テイムの力が凄すぎました
25. 意外な才能?
とりあえず今日は説明だけの予定みたいで適当にケビン先生とこれからの事を話して終わった。その後、午後の部が始まりそうだったので急いで生活学科のところへ行く。
そしてたどり着いたのだが、
…う、分かってはいたけど、めっちゃ女子いるじゃん。
というか男子少なすぎない?
「優樹様ではないですか」
「え?」
振り返ると、メイドだったはずのミュートがいた。
「…なんで制服着てるのさ」
「私も入学しているからですが」
「いやなんでだよ!せめて僕には報告しておくべきじゃないのかなぁ!?」
「いえ、いつ切り出せばいいのか分からなくて…」
そうだけど!そうだけどね! 
こっそりバレないように朝まで僕のベッドに入ってくる人の言葉じゃないと思うんだよ!そん時にいつでも話せたじゃん!
と、集まってる人達の前で言えるはずもなく
「…ということはちゃんとミュートの部屋も寮にあるんじゃないか。僕のベッドに入る必要ないじゃん」
ふと思ったことを小声で話す。
「成分が補給できますので」
「そんなものないよ!?」
「…あれ、加藤くんとミュートさんって知り合いだったんですね」
黒華さんと高木さんも選んでたのか。
「それにしても〜、こんな女子ばっかりの中でよく来れたねゆうっち!モテモテになるためなのかな?」
「そんなわけないでしょ!? 僕だってこんな状況になると知ってたら別の選んでたよ!あとニヤニヤしない!」
「本当に雫は加藤くんに構うのが好きだね…。ミュートさんは他に何か学科選んだ?」
「いえ、この学科だけです。なので午前は自習をしてました」
話が盛り上がってるとモモ先生が入ってきた。
「は〜い、静かに。生活学科は私、モモが担当するのでよろしくね。今日はどうしようかしら。…そうだ、交流を深めるために適当にグループを作って調理実習でもしましょうか」
いきなりですか…。
「あとはオーブンで焼けば完成かな?」
テーマはお菓子でみんな作っている。
作ったことなくて最初は焦ったけどなんとかなるものだなぁ。
「えー、ゆうっち料理できるの〜?つまんないよ〜」
「つまんないって僕が悪いみたいに言わないでよ!? …今まで一人暮らしだったから自炊ぐらいはそりゃするよ」
料理以外は不器用で何もできないけど、言わないでおこう。
ポツリとミュートが
「でも、料理以外は下の中ぐらいで不器用ですよね」
「いやなんでミュートが知ってんの!? あと下の中とかランクつけないで不器用だけ言えばいいじゃん! なんで2人して僕をいじめるのさ!」
「まぁまぁまぁ。加藤くんも落ち着いて。じゃあここは、みんなで食べ比べして誰のお菓子が1番美味しいか競争しない?」
「お、いいね〜」
「僕は遠慮しとくよ。女子同士でやった方がいいだろうし」
「ゆうっち自信がないのか〜?」
「自信ないですよ」
「むー。ノリ悪いぞ〜。じゃあ勝負を受けなかったら罰ゲームを…」
「わかったよ!やればいいんでしょ!」
「ではまずは私、ミュートから。どうぞ、チョコレートケーキです」
見るからに素人では作れない代物でしょ。
「甘〜い。すごく美味しい」
「く…これはいきなり強敵が…」
「レクリエーションだよねこれ。ガチって戦うゲームじゃないよね」
その後、僕以外は公開した状態となり、今のところ高木さんとミュートの一騎打ちみたいだ。意外にも黒華さんは料理が苦手みたいだった。
「さて、残るは加藤くんのだけだね」
「私達を超えられるかな〜?」
高木さんは煽らなくていいから。
僕が作ったのは…プリンだ。
「美味しそうですね」
「羨ましいなぁ〜どうやったらそんなに料理が上手になるんだろう」
「…普通、お菓子作れって言われたらクッキーとかケーキだよね。なんでその数歩抜きん出た高いレベルで挑めるのよ」
「そんなこと言われても…。味が肝心なんだから食べてみてよ」
3人はプリンを口に運び…何故か黙ったままだった。
「…あれ、まずかった? どっかでミスったところあったかな…」
「…おいしい」
「え?」
「すっごくおいしいよ!なんで女子を超えてくるの!普通逆じゃん!女子の胃袋掴んでどうすんのさ!」
「なんで僕責められてるの…? 」
なぜか涙目だし。
「プルプルしてて美味しいです」
「断トツで加藤くんの優勝だね」
そのやりとりを一部始終見ていた女子達…特に先生から食べたいと嘆願されてしまい、もう一度人数分作るはめになった。…解せぬ。
そしてたどり着いたのだが、
…う、分かってはいたけど、めっちゃ女子いるじゃん。
というか男子少なすぎない?
「優樹様ではないですか」
「え?」
振り返ると、メイドだったはずのミュートがいた。
「…なんで制服着てるのさ」
「私も入学しているからですが」
「いやなんでだよ!せめて僕には報告しておくべきじゃないのかなぁ!?」
「いえ、いつ切り出せばいいのか分からなくて…」
そうだけど!そうだけどね! 
こっそりバレないように朝まで僕のベッドに入ってくる人の言葉じゃないと思うんだよ!そん時にいつでも話せたじゃん!
と、集まってる人達の前で言えるはずもなく
「…ということはちゃんとミュートの部屋も寮にあるんじゃないか。僕のベッドに入る必要ないじゃん」
ふと思ったことを小声で話す。
「成分が補給できますので」
「そんなものないよ!?」
「…あれ、加藤くんとミュートさんって知り合いだったんですね」
黒華さんと高木さんも選んでたのか。
「それにしても〜、こんな女子ばっかりの中でよく来れたねゆうっち!モテモテになるためなのかな?」
「そんなわけないでしょ!? 僕だってこんな状況になると知ってたら別の選んでたよ!あとニヤニヤしない!」
「本当に雫は加藤くんに構うのが好きだね…。ミュートさんは他に何か学科選んだ?」
「いえ、この学科だけです。なので午前は自習をしてました」
話が盛り上がってるとモモ先生が入ってきた。
「は〜い、静かに。生活学科は私、モモが担当するのでよろしくね。今日はどうしようかしら。…そうだ、交流を深めるために適当にグループを作って調理実習でもしましょうか」
いきなりですか…。
「あとはオーブンで焼けば完成かな?」
テーマはお菓子でみんな作っている。
作ったことなくて最初は焦ったけどなんとかなるものだなぁ。
「えー、ゆうっち料理できるの〜?つまんないよ〜」
「つまんないって僕が悪いみたいに言わないでよ!? …今まで一人暮らしだったから自炊ぐらいはそりゃするよ」
料理以外は不器用で何もできないけど、言わないでおこう。
ポツリとミュートが
「でも、料理以外は下の中ぐらいで不器用ですよね」
「いやなんでミュートが知ってんの!? あと下の中とかランクつけないで不器用だけ言えばいいじゃん! なんで2人して僕をいじめるのさ!」
「まぁまぁまぁ。加藤くんも落ち着いて。じゃあここは、みんなで食べ比べして誰のお菓子が1番美味しいか競争しない?」
「お、いいね〜」
「僕は遠慮しとくよ。女子同士でやった方がいいだろうし」
「ゆうっち自信がないのか〜?」
「自信ないですよ」
「むー。ノリ悪いぞ〜。じゃあ勝負を受けなかったら罰ゲームを…」
「わかったよ!やればいいんでしょ!」
「ではまずは私、ミュートから。どうぞ、チョコレートケーキです」
見るからに素人では作れない代物でしょ。
「甘〜い。すごく美味しい」
「く…これはいきなり強敵が…」
「レクリエーションだよねこれ。ガチって戦うゲームじゃないよね」
その後、僕以外は公開した状態となり、今のところ高木さんとミュートの一騎打ちみたいだ。意外にも黒華さんは料理が苦手みたいだった。
「さて、残るは加藤くんのだけだね」
「私達を超えられるかな〜?」
高木さんは煽らなくていいから。
僕が作ったのは…プリンだ。
「美味しそうですね」
「羨ましいなぁ〜どうやったらそんなに料理が上手になるんだろう」
「…普通、お菓子作れって言われたらクッキーとかケーキだよね。なんでその数歩抜きん出た高いレベルで挑めるのよ」
「そんなこと言われても…。味が肝心なんだから食べてみてよ」
3人はプリンを口に運び…何故か黙ったままだった。
「…あれ、まずかった? どっかでミスったところあったかな…」
「…おいしい」
「え?」
「すっごくおいしいよ!なんで女子を超えてくるの!普通逆じゃん!女子の胃袋掴んでどうすんのさ!」
「なんで僕責められてるの…? 」
なぜか涙目だし。
「プルプルしてて美味しいです」
「断トツで加藤くんの優勝だね」
そのやりとりを一部始終見ていた女子達…特に先生から食べたいと嘆願されてしまい、もう一度人数分作るはめになった。…解せぬ。
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