俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第44話 雷神って強いな

「続いての試合は!ヴィルナ選手とセアン選手!両選手ともスピード系の選手です!どんな試合が見られるのでしょか!」

ヴィルナちゃんとセアンは、それぞれの武器を鞘から抜き構えた。ヴィルナちゃんはキュレンを弓の形態にしている。

「では、第14試合目始め!」

また、前の試合と同じく開始の合図とともにセアン選手が消えた。しかし、ヴィルナちゃんはそれを予想していたため、素早くその場から離れ真上に向かい矢を連続で放った。すると、何本か弾かれた。

「ほほう、なるほどね。」

上からセアンの姿が現れた。ヴィルナちゃんは、それを見ると、キュレンをレイピアの形態にした。

「こちらもスピードを上げていきますからね。」

「スピード勝負か、受けてたとう!」

すると、フィールドから二人の姿が消えた。見えるのは火花、そして、金属がぶつかり合う音。

「主人、お主には見えておるのだろう。妾には、かすかにヴィルナの姿しかみれないのじゃが。」

「あぁ、見えてるよ。ヴィルナちゃんが劣勢だね。スピードから格が違うようだが、剣捌きは互角だね。」

そう、剣さばきだけでいえばSSランクにも匹敵するほどの腕前なのだ。

しばらく、フィールドには火花しか見えなかったのだが、

ゴンッ

「なに!?」

セアンが何かにつまづきこけた。セアンはそのなにかを探すと、フィールド中に凹みができていた。

「やっと、こけましたね!」

なんと、ヴィルナはセアンとやりあっている時に、フィールド中に浅い穴を開けていたのだ。
なぜヴィルナちゃんがこけないかというと、舞踏の神の加護を使用し、綺麗にステップでかわし走っていたからである。

「これは、一本取られたな。」

「これで留めです!」

ヴィルナちゃんは、キュレンに魔力を込め攻撃を繰り出した。

「だが、まだ足りないな。」

「!?」

あともう少しでセアンに攻撃が当たるのに体が固まった。セアンの圧力に負けたのだ。

「まさか、ここで本気を出すと思わなかったよ。ヴィルナ君のその強さに敬意を払い本気で行くよ。雷神の加護の使用。
纏神:疾風迅雷」

セアンの上に黒い雲が集まり始め、セアンに向かい雷が落ちた。すると、セアンの装備が全て取れ、その代わりに電撃が走り始め雷を連想させる装備を纏った。

「では、一方的に攻撃を開始する。」

セアンの雰囲気が変わった。また、視界から消えた。ヴィルナちゃんは、驚き少し動くのが遅れた。気付いた時には、すでに目の前、逃げようとするが。

「遅い!」

素早い蹴りにやられ、ヴィルナちゃんは、吹っ飛んだ。

「キャッ!」

壁に衝突し、地面に倒れこんだ。

「悪い。手加減ができなかったよ。」

ヴィルナちゃんは、キュレンを杖代わりに立ち上がりフラフラになりながらも、キュレンを構える。

「素晴らしいね、まだ立てるか。では、この攻撃で終わらそう。
天から降り注ぐ、無数の雷柱。それは其方の襲いにやってくるであろう。
ライジング・クラウドバースト!」

セアンが詠唱を終えると、ヴィルナちゃんの頭上に魔法陣ができた。

「ハハハ、これは当たったら負けるな。でも、逃げたくないね。」

ヴィルナちゃんは、キュレンの形態を弓にして、今ある魔力のほとんどをキュレンに注ぎ込んだ。

「終わりだ。」

セアンがそういうと、魔法陣から無数の雷が落ちてきた。それと同時にヴィルナちゃんは、魔法陣に向かい矢を放った。雷を相殺しながら進んでいったが、雷に負けた。

「負けか…残念…。」

そういうと、ヴィルナちゃんに雷が当たり、倒れた。

「あっと!ヴィルナ選手が倒れ気絶した!よってセアン選手決勝進出です!」

観客は席を立ち待ってましたと騒ぎ始めた。

「主人、ヴィルナは、残念じゃったな…。」

リアンは言葉を止めた。いや、止まってしまった。それは、ソウヤからこれまでとはまた別次元の殺気を放っていたからである。

(マスター、落ちついてください。これは大会です。死んだわけではないのですから。)

(あぁ、分かっている。分かっているけども!俺は、イライラしている。分かっているんだ。これは大会、本当の殺し合いではない!)

「はぁはぁはぁ」

「主人?だ、大丈夫か?」

「あ、あぁ、悪かったな。」

なんとか、ソウヤは、平常心を保てた。


「次は、決勝戦と言いたいところだが、ここで休憩を挟むよ!みんなトイレとかご飯とか済ましてね!では、休憩!」

ソウヤとリアンは、ヴィルナちゃんのいる医務室へと向かった。

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