異世界はガチャで最強に!〜気づいたらハーレムできてました〜

Wrath

( ´ ▽ ` )ノ龍人族の長老

25話


ユキたちを呼びに行きコラモさんに乗せてもらいながら街の方まで飛んで行く。コモラさんとはさっきの赤龍のことだ。単純に上から三つ目の地位にいるから相当えらくて強いはずだ。

〈もうすぐで着くと思うが急に人間が現れたらまた混乱するだろう。だから俺たちが事情を話してくるからとりあえずはあそこの中にいてもらう〉

コモラさんが首を傾けながら穴が空いている一点を見つめて言った。

「わかった。よろしく頼む」

穴に案内されたあと、コモラさんたちは街の人たちに説明すると言って飛んで行ってしまった。

「主人はすごいねぇ」
「さすが主人ですね」
「シグ凄すぎ」

みんなが賞賛してくれる。固有能力万歳だな。あとユキよ、俺は普通に人間だぞ。種族は超越人族なんだけども。

しばらく待っているとコモラさんたちが戻ってきた。

〈だいたいの説得は終わった。長老様がすぐに会いたいそうだから、すぐに案内したい〉
「分かった」

思ったより早く長老様に会えるみたいだ。
コモラさんの背に乗り空を飛んである木造の家の前まで来た。
俺たちはコモラさんの背から降り家を見ていた。
上から見たらよく分からなかったが、正面から見ると意外と小さい木造の家で一階の一戸建てで落ち着く雰囲気があった。

「長老様には伝えてある。ドアをノックすれば反応してくれる筈だ」

後ろから急に声がかかって振り向くと髪と瞳の色が真っ赤ななかなかのイケメンが立っていた。

「だれ?」
「俺はコモラだ。まぁこの姿で会うのは初めてだがな」
「やっぱり龍人族だったんだな」
「おう。そんなことより早く行きな。俺たちはまだ街のことがあるからよ」

そう言ってコモラさんは龍化してどっかへ飛んで行ってしまった。
コモラさんたちを見送ったあと、言われた通りに長老がいると言われた小屋の前に行きドアをノックした。

「誰だ?」
「今日ここに来た人族のシグルズだ」
「入って来な」

中からはお爺ちゃんのような声が聞こえてきた。
中に入ると外見にあって落ち着いた雰囲気があり声の主であろう老人が囲炉裏で暖をとっていた。

「まぁそこに座りな」
「分かった」
「それで、ここにはなんのようで来た」

俺たちが座るのを確認すると。老人は目を細め警戒するように質問をしてきた。今もこの周りには何人か龍人族がいることを気配察知で把握している。

「正直な話、ここの近くに依頼で来てなかなかお目当ての魔物がいなくてな、気配察知で探していたらここにいくつかの反応があって興味本位で来たんだ。あと、近くにい戦闘態勢の奴らどうにかしてくれないか?」
「…………嘘は言ってないみたいじゃの。お前たち武器から手を離せ」

老人がそういうと戦闘態勢にあった反応が消え二人以外の全員がひとまとまりになりどこかへ消えていった。多分全員揃って街に帰ったんだろうな。残った二人は近衛兵みたいなもんかな?。

「すまなかったな」
「いや、あんな反応するのは当たり前だ。それにしても、俺が嘘を言ってないと分かったような口ぶりだがなんかのスキルか?」
「そうじゃ。わしの固有能力でな。これ以上は喋れんがお前たちはこれからどうするんじゃ?」
「今日はここで宿を取りたいんだがどこかあるか?」
「ならここの家を使うがいい。老人一人には広すぎるしのぅ」
「わかった。ありがとう。あともう一ついいか?」
「なんじゃ?」
「俺の国と同盟を結ばないか?」

俺は長老に話せるこの時にやっておきたいことはやっておきたい。龍人族が同盟を結んでくれたらこちらも助かるしな。

「ほぅ、同盟内容はなんじゃ?」

まぁそうなるよな。無条件に同盟なんて結ばないし結ぼうとしないよな。

「お互いの領地の共有と各国の特産物を各国へ納入。あと各国の規則を合併して種族間の抗争は起こった領地の長が罰を与える。とかだな。詳しいことは現国王にも報告しないといけねぇから現時点ではなんとも言えない。まぁ三年後には俺が国王だしな。今んところはエルフのところと魔族のサタンのところと同盟は結んだ」

俺が一通り言い終わると老人は真面目な顔で真剣に考えていた。
数分すると答えが出たのか顔が晴れていた。

「その同盟、結ぼうではないか」
「本当か ︎」
「だが条件がある」

結んではくれるらしいが条件があるらしい。

「なんだ?」
「うちの娘をもらってくれ」
「「「「………………はっ(えっ)?」」」」

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