テイムの力が凄すぎました
12. 学園に到着
あっという間に時間が過ぎて、いよいよ出発の日が来た。
通う学園は何グループかで違うらしく、場所の都合で去る日にちも違うのだが僕たちのグループは最後だった。
そして、今から出発、という時にわざわざ国王様が見送りに来てくれた。
「そなた達のご武運を祈っておるぞ。あと、お主らが通学することになる学園にはわしの孫もおる」
…確か国王の名前はガルドさん、だよね。
「わしらの家名はスタンフォードじゃ。すぐに孫にも気づくだろうし、孫にもお主らが来ることも伝えているのでその時はよろしく頼む」
そして、僕たちが乗った馬車は走り出した。
「いやー、まさかこのメンバーとはね〜?」
「そうだな。まぁ、顔見知りな奴ばっかりで良かったわ」
和也、高木さん、黒華さん、そして僕…というなんか僕だけ場違いな組み合わせとなった。
あと僕にとっては意外だったけど高木さんと黒華さんは親友らしい。
ちなみにミュートはどこかに隠れて僕らに危険がないかまるで忍者みたいに見張りをしながら移動している。
もうツッコむ気力が無くなってきたよ…。
「何の分野があるかまだ聞いてないけど、みんなはどんな感じのところに入るの?」
沈黙の空気は嫌だったので、とりあえず気になってたことを尋ねてみた。
「私と雫は魔法関連がいいかなって思ってるかなぁ…」
「俺も指定がなければそっち関連もやりたいけど、ひとつだけとかだったら剣術とかを優先しようと思ってる」
「ゆうっちは?」
「僕は、職業がテイマーなもんだから正直言って学園に行ってみないとわからないんだー…。合うやつがなければ、魔法関係あたりだろうかなって考えているけどね」
「何かいい学科あるといいけどな」
「そうだね、ありがとう」
そんなこんなで他愛もない会話を繰り返していたら、あっという間に着いてしまった。
すると僕たちを待っていただろう、小中学生といわれても不思議ではない背の低い、とても可愛げな先生が出迎えてきてくれた。
「これから貴方達が生活する寮の案内役兼、貴方達のクラスの担任、モモです!よろしくお願いします!」
「「「「 よろしくお願いします !」」」」
…それにしても王宮といい、ここもとても広くて綺麗なところだな。目の前の学園を見てそんな感想が真っ先に浮かんできた。
まずは…友達づくりからが、人見知りな僕にとって大きな課題か。よし、がんばろう!
モモ先生が両手を大きく学園に向けて広げ、言った。
「そしてようこそ、『聖章学園』へ!」
通う学園は何グループかで違うらしく、場所の都合で去る日にちも違うのだが僕たちのグループは最後だった。
そして、今から出発、という時にわざわざ国王様が見送りに来てくれた。
「そなた達のご武運を祈っておるぞ。あと、お主らが通学することになる学園にはわしの孫もおる」
…確か国王の名前はガルドさん、だよね。
「わしらの家名はスタンフォードじゃ。すぐに孫にも気づくだろうし、孫にもお主らが来ることも伝えているのでその時はよろしく頼む」
そして、僕たちが乗った馬車は走り出した。
「いやー、まさかこのメンバーとはね〜?」
「そうだな。まぁ、顔見知りな奴ばっかりで良かったわ」
和也、高木さん、黒華さん、そして僕…というなんか僕だけ場違いな組み合わせとなった。
あと僕にとっては意外だったけど高木さんと黒華さんは親友らしい。
ちなみにミュートはどこかに隠れて僕らに危険がないかまるで忍者みたいに見張りをしながら移動している。
もうツッコむ気力が無くなってきたよ…。
「何の分野があるかまだ聞いてないけど、みんなはどんな感じのところに入るの?」
沈黙の空気は嫌だったので、とりあえず気になってたことを尋ねてみた。
「私と雫は魔法関連がいいかなって思ってるかなぁ…」
「俺も指定がなければそっち関連もやりたいけど、ひとつだけとかだったら剣術とかを優先しようと思ってる」
「ゆうっちは?」
「僕は、職業がテイマーなもんだから正直言って学園に行ってみないとわからないんだー…。合うやつがなければ、魔法関係あたりだろうかなって考えているけどね」
「何かいい学科あるといいけどな」
「そうだね、ありがとう」
そんなこんなで他愛もない会話を繰り返していたら、あっという間に着いてしまった。
すると僕たちを待っていただろう、小中学生といわれても不思議ではない背の低い、とても可愛げな先生が出迎えてきてくれた。
「これから貴方達が生活する寮の案内役兼、貴方達のクラスの担任、モモです!よろしくお願いします!」
「「「「 よろしくお願いします !」」」」
…それにしても王宮といい、ここもとても広くて綺麗なところだな。目の前の学園を見てそんな感想が真っ先に浮かんできた。
まずは…友達づくりからが、人見知りな僕にとって大きな課題か。よし、がんばろう!
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