世界最強が転生時にさらに強くなったそうです

白狼

魔法学園編 体育祭に向けてーPart2

 今日は、日曜で学園が休みである。
 だけど俺たち1年は、体育祭の準備を手伝ってほしいとベイル先生に言われたので今学園に向かっている。
「はぁ、せっかくの休みなのになぁ。」
 俺は、少し愚痴をこぼしてしまった。
「シン様、あまり愚痴を言ってはいけませんよ。さぁ、今日も一日頑張りましょ?」
 シルフィは、そう言って俺を元気づけてくれる。
「そうだな。よし!今日も頑張るか!」
 俺は、さっきまでの憂鬱感を押し殺し自分を元気づけた。
 それから数分後。
 俺たちは、学園に着いた。他のみんなも揃っていた。
「みんな、おはよう。」
「おはようございます。」
「おはよう!」
 俺たちは、みんなに向けて挨拶をする。
「「「おはよう!」」」
 みんなも挨拶を返してくれた。
 それからベイル先生が来て、今日の予定を教えてくれた。
「みんな、今日は休日なのに来てもらってごめんな。それで、今日は、グランドの整備をしてもらう。」
 グランドの整備か。
「今日は、それだけですか?」
「ああ、それだけだ。今日は、グランドの整備が終わり次第解散って形になるから早く終わらせよう!」
「「「はい!」」」
 俺たちは、早速グランドへ行き、整備を始めた。
 それから1時間後。
「はぁ、なんか、終わる気配がないんだけど。」
 俺は、また愚痴をこぼしてしまった。
 だって、仕方ないじゃん!グランドめっちゃ広いんだもん!
 前世にあった東京ドーム2、3個分くらいの広さはあるぞ。
 う~ん、魔法って使っていいのかな?
「ベイル先生~、整備に魔法って使ってもいいですか?」
「ん?ああ、いいぞ。」
 よし!許可も出たし早速やりますか。
 それから俺は、土魔法や水魔法を使いグランドを整備していった。
 魔法を使用してから30分。
「ふぅ、だいたい終わったな。」
 魔法を使うとあっという間に終わってしまった。
 まぁ、早く終わればいいんだけどね。
「さすがシンだな。こんなに早く終わるなんて。」
 ベイル先生は、呆れたようにそう言った。
「まぁ、いいじゃないですか。早く終わったんだし。」
「そうだな。よし!今日は、これで解散!」
 俺たちは、ベイル先生のその指示を聞いて帰る準備を始めた。
「ふぅ、終わった、終わった!シルフィ、オリビア、帰ろうぜ!」
「そうですね、帰りましょうか。」
 俺たちは、屋敷へと帰っていった。
「ただいま~。」
「ただいま帰りました。」
「ただいま。」
 俺たちがそう言うと奥の方からドタドタと走ってくる音が聞こえた。
 そしてその音を発していたのはレイだと分かった。
「パパ~、お帰り~!!」
 レイは、そう言いながら俺に抱きついてきた。
 あ~、癒される~!本当にレイは、可愛いな!
「はは、本当にレイは、可愛いな!」
 あ!言ってしまった。
 まぁ、言葉に出してしまうくらい可愛いんだけどな。
「パパ、パパ、今日ね、わたしね、ちゃんといい子にしてたんだよ!」
「そうか、そうか、偉いなレイは。」
 俺は、そう言いながらレイの頭を撫でてあげた。
「えへへ、気持ちいいです。」
 レイは、頭を撫でられるのが気持ちいいのか、目を細めている。
「あ、でも、廊下は走っちゃダメだぞ。転んだら怪我をするからな。」
「はい、ごめんなさい。」
 レイは、ちゃんと反省しているようで少ししょんぼりしていた。
「これからは気をつけような。」
「はい!」
 俺とレイの話が一区切りついたところで俺は、後ろから視線を感じた。
「ん?どうしたんだ、二人とも?」
 俺が後ろを振り向くとシルフィとオリビアがジト目でこちらを見ていた。
「いや、シン様ってレイちゃんにとても優しいんだなと思いまして。」
「ん?そうか?結構厳しくしているつもりだけどな。」
 俺がそう言うとシルフィとオリビアは、ため息をはいていた。
 え、だってちゃんと悪いことをしたら叱ってるだろ?
 え?なに?俺ってそんなに甘い?
「もういいです。早く中に入りましょ。」
「ああ、悪い悪い。」
 俺たちは、屋敷の中に入って行った。













 投稿が遅くなってしまってすいません。
 そして、皆様にお願いがあります。
 何か、書いてほしいネタがあればコメントに書いてみてください。
 たくさんのネタを楽しみにしています。

コメント

  • 垂直抗力(元ラノベ大好きサムライ)

    召喚がもっとみたいなと思います。
    感想
    とても面白かったです!作者さんの都合もあると思うので、無理はして欲しくないのですがもう少し更新スピードと量を早くそして多くしてくれたら嬉しいです。あ、でもホントに無理はしないで体に気をつけてくださいねっ!

    8
  • ノベルバユーザー178613

    オリビアとシンの回も見てみたいです

    8
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