俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第9話 ソウヤ呼び出しだって

騎士団の団長と思しき騎士がこちらに近づいてきた。やはりこの人たちも、魔導騎馬というものに乗っていて、神の眼で見ると少し帝国より良いものを使っていた。

「君は、一体何者かね?いつからこんな状況になっていた?知っていたら教えてもらえるかな?」

と、俺に尋ねてきた。これ全部俺がやったんだけどな、信じてもらえるかな?

「おれがひとりでやりました。」

そういうと、騎士団みんながクスクス笑い始めた、

「ハハハ、冗談はよしてくれ。俺たちはあそびにきたんじゃないんだ。モリコーネ家から帝国軍が攻めてくると知らされたんで、急いできたんだ。わかったか、ほら正直に言いなさいよ。」

うぜぇなこいつ。なにがうざいって信じようとしないところ。たしかに信じたくない気持ちもわかるけどさ。

「なんだ、君は冒険者かね?冒険者ならギルド手帳に倒した種族と人数が書かれてるから見してみなさい。まぁ、本当だったらな。」

そんな機能があるのかと思い、ギルド手帳を見るとしっかり、人族:帝国軍 6300人と書かれていた。それをまだ笑っている騎士に見せると顔の色を変えて震え始めた。「ありえない、こんなこと英雄か勇者、第1騎士団長しか…」とか呟いていた。勇者もこの世界にいるのか。会ってみたいもんだな。
少したち、騎士団の団長と思われる奴が謝ってきた。

「先程の無礼、申し訳なかった。あなたは、真実を言っていたのに聞く耳を持たずに。私は、第50騎士団長 ゴットロープ = ルーツだ。」

「俺は、クロイソウヤです。ソウヤでいいですよ。あと気にしなくても良いですよ。誰でもそういう反応するでしょうし。」

「ありがとうソウヤ君。」と礼をしてゴットロープさんは、他の騎士に転がっている帝国兵を運ぶ準備をさせていた。俺はゴットロープさんに別れの挨拶をし、その場から離れた。時間的に2.3時間程度なのでさほど疲れた感がない、ギルド手帳を見てみながら機馬に乗って帰った。なんか、HPとMPなどのステータスが上がっていた。

(マスター、この世界ではHPは体力、MPは魔力というらしいですよ。)

(え、このままの呼び方じゃダメなんってそりゃそうか。)

と、当然なことといえば当然な事をアストと話していた。

そこまで飛ばさなかったため街に着く頃には、暗くなっており、街も静まり返っていた。俺も、疲れていないとはいえ眠いので、宿に戻り寝ることにした。
次の日、ヴィルナちゃんの家に行きまず、ヴィルナちゃんに会っておいた。

「ソウヤさん!無事だったんですね!騎士団の人から聞いたんですけど、本当に一人で倒したんですね。本当に何者なんですか?」

「まぁまぁ、ちょっと人より戦えるってだけだよ。」

「ちょっとではないと思うんですけど。あ、お父様がソウヤさんと話したいそうなので、こちらへどうぞ。」

そう言われて、応接間に連れてかれた。部屋でなに話されるのかとか考えていると、ガチャっとドアが開き、ダンセルさんが入ってきた。

「あぁ、ソウヤ君。君が一人で帝国軍を倒したって本当かい?」

「はい、そうですよ。」

「騎士団長のゴットロープに聞いたときは半信半疑だったんだが、本当だったとわな。世界にはこんな人がいるもんなんだな。」

「まぁ、自分でもやり過ぎた感がありますけどね。」

「まぁ、それはさておき。この街を救ってくれてありがとう。娘だけでなくこの街まで、救ってもらえて本当に感謝する。」

深々と頭を下げて、心の底から言っていることは、なんの能力を使わなくてもわかる。

「いいえ、当然のことをしたまでですよ。俺も今はここにいるんですし。宿だってタダで泊めさせもらって。これくらいのことやって当たり前ですよ。」

「これくらいと言えるど軽くないけどな。」と誰かが呟いているのが聞こえたが、実際そこまで辛くもなかったし、むしろ余裕だったので俺にとってこれくらいのことだった。

「報酬を出さないとな。」

と、また白金貨を出してきそうだったので

「いえいえ、大丈夫ですよ。」

と、断っておいた。なにせ、前にもらったやつに殆ど手をつけてないのに。ダンセルさんが「しかし、」と粘ってきて、最終的に負けて報酬をもらった。中を見るとまーた白金貨をもらった。
ダンセルさんに別れを告げ、家を出た。後ろからヴィルナちゃんが追いかけてきて、
「また明日、一緒にクエスト受けましょう。」
といわれそこで別れた。

宿に戻り、今後のことについて考えていた。このまま、ダンセルさんにお世話になるのも申し訳ないし、この世界を見て回りたい気もする。
そうだ、旅をしよう。世界の隅々まで行き、俺が体験してきたことを本にしてみようかな。明日から色々準備しないとな。

次の日から、ヴィルナちゃんとクエストに行ったり旅に必要そうな魔石や道具を買っておいた。そんなこんなで帝国軍騒ぎから1週間くらいだった頃、ギルドでクエストを受けようと思ったところここらではあまり見かけない格好の男に声をかけられた。

「君が、クロイソウヤ君かね?」

なんでこいつ俺の名前を知ってんだ?と思いつつ返事しないのも悪いので

「はいそうですが?どなたですか?」

「これは失礼。私は王国第1騎士団 副団長のダルナ=リーデルだ。国王様が君に一度会いたいと仰せられている。なので王都に来てもらえないだろうか。」

え、俺なんかしたっけ?

この時、ソウヤは帝国軍の一件をど忘れしていたのであった。

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