不器用プラトニックラブ
1話 変わりのない日常 ー永ー
私達が出逢ったのは、まだ幼い、言葉を覚え始めた頃だった。
母曰く、昔からの知り合いで、よく会っていた羽瀬北汐璃さんがきっかけで、結生と出会った。
幼稚園児の頃は、結生がガキ大将だったから、面倒を見るのに苦労した記憶しかなかった。
小学生になって、落ち着いたと思ったら、モテ出したのだ。
狙ってる女子達が多く、告白現場によく遭遇した。
中学生になっても同じだった。
でも、結生は意外な部活に入部したことから、後輩から先輩達に注目を浴びていた。
そして現在-
高校生になっても変わらなかった。
私達は今2年生。
陽射しが強く、眩しい夏。
私は今、結生が忘れ物をしたらしく、部室に向かっているところだ。
(何で自分で行かないのよー!)
そう言いつつも、届けに行ってる自分が、何となく可笑しかった。
いつものように、音楽準備室の扉を思いっ切り開け、結生を叱った。
結生は適当に流し、練習を再開した。
「結生って本当に相変わらず人の話聞かないのね。
  信じらんない。」
昔から結生は、人の話を聞かないし、突っ走る性格だから、皆に迷惑をかけることが多い。
「そんなことないだろ?
  ちゃんと聞いてるって。」
溜め息が次々と吐き出る。
もうこの性格にうんざりだ。
皆はどこに惹かれたんだろ…?
未だにモテていることは謎だった。
母曰く、昔からの知り合いで、よく会っていた羽瀬北汐璃さんがきっかけで、結生と出会った。
幼稚園児の頃は、結生がガキ大将だったから、面倒を見るのに苦労した記憶しかなかった。
小学生になって、落ち着いたと思ったら、モテ出したのだ。
狙ってる女子達が多く、告白現場によく遭遇した。
中学生になっても同じだった。
でも、結生は意外な部活に入部したことから、後輩から先輩達に注目を浴びていた。
そして現在-
高校生になっても変わらなかった。
私達は今2年生。
陽射しが強く、眩しい夏。
私は今、結生が忘れ物をしたらしく、部室に向かっているところだ。
(何で自分で行かないのよー!)
そう言いつつも、届けに行ってる自分が、何となく可笑しかった。
いつものように、音楽準備室の扉を思いっ切り開け、結生を叱った。
結生は適当に流し、練習を再開した。
「結生って本当に相変わらず人の話聞かないのね。
  信じらんない。」
昔から結生は、人の話を聞かないし、突っ走る性格だから、皆に迷惑をかけることが多い。
「そんなことないだろ?
  ちゃんと聞いてるって。」
溜め息が次々と吐き出る。
もうこの性格にうんざりだ。
皆はどこに惹かれたんだろ…?
未だにモテていることは謎だった。
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