転生貴族のハーレムチート生活

ゼクト

爆弾解除

そして、セノヴァは現実世界に戻ってきた。

「おお、やっと戻ったか。ずいぶんと長かったが大丈夫なのか?」

「ええ、安心してください。悪魔は完璧に制御できています。」

(それで良いよ。悪魔3体と契約したなんて言ったら、何されるか分からないから、しばらくは隠しておいてね。僕たちのほうは首に付いたこの爆弾を処理しておくから。)

そう、セノヴァは一回一回精神世界に行かなくても、悪魔との会話ができるようになっていた。

「それで、どんな悪魔と契約したんだ?」

「ええ、上級悪魔でしたよ。さすがにそう簡単に最上級悪魔は出てきませんね。」

「そうだな。そう簡単にぽんぽん出されても困る。」

確かに、セノヴァは嘘はついていない。しかし、それが上級悪魔の中でも特殊な2体とか、原初の悪魔だということはいえなかった。

「それにしても上級悪魔か…」

「何か問題があるのですか?」

「いや、さすがに上級悪魔を持つ奴を男爵にしておく訳にはいかないからな。この国では、基本的に悪魔の強さでその、立場が決まる。そして、男爵以上の爵位を持つ貴族の中でも、結構な数が、通常悪魔なんだ。」

「そうなんですか?しかし、それでは市民と戦闘能力が変わらなくないですか?」

「そんなことは無い。俺の悪魔の能力の1つに、対象者がどれくらい悪魔をコントロールできているかを見ることができる能力があるのだが、それを使って、貴族にふさわしいのかを見ているのだ。」

「そうだったのですか。それにしても、能力の1つということは、他にもあるのですか?」

「ああ、最上級悪魔となれば能力も1つではない。しかし、上級悪魔も最上級悪魔ほどではないが、結構な数の能力があったはずだ。そのうち使えるようになるだろう。」

「わ、分かりました。がんばってマスターします。」

「よし、それで良い。そして、お前の悪魔のランクとコントロール率的に、大体伯爵前後かな。」

「一気に伯爵にしてもらえるのですか?」

「ああ、なんだかんだ言っても、この国の中で上級悪魔と契約している奴は少ないからな。」

「あ、ありがとうございます。」

「よし、もうじき朝が来る。そろそろ解散にするか。」

「そういえば、こんな時間なのに全然眠くありません。何故なんでしょうか?」

「安心しろ、こっから一気に眠気が来る。悪魔と契約をしたものは夜のほうが強くなるのだ。力的にも精神的にも。」

「そうだったのですね。それでは、失礼しました。」

そして、セノヴァはグリムの部屋から出て行った。

「よし、何とかばれなかったな。でも、観察系の悪魔って事はびっくりした。」

(いや、観察形の悪魔なんて無いよ。彼の悪魔の一個の能力だっていっていたし、多分戦闘のほうが多いと思う。)

(そうなの?じゃあ、何でばれなかったのかな?)

(そこは原初の悪魔がやってくれたよ。)

(本当?ありがとう。)

(いえ、主のためにはこれくらいのことはさせてもらいます。)

(え?しゃべれるの?)

(はい。しかし、人と会話するのが苦手でして、さっきは姿を変え、声を出さないでいました。直接会話しなければしゃべれます。)

(そ、そうなんだ。)

原初の悪魔の声は若い女性のような声だった。

(さぁさぁ、僕たちのほうはいつでも爆弾を解除できるんだけど、どうする?もうここで反乱を起こす?)

(いや、数日は待とう。)

(((了解)))

そして、セノヴァの脱走劇は数日後に行われる。

「転生貴族のハーレムチート生活」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く