女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

209話 観覧車…カップル…うっ頭が




園員「どうぞお乗り下さーい」

奈緒「ほら先輩、乗るのですよ!」

大和「はいはい。ったく、元気だなお前は・・・。」

俺と奈緒は観覧車に乗り込んだ。この観覧車は大きい上に、普通の観覧車より遅く、一周で3分以上かかるらしい。カップルに人気なのもうなずける。

奈緒「この観覧車、1度乗ってみたかったのです!」

大和「へぇ、乗ったことないのか?」

奈緒「一緒に乗る人なんかいないのですよ。親となんか乗りたくないのです。」

大和「お、おう。そうか・・・。」

ちなみに俺は、まだ小さい頃に乗ったことがある。6人まで乗れるのに、俺と姉ちゃん、鈴の3人と親2人とで分けて乗った。今思えばイチャコラしていたのだろう。

奈緒「大和先輩?」

大和「ん、あぁごめん。ちょっと考え事してた。」

奈緒「もう・・・折角の2人きりなのに。」

大和「ごめんって。」

奈緒「・・・特別に許してあげるのです。その代わりと言ってはなんですが、大和先輩、隣に座っても?」

大和「あぁ、別にいいぞ。」

奈緒「それじゃあ、失礼するのです。」

奈緒は向かい合った形から移動し、俺の隣に来た。・・・そして。

奈緒「大和先輩・・・。」コツ

大和「な、奈緒?」

俺の肩に、頭を乗っけてきた。

初めてされる仕草に、俺は戸惑とまどいをかくせなかった。

奈緒「・・・本当は、ずっとこうして、隣に居たいのです。」

大和「奈緒・・・。」

奈緒「分かってるのです。大和先輩の周りには、いっぱい可愛い女の子がいますから。・・・でも、それでも。」

奈緒は、俺の肩に頭を乗せながら、こっちを見て言った。

奈緒「私は、ずっとこうして、大和先輩の近くにいたいのです。大和先輩を、感じていたいのです・・・。」

大和「・・・。」

奈緒「ワガママなのは重々承知じゅうじゅうしょうちしているのです。でも、諦めたくないのです。大和先輩が、好きだから。」

大和「・・・小っ恥ずかしいことを、簡単に言ってくれるな。」

奈緒「簡単なんかじゃないのです。これでも、今すぐにぶつけたい気持ちを抑えて、言葉を選んでいるのですよ?」

大和「ちなみに、言葉を選ばないとどうなる?」

奈緒「それはもう、とても生々しいものになるのですよ。」

大和「・・・言わなくていいぞ。」

奈緒「○○○○・・・とか・・・なのです///////」

大和「言わなくていいと言ったろうが!」

奈緒「言わないと伝わらないことだってあるのです!」

大和「今のは言わなくても、何となく分かってたわ!」

奈緒「あーあー!何も聞こえないのですー!」

大和「こいつ・・・。」

シリアスな場面が台無しだよ、ちくしょう。・・・あれ?でもこれ、俺が持ち出したことだから・・・俺のせい?

・・・聞かなきゃよかった。そう後悔して、奈緒の本当の気持ちが聞けたと、嬉しく思った。

ちなみに、降りるちょっと前にキスされたのはカットだ。

奈緒「なんで!?なんでカットなのですか!?」

大和「メタいから入ってくんな、俺の心の中に。俺も大概だけどさ。」



奈緒「今日はありがとございましたのです!とっても楽しかったのです!」

大和「俺もだ。ジェットコースター祭りの時は死にかけたけど・・・まぁ、あれも面白かったよ。ありがとな。」

奈緒「ふふ、どういたしましてなのです!それじゃあまた!夏休み明けに!」

大和「あぁ、またな。」

・・・はぁ。こうやってデートを重ねるのはいいが・・・ドンドン選ぶのが難しくなってる気がする。まぁ、どうにかしますか・・・。

そう思いながら、家への帰り道を歩く俺なのであった。


コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆


・てぃーあさん
「ある意味このカップルいいかんけいになりそ」

→奈緒「やっぱりそう思うのですか?このカップルは、最強なのです!」

大和「付き合ってないからね?カップルじゃないからね?」

奈緒「小さいことは、気にしたら負けなのです!」


大和「小さくないと思うんだが・・・。」


・ミラル ムカデさん
「全員捨て難いんだよねw
この作品見逃すなんて出版社何してんのかね??」

→大和「選ばなきゃだけど、選べねぇんだよな・・・。こうやってデートしてるけど、さらに選びにくくなってんだよなぁ・・・。」

えっと、実は新人大賞に応募しようと思って、別のサイトでおんハレ書いたのですが、まさかの完結作品のみっていう・・・。今、未完でもいいとこに応募してるので、それ待ちですかね。


・颯★改さん
「おぉう、奈緒ちゃんロマンチック~」

→奈緒「私はロマンチストですから!」エッヘン!

大和「そう・・・(無関心)」

奈緒「反応薄っ!?大和先輩、ロマンチストはお嫌いなのですか!?」

大和「嫌いというか・・・何とも思ってないかな。」

奈緒「自分はシリアス狂なくせに?」

大和「何それ今初めて聞いたんだけど」


・澪燈さん
「あれだな、みんなが魅力的すぎるのがいけないな、うん
あと凄いメタいことだけど
ラストってもう決まってるんかね笑」

→大和「ほんそれ。皆可愛いし、いい人だし・・・。」

ラストは決まっていますが、バレないように、とりあえずデート編で皆の魅力を語って、フワフワとさせようかなー、と。


コメント

  • てぃーあ

    まぁ、色々悩むと思いますけど頑張れ女性軍

    4
  • 颯★改

    大和はゼウスと結ばれるのさ

    1
  • 澪燈

    アニメ好き不登校さんほんとそれ笑
    でも誰か一人選んだとしても
    Ifストーリーとかいって全員分書きそうよね
    よね?書いてくれますよね?笑
    とりま大和くんは一生振り回されなさい
    面白いから

    1
  • ミラル ムカデ

    なんだかシリアスにこの作品は似合わないと思うwww

    1
  • アニメ好き不登校

    ラストなんか無くていいからずっと大和を振り回してw

    1
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