創造のスキルとともに異世界へ

エミヤ

邪神と邪神の配下

「雪〜の進軍、氷を踏んで〜、、、」

「おい、何ちゅう歌歌ってんだよ、、、」

「いやだってさ、積雪地帯を通るとは思わなかったんだもん。」

「意味がわかんねー、、、」

「ごめん。ただ歌いたかっただけ。」

「これが積雪地帯じゃなかったら何歌うつもりだったんだよ、、、、」

「When Johnny comes marching home again(ジョニーが再び行進しながら家に帰って来る時には)〜、、、」

「それ以上は歌わんでいい!」

「Hurrah! Hurrah!(フラー!フラー!)」

「おい!」

「ちっ、なんだ知ってやがったか、、、、」

「それくらい知ってるぞ!」

「結構マニアックなやつなんだけどな、、、」

「俺をバカにしすぎだ。」

「わりぃー。」

「はぁ、、、」

俺たちは今戦車にて進行している。

向かうは火山。

敵は火山の神殿にあり!

 という事で、今回乗る戦車をご紹介しよう!

雪下の進軍はやはりこれ!

T–34!

全長
8.15 m
車体長
6.10 m
全幅
3.00 m
全高
2.72 m
重量
32 t
懸架方式
クリスティー方式
速度
55 km/h(整地)
30 km/h(不整地)
行動距離
360 km
主砲
51.6口径85mm戦車砲 D-5T
54.6口径85mm戦車砲 S-53またはZiS-S-53(56発)
副武装
7.62 mm DT機銃×2(1890発)
装甲
砲塔前面90 mm(曲面)
側面75 mm 傾斜20°
後面52 mm 傾斜10°
車体前面45 mm 傾斜60°
側面45 mm 傾斜50°
後面45 mm 傾斜47°
上面20 mm
エンジン
4ストロークV型12気筒水冷ディーゼル
500 馬力
乗員
5人

本参照。

生産力の高いソ連はこの戦車を作った。

ドイツ、アメリカと戦っていたため、高い性能の戦車を必要とした。

アメリカと違って量産はできなかったがそのかわり種類を多くした。

高い性能の例は知っている人は多いと思われるKV–2又の名をギガント。

この戦車はバランスが悪いかわりに威力は異常である。

そのほかにもISシリーズがあるが、深く話すのも悪いだろう。

んで、俺はT−34を選んだ。

T –34はいくつかある、が、これもまた長くなるからやめよう。

「そういえばどっかのアニメで使われてたな、この戦車、、、、」

名前は忘れたけど、戦車関連のアニメだったことは覚えている。

「ま、どうでも良いか、、、」

取りあえず今は作戦でも考えようかな、、、亮に怒られちゃうから。

そのあと俺は亮とおしゃべりしかしませんでした、、、、、え?作戦?考えてないよっ!







「これが例の火山?」

いや、目的地だからそうなんだけど、どうしても聞いてみたくなったのさ、、、

「はい、そうです。」

柊木が答えてくれる。

「おう、そうか、、、にしても、、、、、でかっ!」

めっちゃでかいんですけど!富士山超えてるよ多分!神殿って言ったから大きいだろうなーとは思ったけどここまでとは想像してなかったよ!?

「この火山の中に神殿があるんで良いんだよな、、、んで、入り口は?」

「はい、この場所から裏へ回り込み、数百メートル登った場所に巨大な穴があります。そこが入り口です。」

「へー、意外とわかりやすいんだな。入り口。」

「ええ、僕もそう思いました。わざとやっているのでしょうか、、、」

「わざとかどうかは知らんけど一応警戒はしておいたほうがいいな。」

「はい!」

「さてと、、、入り口は一つかな?」

「はい。見る限りは。」

「了解。なら入りはここしかないとして、戦車は無理だな。隊列組んでいくのも危ないからここはいっちょスキルで偵察寄こそうかな。」

「良い考えですね、これなら危険はありませんね!」

ステファン元気だなー、、、ピクニックに来ているわけじゃないんだぞ?分かってんのかな、、、

「んじゃ、偵察隊を呼んで中を調べさせたら行くか、、、」

「もし問題とかがなければ明日に行動しても良いんじゃないか?」

「ナイスです亮さん!良い考えですね!」

愛葉も元気がいいね!ここは一応敵地だよ!バレたらやばいかもよ!

その後俺はスキルで偵察隊を召喚し、火山の中を調べさせるように命令した。

かなりでかい火山だから偵察には時間がかかるだろう。

このまま待っていてもしょうがないから準備だけはしようかな。

「亮、愛葉、ここら一帯、、、約50メールの範囲で防御壁と警戒線を張ってくれ。」

「了解。二重結界で十分だな?」

「ああ、それでいい。」

「私の結界も二重にしますねー。」

「おう。」

「警戒線は魔力探知と、熱源探知にしておくぞ?」

「お、分かってるねー。じゃ、宜しく頼む。」

「おう。」

さて、あとは偵察隊が帰ってくるのを待つだけだ。










「火山の中だから通信は届かないから待つけど、、、一体帰ってくるのはいつになるのやら、、、、」

俺の質問に対して亮は、、、

「雄一が呼んだ偵察部隊によるな、別れて偵察をすれば早くなるし、警戒して固まりながら行くと遅くなる。」

と帰ってきた。

当たり前の回答で、俺も他のみんなも予想してたことだが、、、もっと面白い解答してほしかったな、、、俗に言う珍解答。

「あ、そういえばめっちゃ柊木たちに聞きたかったことがあったんだった。」

「何ですか?」

「お前ら、こっちでどれくらいの時を過ごしたんだ?」

「「ああ、それは聞いてみたかった。」」

愛葉と亮が思い出したかのようにそう言った。

、、、ハモるの好きすぎだろ、、、

ってか聞いてみたかったんだ、、、

「はい、そちらではどれくらい経ったのかわかりませんが、こちらでは3年経ちました。」

「3年、、、、か。」

道理でフィルがあんなに大人っぽくなったのか、、、、理解理解。

「ってか俺お前らの年齢知らないんだけど。」

「そうなんですか?」

何で知らないのって言う感じの目で見てくるけど、、、ステファン。

「別に知っても知らなくても良かったからな。」

「確かにそうですね、、、」

おいステファン、ちょっとしょぼんとしれるけどそんなに気にすることか?

「俺の今の年齢は19歳です!」

一番最初に年を教えてくれたのはリクだった。

その次にカクト、柊木、ルーク、ステファンと年齢を教えてくれた。

柊は今18歳。

ルークは17歳。

ステファンは18歳。

こんな感じだ。

みんな俺より年上になっとるやんけ、、、

ちなみに俺と愛葉亮は皆16歳。

「うわー、、、みんな年上だったんですねぇー、、、、」

愛葉が意外とばかりにそう言った。

亮も意外だと言う顔をしているけど、そんなに意外か?年齢にあった顔をしていると思うけどな、、、

「、、、、ん?」

なんだ?ステファンたちが俺を見てるけど、、、あ、ああ。

「俺の年齢は16歳だぞ。」

「雄一さんは16歳ですか!じゃあ私がお姉さんになったわけですね!」

「ん??まあ、そうなるな。」

「やった!」

「??」

何でそんなに嬉しそうなんだ?ステファン。

俺が訳がわからず困っていると隣に柊木が来てなぜステファンが喜んでいるのか教えてくれた。

「この世界は結婚をする時年が上の人が優位なんです、、、」

「というと?」

「結婚相手の自由を決められるってことです。」

「何だその変な制度、、、」

「ですが結婚さえしなければそれは無効になりますのでご安心を、、、」

「お?おう、、、」

なんかよくわからないからスルーでいいや。













偵察隊が帰ってきたのは次の日の朝。

誰1人として欠けることなく帰ってきたので安心した。

が、しかし、、、

「14階層全てにボスがいない?」

偵察隊は簡単に邪神のいる最下層まで行けたそうだ。

ちなみに14階層と言っているが、邪神本体の部屋は15階層だ。

「柊木、どうなっているんだ?」

「わかりません、、、」

「亮、罠の警戒を宜しく頼む。」

「わかった。」

「愛葉、全員に防御系の魔法をかけてくれ。俺と亮は要らない。」

「わっかりましたー!」

「皆、これから邪神の神殿に入るが罠である危険性が高い。各自警戒しておいてくれ。」

「「「はい!」」」



邪神の神殿15階層にて、、、

「本当に何もいなかったか、、、」

入り口から約10メートル進んだあたりに階段があり、それを下ると広場のようなものがあり、左右に柱が立った道が奥の階段へとつながっている。

いろんなアニメや漫画で出てくる玉座の間のようなものをイメージしてくれればわかりやすい。

そしてその先の階段を降りると、次は洞窟のような景色が広がっていた。

所々に光る水晶があり、かなり明るい。

ある程度進むと、広場に出る。

入ってきた場所と反対側の方向、こちらから見て真正面に下につながる階段がある。

その下は森林のような場所、さらにその下は溶岩、その下は氷河、その下は砂漠、その下はジャングルのようなものが広がり、その下は遺跡のようなものが広がっていて、それが10階層まであった。

ダンジョンのようなものだったんだろう。

さらにその下、11階層目は草原だった。

12階層目は祭壇のようなもの。

13階層目は夜空が広がる世界だった。

14階層目はただただ広い空間があるだけだった。

そして今、邪神の神殿最下層、15階層の門の前にいる。

「俺の予想が当たっていれば各階層のボスを全て相手にすると思う。」

「邪神もバカではないということか、、、」

亮も同じ考えだったようだ。

「さてと、、、行きますかな!」

「「「了解!!」」」

全員の戦闘準備完了を確認した俺は門を開ける。

「、、、ひろっ、、、、、」

the、玉座の間って感じがするけど、縦、横の幅と、高さが異常。

小さい城なら入るんじゃね?松前城とか?って感じ。

んで、、、、

「あれが邪神か、、、」

玉座に座る男。

俺と同年代だろうか?

そしてその横に列を成して立っている者達、いや、人間は1人もいない。

「各階層のボスがあいつらか、、、」

1番手前がフルプレートの巨大な騎士。

3メートルはあるだろう。

青と黒の鎧で右手には巨大なハルバードを、左手には大楯を持っている。

そしてその次、巨大なナメクジの様な生き物。

皮膚は薄紫色で、目は紫。

はっきりわかるその口には数え切れないほどの歯が生えている様に見える。

その次は岩の塊を全身に纏った巨大で真っ赤なゴーレム。

全て岩で出来たハンマーを持っている。

その次は全身氷で出来た4メートルの龍。

その次は5メートルくらいあるであろう蜘蛛。

その次は真っ黒な蛇だ。

ティタノボアと同じくらいでかい、ってかそれよりでかいと思う。

とぐろ巻いてるからよくわからん。

そしてその次、ゲームでお馴染みゴーレムさんです。

大きさは他と大差ない。

その次、うん。

ただ馬鹿でかい馬。

そして黒い、7メートルくらいの。

俺はそう見える。

その次、、、

エルダーリッチのような魔法使いがいる。

アンデットなのははっきりわかるが、ただこれもでかい。

そしてその次、黒く、白い模様が入った4メートルのくらいの鳥だ。

首は2つあり、足は4本、翼は4枚。

んで次、、、は、、、あれ?

ふつうに居なくない?

14階層は何も居な、、、、、っ!!

邪神の座っている後ろ、壁かと思われたそれは巨大なドラゴン。

黒龍だ。

黒い鱗に黄色く光る眼、間違いなくこいつが1番強い。

「全部相手にするのはきついかもな、、、」

ステータスを見なくてもわかる、レベル1万は超えている。




「さて、、、やりますか、、、!」

こうして邪神討伐が始まった。























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