レベルリセッターの冒険録 〜チートスキルで歩む冒険〜
1話 リーグの強さ
よくある俺TUEEEEEものです。
俺の名前はリーグ、エルドラ王国っていう国の田舎の村に住んでいる。そこで両親と妹の四人家族で暮らしている。
「リーグ!早く行こう!」
「おう。今行く!」
今声をかけてきたのはクレア。俺の幼馴染だ。銀色の長いストレートの髪に青色の澄んだ目、整った顔立ちに平均よりもは大きい胸。まあ要するにとてつもない美少女だ。
で、俺たちは今からどこに行こうとしているのかというと、教会だ。
今日は成人の儀の日。15歳で成人となった人達に神様がステータスとスキルを授けてくれる日だ。教会でお祈りをする事によって授かる事が出来る。
ステータスというのは、人の能力などを数値化しているものだ。力が強い人は攻撃力の数値が高かったり、魔法の使える人は魔力が高かったりする。
また、スキルは人の才能や技能だったりを表している。剣術のスキルを持っている人は剣が強かったり、料理のスキルを持っている人は料理が上手かったりする。
つまり今日授かるステータスとスキルによって今後の人生が大きく変わってくるのだ。
「武術系のスキルがあると良いな」
「そうだね。でも無かったって冒険者になれるんだから落ち込まないでよ?」
まあ、なれるはなれるけどどうせなるんだったら強くなりたいからな。
俺の夢は冒険者になる事だ。冒険者は魔物と戦ったりダンジョンを攻略したりする職業だ。なので職業柄、武術系だったり魔法系のスキルが好まれる。
俺とクレアは成人になったら一緒に冒険者になろうという約束を小さい頃からしていた。
「よし。入るか」
「うん」
そんな事を話しているうちに村に唯一ある教会に着いた。この村は人口が五百人程しかないため、教会が一つしかないのだ。
教会の中はすでに同じ年齢の人がかなりいた。すでにお祈りをしたのか喜んでいたり逆に落ち込んでいたりしている人もいる。
「じゃあお祈りするぞ」
「うん。楽しみだね!」
俺とクレアは床に片膝をついてお祈りをした。すると頭の中に文字が浮かび上がってきた。
リーグ 15歳
Lv,1/10
HP:10
MP:10
攻撃力:10
防御力;10
持久力:10
魔力:10
魔防:10
器用:10
知力:10
俊敏:10
ユニークスキル
レベルリセットLv,1
え、まじか、クソだな。…うん?まてよ。これは…、よっしゃぁ!!!
俺は自分のステータスを確認し終わると立ち上がって教会の隅に移動した。
はやくクレアに伝えたいな。まだかな?クレア。
しばらく待っているとクレアも立ち上がり俺に近づいて来た。その顔はかなり赤くなっており興奮しているようだ。
「クレアどうだった?」
「私は良かったよ。リーグは?」
「おう、俺もバッチリだ。取り敢えず俺の家行くか」
「そうだね」
俺たちは俺の家でお互いのステータスを教える事にした。冒険者は仲間との情報の共有がとても大事だからな。
しかし帰ろうとしている俺らに絡む人物がいた。
「おい!ステータス教えろよ」
はぁ、またこいつらかよ。
同年代のガンツとその取り巻き達だ。こいつはクレアが好きらしい。なのでクレアといつも仲良くしている俺が気に入らないのだ。
「教え無いよ。じゃあな」
「はっ、ステータスが雑魚だから教えたく無いのか。クレア、そんな奴よりも俺らと冒険者になろうぜ」
毎回のごとく馬鹿が炸裂してるな。ステータスなんて信用してない奴に教えるわけ無いだろ。まあ、現時点で俺のステータスが雑魚なのは確かだが。
ステータスはいわば最重要の個人情報だ。悪い奴らに知られて人生が終わった人など山のようにいる。
しかしガンツにはそれが理解できないみたいだ。
「やだよ。私はリーグと冒険者になるから」
「なんでだよ!俺は斧術のスキルを持ってるぜ。な?俺と組んだ方が良いだろ」
「やだ。リーグ行こう」
「おう」
俺達はガンツを無視して歩きだした。クレアも毎回絡んでくるガンツをよく思っていない。こんな事しなければクレアの心象も多少は良くなるのに。
「ただいまー」
「お邪魔します」
俺達は家に着いた。ちなみにクレアの家は俺の家の隣だ。
「お帰りなさい。あらクレアちゃんも来たの。どうぞ上がって」
クレアとは家族ぐるみの付き合いがあるため、クレアも俺の家に来るのには慣れている。
クレアは俺の部屋に着くとベッドに腰掛けた。俺は椅子に座りクレアの方を向く。これが俺らのいつもの定位置だ。
「ねえねえ早くステータス見せ合おうよ」
クレアは早く知りたいのかそわそわして俺に促す。
「そうだな。じゃあまず俺が見せるか」
ステータスは自分が許可した相手には見せることが出来る。
俺はクレアに自分のステータスを見せた。
「えっ?…うーん、あっ成る程」
クレアは見てすぐは俺のステータスの低さに驚いていたが、スキルを見ると納得した様だ。
「これが俺のステータスだ。どう思う?」
「確かに最初は弱いけど後々強くなる感じだね。それにしてもこんなスキルがあったんだね」
「ああ、俺も驚いたよ」
俺が持っている唯一のスキル、レベルリセットの効果はこんな感じだ。
レベルリセットLv,1
レベルが上限に達した場合、強さは同じままレベル1にもどすことが出来る。
また、レベルをリセットした時に特典あり。
レベルは1上がるとステータスに初期値(レベル1の時のステータス)がプラスされる仕組みになっている。つまり俺の場合初期値は全て10なのでレベル2は全て20、レベル3は全て30という事になる。
そして人それぞれ違うがレベルには上限が存在する。一番低い人で10だ。つまり俺は一番低いという事だ。
本来レベルの上限は高ければ高い程良いとされている。レベル10などは普通は一週間程でなれる。つまり上限が10の人は僅か一週間程でステータスの成長が止まるという事だ。
しかしこのスキルがあれば違う。レベルが上限に達した時、俺の場合は全てのステータスが100になった時にステータスはそのままレベル1になれるのだ。そして今度はレベルが1上がるごとにステータスに100も加算される事になる。そしてまたレベル10になればレベル1に戻り1000ずつ加算されて行く…といった具合だ。
しかもレベルは高くなるにつれて上がりにくくなる。それも解決される訳だ。さらにさらに特典付き。特典が何なのかは分からないけど。
結論、このスキルやばい。
投稿間隔はなるべく開かない様に気をつけます。
俺の名前はリーグ、エルドラ王国っていう国の田舎の村に住んでいる。そこで両親と妹の四人家族で暮らしている。
「リーグ!早く行こう!」
「おう。今行く!」
今声をかけてきたのはクレア。俺の幼馴染だ。銀色の長いストレートの髪に青色の澄んだ目、整った顔立ちに平均よりもは大きい胸。まあ要するにとてつもない美少女だ。
で、俺たちは今からどこに行こうとしているのかというと、教会だ。
今日は成人の儀の日。15歳で成人となった人達に神様がステータスとスキルを授けてくれる日だ。教会でお祈りをする事によって授かる事が出来る。
ステータスというのは、人の能力などを数値化しているものだ。力が強い人は攻撃力の数値が高かったり、魔法の使える人は魔力が高かったりする。
また、スキルは人の才能や技能だったりを表している。剣術のスキルを持っている人は剣が強かったり、料理のスキルを持っている人は料理が上手かったりする。
つまり今日授かるステータスとスキルによって今後の人生が大きく変わってくるのだ。
「武術系のスキルがあると良いな」
「そうだね。でも無かったって冒険者になれるんだから落ち込まないでよ?」
まあ、なれるはなれるけどどうせなるんだったら強くなりたいからな。
俺の夢は冒険者になる事だ。冒険者は魔物と戦ったりダンジョンを攻略したりする職業だ。なので職業柄、武術系だったり魔法系のスキルが好まれる。
俺とクレアは成人になったら一緒に冒険者になろうという約束を小さい頃からしていた。
「よし。入るか」
「うん」
そんな事を話しているうちに村に唯一ある教会に着いた。この村は人口が五百人程しかないため、教会が一つしかないのだ。
教会の中はすでに同じ年齢の人がかなりいた。すでにお祈りをしたのか喜んでいたり逆に落ち込んでいたりしている人もいる。
「じゃあお祈りするぞ」
「うん。楽しみだね!」
俺とクレアは床に片膝をついてお祈りをした。すると頭の中に文字が浮かび上がってきた。
リーグ 15歳
Lv,1/10
HP:10
MP:10
攻撃力:10
防御力;10
持久力:10
魔力:10
魔防:10
器用:10
知力:10
俊敏:10
ユニークスキル
レベルリセットLv,1
え、まじか、クソだな。…うん?まてよ。これは…、よっしゃぁ!!!
俺は自分のステータスを確認し終わると立ち上がって教会の隅に移動した。
はやくクレアに伝えたいな。まだかな?クレア。
しばらく待っているとクレアも立ち上がり俺に近づいて来た。その顔はかなり赤くなっており興奮しているようだ。
「クレアどうだった?」
「私は良かったよ。リーグは?」
「おう、俺もバッチリだ。取り敢えず俺の家行くか」
「そうだね」
俺たちは俺の家でお互いのステータスを教える事にした。冒険者は仲間との情報の共有がとても大事だからな。
しかし帰ろうとしている俺らに絡む人物がいた。
「おい!ステータス教えろよ」
はぁ、またこいつらかよ。
同年代のガンツとその取り巻き達だ。こいつはクレアが好きらしい。なのでクレアといつも仲良くしている俺が気に入らないのだ。
「教え無いよ。じゃあな」
「はっ、ステータスが雑魚だから教えたく無いのか。クレア、そんな奴よりも俺らと冒険者になろうぜ」
毎回のごとく馬鹿が炸裂してるな。ステータスなんて信用してない奴に教えるわけ無いだろ。まあ、現時点で俺のステータスが雑魚なのは確かだが。
ステータスはいわば最重要の個人情報だ。悪い奴らに知られて人生が終わった人など山のようにいる。
しかしガンツにはそれが理解できないみたいだ。
「やだよ。私はリーグと冒険者になるから」
「なんでだよ!俺は斧術のスキルを持ってるぜ。な?俺と組んだ方が良いだろ」
「やだ。リーグ行こう」
「おう」
俺達はガンツを無視して歩きだした。クレアも毎回絡んでくるガンツをよく思っていない。こんな事しなければクレアの心象も多少は良くなるのに。
「ただいまー」
「お邪魔します」
俺達は家に着いた。ちなみにクレアの家は俺の家の隣だ。
「お帰りなさい。あらクレアちゃんも来たの。どうぞ上がって」
クレアとは家族ぐるみの付き合いがあるため、クレアも俺の家に来るのには慣れている。
クレアは俺の部屋に着くとベッドに腰掛けた。俺は椅子に座りクレアの方を向く。これが俺らのいつもの定位置だ。
「ねえねえ早くステータス見せ合おうよ」
クレアは早く知りたいのかそわそわして俺に促す。
「そうだな。じゃあまず俺が見せるか」
ステータスは自分が許可した相手には見せることが出来る。
俺はクレアに自分のステータスを見せた。
「えっ?…うーん、あっ成る程」
クレアは見てすぐは俺のステータスの低さに驚いていたが、スキルを見ると納得した様だ。
「これが俺のステータスだ。どう思う?」
「確かに最初は弱いけど後々強くなる感じだね。それにしてもこんなスキルがあったんだね」
「ああ、俺も驚いたよ」
俺が持っている唯一のスキル、レベルリセットの効果はこんな感じだ。
レベルリセットLv,1
レベルが上限に達した場合、強さは同じままレベル1にもどすことが出来る。
また、レベルをリセットした時に特典あり。
レベルは1上がるとステータスに初期値(レベル1の時のステータス)がプラスされる仕組みになっている。つまり俺の場合初期値は全て10なのでレベル2は全て20、レベル3は全て30という事になる。
そして人それぞれ違うがレベルには上限が存在する。一番低い人で10だ。つまり俺は一番低いという事だ。
本来レベルの上限は高ければ高い程良いとされている。レベル10などは普通は一週間程でなれる。つまり上限が10の人は僅か一週間程でステータスの成長が止まるという事だ。
しかしこのスキルがあれば違う。レベルが上限に達した時、俺の場合は全てのステータスが100になった時にステータスはそのままレベル1になれるのだ。そして今度はレベルが1上がるごとにステータスに100も加算される事になる。そしてまたレベル10になればレベル1に戻り1000ずつ加算されて行く…といった具合だ。
しかもレベルは高くなるにつれて上がりにくくなる。それも解決される訳だ。さらにさらに特典付き。特典が何なのかは分からないけど。
結論、このスキルやばい。
投稿間隔はなるべく開かない様に気をつけます。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
841
-
-
141
-
-
24251
-
-
1978
-
-
2
-
-
221
-
-
310
-
-
39
-
-
26950
コメント