クラス転移したからクラスの奴に復讐します

Wrath

クラブ決めにて

翌日、いつも通りの朝を迎えて俺たちは昨日のように路地裏に転移して学校に向かった。
その途中でコロンとあったから今は3人で会話しながら登校している。

「へぇー、コロンはCクラスだったんですね」
「はい。それにしてもアストさんたちと隣のクラスだったんですね」
「そういえば二人とも、クラブは何にするか決めた?」

クラスのことを話しているとミリーナがそう切り出した。

「まだ決めてないかな。とりあえず僕は当主だから貴族経営クラブとか冒険者もしてるから冒険者クラブも入ろうと思うし、時間も見て錬金クラブにも入ろうと思うかな」
「私は魔法研究クラブや料理研究クラブに入ろうかと」
「私も料理クラブには入ろうと思う。他は貴族経営クラブと冒険者クラブにも入ろうかなって思うかな」

俺、コロン、ミリーナの順番で入ろうと思っているクラブを言っていった。ちなみに、ミリーナも冒険者ギルドに入っていて、俺がみっちり修行をしてあげたらBランクまでになった。

「二人ともすごいなぁ。私も二人みたいに頑張らなくちゃ」
「そんなに無理しなくてもいいよ。コロンはコロンのままが一番いいんだから」

俺がそう言うとコロンは顔を赤くして俯いてしまった。さっきのはちょっとキザってたかな。
その後も楽しく会話をしながらクラスの前で別れて俺たちは席に座り周りの人達と会話しながらカードル先生を待った。

「『ガラガラ』よっす、……全員揃ってるな。今日はクラブを決めてもらうがもう決めているか?」

しばらくするとカードル先生が教室に入ってきた。

「もう決まってる奴は今から紙を渡すからそれに入りたいクラブを書いて一人づつ渡してくれ」

カードル先生はそう言って俺たちに紙を渡した。俺はさっき言ったクラブをそのまま書きカードル先生に渡した。

「最初はアストか。ふむふむ……ほーう。この3つでいいんだな」
「はい」
「わかった。じゃあ全員が書き終わるまでちょっと待ってろ」
「分かりました」

カードル先生にそう言われたあと、さっき渡しに行ってきたミリーナと話しながら全員が書き終わるまで時間を潰した。

「よし。全員出したな。じゃあ今から武術闘技場に行くから戦闘服に着替えてくれ。女子は女子更衣室に移動してくれ。男子はそのままな。もし付いて行こうとしたら……社会的に死ぬと思え」

カードル先生がそう言ったあとミリーナを含めた女子全員が更衣室に移動して男子達は震えながら動きやすい戦闘服に着替えた。戦闘服は制服と一緒に届いたもので地球風に言うとインナー的なやつで体にフィットするものだ。柄はいろんな種類があったが俺は黒に赤のラインが入ったものにしている。この戦闘服は体に自動的に合うようになっている。周りを見ると、赤色の戦闘服や青色の戦闘服を来たやつがいたが一番やばかったのはピンク色のやつだな。なぜその色にしたのか謎だ。まぁ放っておくけど。

その後俺たちはカードル先生について武術闘技場に行った。そこはこの間カードル先生と模擬戦をしたところだった。そこにはすでに女子が集まっていて女子の戦闘服も男子のような戦闘服で体に自動的に合うようになっていて柄も様々だ。ミリーナは俺とお揃いの黒に赤のラインが入ったやつだ。そん時にピンク色の戦闘服を着ているやつが女子から白い目で見られていて少しかわいそうに見えた。

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