女神様の告白を承諾したら異世界転移しました。

年中眠休

騎士道祭1日目

『選手入場』

アナウンスが流れる。
騎士道祭の始まりである。選手もと学園の生徒らが次々と開催場に正装と正装用の剣を携えて行進してくる。会場は円形ドームであり、天井もあり、総勢数百人の生徒らが入って来ても余裕がある。騎士道祭はこの国では一大イベントであり、今後は前線で期待される彼らを一目見ようと観客席満員状態になっている。勿論、生徒達もここで活躍すれば騎士団に目が止まり、大出世の可能性も多い秘めているのでやる気は充分であろう。数人を除いて。

「仁さん、既に居ないですし……」

小雪はしょぼくれていた。

「しょうが無いよ。コユキちゃん。ジンくんは風邪引いたんだから」
「なら、私も休んで隣にいるべきだと思います」
「でも、言われたんだね。俺の代わりに頑張ってくれって」
「はい。でも、風邪?とは思えないんです。本当は私を遠ざける為の作戦かもしれないですし」
「それは考え過ぎたよ。ユッキー」
「そうですね」

小雪は一人考えながらも、開会式に参加していた。

ーーー仁sideーーーー
ある高台にて

俺は単眼鏡で王都を見ていた。胸ポケットに入る程度に収納出来るために折り畳み式である。

俺は座って、全方位を眺める。王都の巨大な門からは人々が流れ込んでいる。

人がゴミのようだ。

というのはこの時のためにある思う。

「はぁ、本当に多いな全く」

俺は溜め息をつきながらも、マークを付けていった。

ーーー???sideーーーー
僕はある少女に目星を付けた。多分、彼女がスパイだと予想がつく。

今回、僕の仕事は王女を守る事でしかない。捕縛するのはアイツの役目だ。僕は開会式で学園長の話しを聞きながら、護衛を続けた。

ーーーー小雪sideーーーー
1つ目の競技は障害物競走です。
一度では流石にこの人数を全員で競走するのは無理なので、トラック1周のタイムを測ます。そこで上位100人が次の競技に参加する事が可能になります。

じーくんの分まで頑張ります!!





短くてすみません。そして、更新遅くなりました。




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