそうなほど、エルンはきらきらした目でソウヤを見つめる。

「本当ですか!?ソウヤさん!?」

「い、いやな、」

 ソウヤがはぐらかそうとするとリアンが、追い打ちをかけてきた。

「そうじゃぞエルン。ちなみに、このリヴァインブレイクも主に作ってもらったんじゃぞ。」

「そうなんですか!!!」

 エルンがソウヤにガバっと抱きつき「私にも作ってください!」とブリブリと顔をこすりつけてきた。

「わかった、わかったから。つくるから離れてくれ~」

「約束ですよ~。」

 「えへへ」とかわいらしく微笑んだ。かわいらしく見えすこしきゅんと来てしまった。あれだね、年上も悪くないかもしれない。

「とりあえず、次の層にむかうか。」

 ソウヤたちは、次の層へとむっかた。

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コメント

  • ノベルバユーザー252836

    むっかた?向かった?

    0
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