俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第66話 行くぞ!

「直接敵の本陣に乗り込んでボッコボッコにするんだ。」

ソウヤはドヤァと効果音の出そうなほどドヤ顔をしている。が、しかしリアン、エルンからはため息が聞こえた。

「ソウヤさんっていつもこうなんですか?まぁ、作戦自体はソウヤさんぽいですけど。」

「まぁ、主人はいつもこんな感じじゃ。戦っているときはもっとかっこいいんじゃがな。」

「おいおいおい。」

せっかく考えた作戦なのに。なんでそんなに言われるんだろな?とソウヤは首を傾げてていた。

「ソウヤ、その作戦やめない?こういうことしてるけどダマカル家も街を治めているんだよ。それがいなくなったら街は崩壊しちゃうかもしれ——」

ソウヤはヴィルナちゃんの頭を撫でてあげた。

「その辺は安心しとけって。」

ヴィルナちゃんは深刻な顔から撫でられて安心したのか少し赤くなってはにかんだ。

「明後日ナンデムカのカルテリアに向かう。それまでは準備をするなり休みを取るなりしてくれ。以上。」

ヴィルナは、ソウヤが話を終えると立ち上がりみんなの方へと向いた。

「みんなごめん。私のせいで厄介なことに巻き込んでしまって。」

3人は互いに顔を合わせ笑顔になり、

「気にするなよそんなこと。いろんなことあっての旅だろ!」

「そうじゃ、厄介ごとに巻き込む率なら主人がダントツじゃぞ。」

「私も全然気にしませんよ。いつもより楽しいんで。」

ヴィルナちゃんは少し涙目になり、お辞儀をした。

「本当にみんなありがとう。」


ナンデムカに出発する日になった。昨日はみんなで色々なところに回って楽しみ英気を養った。

「じゃあ、うちの娘にちょっかい出す、ゴミを片付けに行きますか。」

「ソウヤ、もしかして歩いて行くつもり?」

ヴィルナちゃんは知っていた。バンデースからカルテリアで馬車でも20日、歩いたら2ヶ月かかるのではないかというくらい遠い。

「そんなわけないだろ。今回は俺お手製の馬車で行くぞ。一度回ったところをゆっくりする必要はないからな。」

ヴィルナちゃんとリアンは納得していたが、エルンは首を傾げていた。

「ソウヤさんはおバカさんなんですか?馬車作るのにどんだけかかることか。」

「エルンは知らないんだっけ?ソウヤのスキル。見ててみなって。」

エルンは何をするのかと疑問を持ちながら見ていた。

「物質創造:馬車」「出てこい機馬。」

ソウヤが唱えると、無数の光の粒が集まってくる。その粒はそれぞれくっつきながら馬車の形を作っていく。そして、空間に大きな穴が空き、機馬が出てくる。

「よし、出来た。俺オリジナルの馬車だ。おそらく世界一乗り心地がいいぞ。」

ソウヤはドヤァとして3人に向かい言った。エルンは口をポカーンと開けていた。

「ソ、ソウヤさん、こ、これは、ななんの魔法なんでしょうか?」

「いや、魔法じゃなくてスキルだけど。」

「え?!そんなスキルってどうやったら習得できるんですか?!ぜ、ぜひ教えてください!」

へぇースキルって習得しようと思ったらできるもんなのか。

(はい、マスター。しかし、創造はユニークスキルといって、マスターしか持ってません。)

(そうなのか。)

ソウヤは、そんなもんもあったんだーという感じで聞いていた。

「悪いな、これは俺のユニークスキル」

「そうですかぁ…」

エルンはすごく残念そうな表情をしていた。

「まぁ、とりあえず、みんな乗ってくれ、2日程度で着くと思うぞ。」

エルンは未だに落ち込んでいるが、3人とも乗った後にソウヤも乗り込んだ。すると、ヴィルナちゃんが不思議そうな顔をしてソウヤを見る。

「え、ソウヤが運転するんじゃないの?」

「いや、見とけって。」

ソウヤが手を叩くと、キュルルルンと機馬が勝手に動き始めた。

「うわっ、動いたしはやい!でもこれってちゃんと着くの?」

「着くに決まるだろう。まぁ、話でもしながら着くのを待とうぜ。」

ソウヤたちはナンデムカのカルテリアへと向かった

「俺チート能力で異世界楽しむわ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く