異世界転移した俺がやることは?

Arata

第15話 入学式

ちわっす!今回は入学式の話です。いつも通りその場で何となく思いついたことを書きますwでは15話目です。どうぞ!


〜入学式 当日〜

創魔はエシリアと学園の門の前にいた。

「ソウマ様、今日は入学式ですね!」

「まぁ時期的には入学式って感じじゃないけどな。」

「そうですね、まぁ編入生の歓迎会的な感じですね。」

「じゃあ俺はここで。」

「はい、ではまた後で会いましょうね!」

「そうだな。俺もエシリアと同じクラスだし後でクラスまで連れてってくれ。」

「分かりました、ではこれで。」

「あぁ」

そして創魔とエシリアは別れた。

「さて、どこに行けばいいんだ?」

すると人が集まってるところから声が聞こえた。

「編入生の方はこちらでーす!」

「お?向こうか。さっさと行くか。」

創魔は編入生たちが集まってるところ向かった。

「みなさーん!合格おめでとうございます!今から体育館で編入生の歓迎会を行いますのでついてきてくださーい!」

先生っぽい人の後ろを編入生が付いていく。創魔は一番後ろを付いていく。しばらく付いていくと体育館についた。

「ここが体育館です!在校生の皆さんは椅子に座って待っていらっしゃいますので早く行きましょう!」

創魔たちは扉を開け中に入り編入者用の椅子があるところに座っていった。

「それでは、今から編入生の方々の歓迎会を始めます。」

「まずは学園長の話です。学園長、お願いします。」

「私は長々と話すのが苦手なのですぐに終わらせよう。編入生の皆はこれだけ覚えていてくれ。努力は報われる。だから努力を怠るな、だ。ではこれで終わりにさせてもらうよ。」

「学園長、ありがとうございました。」

「つぎは在校生からの歓迎の言葉です。生徒会長、エシリア・エルネスト様。よろしくねお願いします。」

(お?エシリアが生徒会長をしてるのか。)

「皆さんこんにちは。私はこの学園の生徒会長をしているエシリア・エルネストです。ご存知かと思いますがこの国の第2王女です。ですが、身分の差などはここでは関係ありません。みなさん、貴族、平民分け隔てなく接しましょう。では、私の話は終わります。ご清聴ありがとうございました。」

「エシリア様、ありがとうございました。」

「最後に編入生代表の挨拶です。首席合格のソウマ・カミヤさん、よろしくねお願いします。」

(え、俺!?そんなの聞いてないんだが!?)

「カミヤさん、いらっしゃいますか?」

「あ、はい。」

「では、お願いします。」

「はい...」

学園長がニコニコしてる

(あの人俺が首席だとわかってて言わなかったな...)

「えー、おr...私がソウマ・カミヤです。先程エシリア様がおっしゃったように身分の差など関係なく接し、みんなで切磋琢磨しましょう。以上です。」

「ありがとうございました。編入生の歓迎会を終わります。では解散してください。」

その言葉と同時に在校生は体育館から出ていった。

「ソウマ様、とても素晴らしい演説でした。」

「演説って程でもなかったけどな。」

「それよりソウマ様...」

「な、なんだ?エシリア。」

創魔はエシリアから不穏な空気を感じ取った。

「エシリアってなんですか!?あれほどエシリアと呼んでくださいと言いましたのに!」

「あ、あれはみんなの前だったから...流石にみんなの前で第2王女を呼び捨てするのはダメだろ?」

「そ、そうですけど...」

「ま、そういうことだ。みんなの前じゃなかったらいつでも呼んでやるからさ。」

「分かりました...それで大丈夫です...」

「じゃあ、教室に案内してくれ。エシリア」

「はい!分かりました!」

(立ち直ったな、頼られるのが嬉しいのか?なんか桜華みたいだな。)

「では、向かいましょう。」

「あぁ。」

〜Sクラス教室〜

「ここがSクラスの教室です。毎日通うので覚えてくださいね?」

「分かった。ありがとな、エシリア。」

「では、入りましょうか。」

中に入ると15人ほどの生徒がいた。

「どのクラスもこのぐらいの人数なのか?」

創魔が小声でエシリアにそう聞くと

「いえ、他のクラスは50人ずついます。」

エシリアも小声でそう答えた。すると後ろから声がかかった。

「入口で止まってると邪魔だよ?」

「あ、すみません...あ、あなたは試験の時の...」

「あぁ〜君か。そういえば名前教えてなかったね。私はリア・マライアだよ、よろしくね。」

「はい、よろしくお願いします。」

「じゃあ自己紹介も終わったし早く入って!エシリアさんは席についてね。」

「「分かりました。」」

「ハモるとか仲いいね〜、もしかして特別な関係?」

リアは創魔とエシリアを見てニヤニヤしている。

「「違います!」」

「またハモってる〜、やっぱり...」

「もういいですから早く入りましょう!」

無理やり話を終わらせて早く入るようにと促す。そしてエシリアは席につき、創魔は教壇に立った。

「じゃあ今日から一緒に勉強することになったソウマ君だよ。じゃあソウマ君、自己紹介よろしくね。」

「はい、ご紹介に預かりました、ソウマ・カミヤです。途中からなのでみなさんと仲良くできたらいいと思っています。よろしくお願いします。」

するとまばらに拍手が起こった。

「はい、ありがとう。じゃあ席は...一番後ろのエシリアさんの隣だね。」

「分かりました。」

創魔は指定された席に行き席についた。

「よろしくお願いしますね、ソウマ様」

「よろしくね、エシリア。」

「じゃあ早速だけど授業を始めるよ〜」

「ちょっと待ってくれ!」

「なにかな?アースト君。」

「Sクラスに編入生とか聞いたことないぞ!」

「まぁ確かにね。」

「試験が緩かったんじゃないか!?」

「そんなことないと思うけどねぇ〜。」

「とにかく、俺は納得してないぞ!」

「君が納得しなくてももう決まったことだし。」

「ぐっ、おい!お前!俺と決闘しろ!」

「はぁ?なんで?」

「お前が気に食わないからだ!」

「うわ、編入していきなり気に食わないって言われたわ、地味に傷つく。で、先生?やっていいんですか?」

「別にいいんじゃない?面白そうだし。」

「面白そうとかいう理由で決めるのか...まぁ許可でたしやろうか。」

「はっ!せいぜい負けた時の言い訳でも考えているいろよ!」

(ずいぶん元気の良い奴だな。あ、桜華に一応聞いておくけど俺があいつに負ける確率は?)

【はい、0.0000000000000...(ry】

(もういいよ。つまり俺が負ける確率はほぼゼロなんだな。)

【はい、万に1つもいえ、億に1つもマスターが負けることはありません。】

「じゃあ、いくぞ。どこでやるんだ?」

「闘技場だ!」

〜闘技場〜

「...なぁ、何でこんなに人が多いんだ?」

「Sクラスが戦闘するんだ。当たり前だ!」

「そうか、まぁそんなことどうでもいいか。」

「じゃあ始めるぞ!」

「審判は私がやる」

「先生がですか?」

「なにか文句でもあるのか?」

「いえ、別に誰でもいいんですけどね。」

「じゃあ始めるがまずはルール説明だ。ソウマ君はルールが分からないだろうしね。」

「分かりました。」

決闘ルール
・武器は好きなものでいい。
・勝った方は負けた方に1つ頼み事をする。


「闘技場では身体的ダメージは無く、代わりに精神的ダメージに変換されるから全力でやって大丈夫だよ。」

「分かりました。じゃあ先生、合図をお願いします。」

創魔とアーストが10mほど離れる。するとアーストが武器を取り出す。

「ふっ!見ろ!これはミスリルで出来た剣だ。」

(ふーん。あんまり興味ないな。俺が持ってる武器の方が圧倒的に強いし。)

「お前も早く武器を出せ!」

「えー、君相手なら武器いらないんだけど。」

「な、なんだと!!舐めやがって!さっさと武器を出せ!」

「はぁ、分かったよ。」

(久しぶりに薄翅蜉蝣ウスバカゲロウ出そうかな。)

「来い、神刀 薄翅蜉蝣ウスバカゲロウ。」

創魔が武器を出すとリアがぎょっとした。

「き、君...その剣は...。」

「聞かないでください。」

「わ、わかったよ。」

創魔がリアと話していると、

「武器を出したならさっさと始めるぞ!」

「あいつほんと短気だな...((ボソッ…」

「何か言ったか!」

「いや、何も。じゃあ始めようか。」

「了解。じゃあ早速決闘を始めるぞ。では、始め!」

「やぁぁぁぁぁあ!」

アーストが創魔に突っ込んでいく。すると周りは

「は、速いぞ!」

「やっぱりSクラスは違うな!」

などなど言っていたが創魔は

(は?これで速いの?亀とあんまり変わらないだろ。)

【それはマスターが高速思考のスキルを持ってるからですね。】

(そういやそんなスキル創ったなぁ...あれはたしか、桜華に勧められて創ったんだよな。)

【はい、戦闘に役立つと思いまして。想定通り役立ちましたね。まぁこの相手には必要なかったようですが。】

こんなふうに会話しているがまだアーストは5mほど先にいる。

(まだ結構離れてるなー。どうしようかなー。先生倒した時みたいにして終わらせようかなー。でもそれだと神刀これ出した意味ないしなー。)

【そんな面倒くさそうに言わないでください。まぁ実際面倒くさいのは確かですが。】

(だろ?こいつ相手だと手加減をいくらしても怪我しそうな感じだし。あ、桜華何かいい倒し方無い?)

【では、軽く刀を降ってください。】

(分かった。)

まだ4mほど先にいるが創魔は刀を降った。するとものすごい暴風が吹き荒れ、アーストは吹っ飛んでいった。そして壁にめり込んだ。

(あれ大丈夫なの?)

【はい、おそらくは大丈夫です。精神的ダメージになるだけなので。】

(あぁ。そういやそうだったな。)

「先生、ジャッジを。」

「あぁ、勝者 ソウマ・カミヤ!」

5秒ほど静まったあと、大歓声が起こった。

「すげぇ!なんだあいつ!」

「あいつ編入生首席のやつだろ?」

「何したかわからなかったよ!」

「あぁ、いきなりアーストのやつが吹き飛んだと思ったら編入生が剣を降った状態だった。ってことはアーストのやつは編入生に剣で吹き飛ばされたんだろうね。」

なかには創魔のやったことを分析しようとしているものもいたが、見えていないので詳しいことはわからなかったようだ。闘技場から創魔が立ち去ろうとしてると学園長が前方から歩いてきた。

「いやぁ!ソウマ君はやっぱりつよいね!それにあの剣。刀だったね。」

「はい、学園長は刀を知っているのですか?」

「あぁ、昔の勇者が伝えたらしいが詳しいことは知らないがな。」

「なるほど。」

「それより、素晴らしい試合だった!久しぶりにこんなに興奮したよ!世界にはこんな奴もいるのかと。」

「それは良かったですね。それより俺はそろそろ教室に戻らせてもらいます。授業もあるので。」

「あぁ、そうだな。今度また、ゆっくりお茶でも飲みながら話をしよう。」

「是非よろしくお願いします。ではこれで。」

創魔はそういい、闘技場から去っていった。



こんにちわっす!作者っす!今回は決闘の話でした!まぁまともに戦闘してませんがねw 作者が戦闘シーン書くの苦手でさっさと終わらせてしまおうとした結果がこれですw まぁ今後もこんな感じで戦闘の時はほとんど苦労しません。それでもいいという方は今後も見てくださいね!では、次回も是非見てくださいね!

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