( ´ ▽ ` )ﾉ死んじゃった

１話

小鳥のさえずりが聞こえカーテンの隙間から太陽の光が覗きベットの近くでは目覚まし時計が朝から騒がしく音を立て俺の意識を覚醒させる。

俺の名前は神田かんだ 湊みなと。高校２年生だ。
趣味は読書にゲームにランニングだ。
読書はライトノベルをよく読む。
ゲームはパソコンからスマホまでいろいろなゲームをしていて今俺がハマってるのが荒○行動だ。
このように、俺はインドア派だが日課に毎日10キロのランニングを夜にしていて体力は自身がある。

俺の１日は、朝7時30分に起きて朝食やらを済ませて学校へ行く。
部活動には入っておらず放課後はアルバイトをしている。
理由は生計を立てるためだ。

母親は自分を生んで亡くなっており父親は俺を中一まで育ててくれていたが病にかかり亡くなった。その後は母方の祖父母に育ててもらったが中三の時に祖母が亡くなってその後を追うかのように高一の時に祖父が急に亡くなった。
遺産には手をつけず祖父母と暮らしていた家に今も住んでいる。

今の時間は7時32分でもう起きないといけない。
家から学校までは自転車で35分ほどで祖父母の家の近くから学校の近くにまでの間にバス停は存在しないため仕方なく自転車で行ってるが昨日自転車がパンクして今日は歩いていかないといけない。
因みに、学校まで歩くと50分はかかってしまう。

俺はベットから立ち上がり制服へ着替え台所へ向かい朝食（鮭の塩焼きと白米と味噌汁）を作り食べ終わると足早に家を出た。

「行ってきます」

この時の時刻は7時56分。
学校のＨＲは8時45だから急げばギリギリ間に合うだろう。

学校への道を急ぎ足で進んでいく。
30分ほど進むと赤信号に引っかかった。だが学校もあと15分もすればつきそうなので少しだけ余裕が持てる。
だがその余裕が次の瞬間に変わる。

反対側から5歳ほどの女の子が青信号を渡ろうとしているがそこに大型のトラックが突っ込もうとしていた。
大型トラックの運転手は居眠りをしていて女の子には気づいていない。

俺は咄嗟に走り出しトラックが当たる寸前の女の子を奥へ突き飛ばした。
そして今の俺は過去のことがブラッシュバックしたかのように蘇ってくる。
ああ、これが走馬灯ってやつか。
俺がなぜあの子を助けたのかはよく分からないがきっと助けたかったのだと思う。
俺は今まで身近な人を誰一人として救えなかった。
だから俺はこの女の子を救いたかったのかもしれない。

「よかった」

そう言い残し俺はトラックに轢かれ宙を舞いアスファルトの道路に頭から落ち俺の意識は闇へと消えていった。