俺チート能力で異世界楽しむわ

みこじゃ@小説家になろう(誤字脱字常習犯)

第4話 強くても助けられないものがある

ソウヤは宿の自分の部屋に入り、アストに色々と教えてもらうことにした。

(じゃ、アスト頼む。)

(分かりました。まず、ベッドに横になり、目閉じて何も考えないでください。)

ソウヤは言われた通りベッドに横になり目をつぶりだらんと脱力した。

(では、始めます。)

それから、実際にその歴史の場面場面に自分がいるような錯覚を起こしそうな映像が頭の中に流れ込んでくる。しかも、アストの解説付きで。
それが終わると、魔法について、スキルについてという順番で説明され、最後に創造について聞いた。
全てを要約すると、この世界は、イェータによって作られ、種族は人族以外に、獣人族、妖精族、魚人族、魔族などが存在する。特に魔族には温厚派と過激派がおり過激派がいわゆる魔王軍らしい。また、大陸が四つありそれぞれに多くの国家が存在する。今いるのがエルニア大陸のナンデムカ王国。やはりというか、それぞれの国は、仲のいいところと悪いところは存在する。現に帝国が他国にしょっちゅう戦争を仕掛けている。しかも、帝国はナンデムカの隣にある。

魔法は、普通の人なら詠唱しないといけないが、俺は魔術神の加護のおかげで無詠唱で発動できる。しかし、詠唱した方が威力が上がるらしい。

絶対神ことイェータの加護のうちの一つ、スキル創造は、自分のイメージした通りの武器、魔法などを作ることができる。

これだけを夕方から次の日の朝までかかって教えてもらった。どうやら知恵の神の加護で記憶力が上がっているらしい。でも、もしかしたら忘れてしまうかもしてないので創造で完全記憶力というスキルを作っておいた。


朝になったのでボケーっとしながら朝食を取っていた。眠いなぁと考えながら朝食を食べてると、後ろからちょんちょんっと肩を叩かれた。後ろを向いたら笑顔のヴィルナちゃんがいた。格好は昨日のワンピース見たいのでなく、戦闘に行くような格好をしていた。腰元には、年季の入ったレイピアがあった。

「さぁ、一緒にクエスト行きましょう。」

そういえば、昨日そんなこと言ってたな。

「本当だったのか。少し待っててくれ、食べ終わらすから。」

朝食を一気に食べ、自分の部屋に戻り身支度を整えてきた。

「じゃあ、ギルドに行くか。」

すると、ヴィルナちゃんは頭を横に振った。

「ギルドに行く前に、装備を整えましょう。」

この制服ではダメかと聞くと、動きにくそうということで即ダメと言われ渋々装備を買いに行くことにした。
装備屋について、ヴィルナちゃんがフルプレートの装備ばっかり選んでくるが、動きにくそうな感じがするので全て却下した。最終的に、黒をメインとした動きやすそうな感じの装備になった。ついつい黒のコートも買ってしまった。

「では、装備も買ったことですし。クエストを受けに行きましょう。」

「そうだな。ヴィルナちゃんの実力も見たいしな。」

ギルドに行くことにした。昨日は、そこまでちゃんと見なかったがクエストボードには、採取系から討伐系まで様々なクエストが貼ってあった。
色々まじまじと見ていると、ヴィルナちゃんが、

「ソウヤさんこのワイバーンの群れの討伐行きましょう。」

そういい、渡されたので見てみるとダンダル山岳という地域でワイバーンの群れが住み着き、鉱石を取りに行った人たちが襲われるため討伐してほしいというものだった。ワイバーンか、どんなんだろうか、という好奇心の方がでかいな。

「よし、いいよ。じゃぁ、行くか!」

ダンダル山岳とはここから北西の方向に数日馬車に乗って行くことができるところ。ヴィルナちゃんに、大丈夫なのか聞くと、平気で1ヶ月いろんなところに行くこと多いから大丈夫と素敵な笑顔で返された。

ギルドの隣に馬車の貸し出しをしているところがあるので、馬車を借りて出発することにした。途中で村があるのでそこまで行き、一泊してから向かうという計画になっている。

道中は、平和な草原で上を見れば青い空に白い雲周りを見渡せば草原奥には、森がある。排気ガスなどで汚された空気ではなく、澄み渡った空気であった。シンプルにうまい。
他愛のない世間話をヴィルナちゃんと話をしていたら村が見えてきた。

「あそこが村か。うん?あの煙、何か様子が変だ。」

異変に気づいたソウヤが目を凝らして村を見ると煙が上がっており、武装した兵が人を追いかけ回している。近づくにつれ、はっきりと見えてくる。ヴィルナちゃんも見え、武装から見て帝国の兵らしい。これは、異世界らしいイベントだな。
このまま馬車で行けば、馬車が壊されてしまうかもしれない、そのためある程度近づいたら馬車から降りて近づくことにした。

「そういえば、私の実力ソウヤさんには見してないですね。私の実力を見て驚かないでくださいね。」

ヴィルナちゃんは、やる気満々のようだ。
もうそろそろ村に入る頃なので創造である武器を作っておいた。

村では、中央の広場に人が集められており、抵抗するものは、容赦なく殺している。村の所々に血溜まりができているのはそのせいだろう。

「帝国はそんな非道な存在なのか!?」

ソウヤはその光景に怒りを覚え、戦闘に入ろうとしていたら、

「外道どもめ!」

ヴィルナちゃんがレイピアを抜き、目にもとまらぬ速さで帝国の兵に突っ込んでいく。自分でいうだけあって、ものすごい強さだ。周りの帝国兵もヴィルナちゃんに気づき、襲ってきた、なのでこちらも戦闘に入ることにした。

ここにくる前に創造した武器の名前は、レビール。この武器はソウヤのオリジナルで頭の中で形を想像することによって形態が変わるという武器である。

ソウヤは斬りかかってくる帝国兵を躱し、刀の形態で胴を二つに分けた。次に来るやつをハンマーの形態で吹っ飛ばした。遠くから弓で狙ってくるやつには、弓の形態にし頭を撃ち抜いた。ソウヤは目に見える帝国兵を次々と倒していった。無抵抗な市民を殺すやつらに慈悲はない。


もう日は沈みあたりが暗くなったくらいに全員倒しきった。役目を終えたレビールは、消えていった。死体は放っておくのもなんなんで、村から離れたところで燃やした。アスト曰く、この世界にはゾンビが存在するので、燃やすのが一番いいと聞いたからである。燃やし終わった後は、穴を掘ってその中に入れておいた。村に戻ると男性が近づいてきて、

「村を救っていただきありがとうございます。私はこのむらで村長をやっているものです。」

「いえ、どうってことないですよ。」

村は助かったが死んだ人はもう戻らない。一体何人が犠牲になっただろうか。村の人たちが死んだ人のお墓を作りその前でみんな泣いていた。村長も平然を装っているが内心は、泣きたい気持ちでいっぱいなんだろう。ここで泊まるのは、やめておこう。ヴィルナちゃんにもそれを伝えた。村長には、もう行きますねと言ってその村を後にした。

帝国には警戒しておく必要があるなと思った。

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コメント

  • ノベルバユーザー240757

    創造で蘇生魔法を創ればいいんじゃ..
    .

    1
  • 火野目 燐助

    帝国と簡単に言うがまずこれについて説明不足。帝国と名のつく国が一つしかないならそう言って欲しい。でも、四つの大陸それぞれに多くの国家があるというのにその中で帝国が一つしかないとは考えにくい。ではその線を除外し、帝国は複数あるがある一つの国が名声や武力などが抜きん出て強くこの世界で普通帝国と言ったらその国を指す。みたいな感じだとしよう。だが主人公はこの世界にきて間もなく、そんな習慣は無いはずで、それに関する知識をこのせかいで手に入れたからその習慣を知ったといっても、そんなすぐに身につくものでもないし、説明しているのはあくまで主人公視点で、読者向けなので、帝国に関する名前などの説明は必須。
    あとなんかしらんけど多くの作品で帝国というものが悪で出てくる理由がわからん。ラノベを執筆しているものは反日がおおいのか?とおもってしまう。

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